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2006年09月09日(土)| 言語>意味 
ソシュール言語学には個別概念が存在している?

前稿「個別概念が介在する<表現⇒受容>過程」(2006/09/08)を書きながら私は『一般言語学講義』のあの有名な箇所(第II編第4章§1)を思い浮かべていた。ソシュールの後継者たちは、その部分を引用して「人間は『言語』によって世界を切り取って、世界を認識している」という。それゆえ、「言語」を異にするそれぞれの社会では、世界に対する認識すなわち解釈は異なるという風に論理を展開する。

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2006年09月29日(金)| 言語>意味 
意味・意義・価値(1)――ソシュール的な「語の意義」と「語の価値」

 意味・意義・価値(1)~(3)をまとめて読む。

秀さんが「「意義」と「価値」--語の意味」(2006年09月29日)というエントリーでソシュールのいう語の「意義」と「価値」について書いている。

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2006年09月30日(土)| 言語>意味 
貨幣の使用価値

本筋ではないが、秀さんが 「意義」と「価値」--語の意味 (2006年09月29日) の中で「貨幣そのものに使用価値がな」いと書いておられたので、前稿<意味・意義・価値(1)――ソシュール的な「語の意義」と「語の価値」>において私は注記の形で「貨幣はいつでもどこでも他の商品と交換できるという使用価値をもった商品である」と指摘した。その注記に関して秀さんからコメントを戴いた。コメントには後でお応えすることにして、まずは貨幣の使用価値について私の見解を少々詳しく述べる。

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2006年10月01日(日)| 言語>意味 
意味・意義・価値(2)――表現・受容過程と販売・購買過程とのアナロジー

 意味・意義・価値(1)~(3)をまとめて読む。

〔注記〕タイトルおよび以下の文中において「受容」とあるのは、表現されたものを受け取ってその内容や意味を理解することを表わしている。「解釈」とか「鑑賞」という言葉もあるが意味が限定的なので、それらをも含む広い意味の言葉として「受容」を用いている。したがって「受容者」には「解釈者」「鑑賞者」の意味も含まれている。

前稿「貨幣の使用価値」でマルクスの引用をしているときに、川島正平さんの『言語過程説の研究』第四章の注で初めて目にした三浦つとむの論考のことを思い出した。それは『唯物弁証法の成立と歪曲』に収められた同題の論考である(同書は後に手に入れた)。その中で三浦つとむは、マルクスが『経済学批判』や『資本論』で描いた W―G―W すなわち商品の<販売⇒購買>過程がもつ論理構造を取り上げ、それとの論理的類似(アナロジー)という観点から E―A―E すなわち言語の<表現⇒受容>過程〈認識→表現→認識〉がもつ論理構造について述べている(差異についても触れている)。少し長くなるがその部分を以下に引用する。なお、論考を理解するためには「統一」概念と「同一性」概念との差異と連関も重要なので一つ前の段落から引用を始める。

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2006年10月05日(木)| 言語>意味 
意味・意義・価値(3)――ソシュールの「価値」

 意味・意義・価値(1)~(3)をまとめて読む。

ソシュールのいう「価値 valeur」のことを考えていた。というより『一般言語学講義』第II編「共時言語学」第3章「同一性、実在、価値」と第4章「言語価値」を読み返しているのであるが…。もともと私の頭は抽象的な思考向きにはできていないので、ある概念のことを理解するためにはその概念を抽出してきた現実の個別的な存在や現象(私の意識内における存在・現象も現実であり、したがって私が想像のうちに作り出した心像もまた意識内における現実である――とはいえそれらも何らかの形で私の意識外の存在・現象あるいはそれらとの関係を反映している)を自分なりに把握することが必要なのである。つまり、何らかの形で現実とのつながりをもたないものを私は表象することができないし、概念を形成することができない。そして概念を私自ら私の意識内に形成することなしにその概念を理解することは私にはできない。したがって、私にとって何ごとかを分かること・理解することはそれを自ら概念化し把握することである。

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2006年11月22日(水)| 言語>言語本質論 
ソシュール「言語学」とは何か(4)

前稿では「読む気はほとんど失せてしまっている」と書いた『ソシュール講義録』だが、気を取り直して前の方を読み返しつつ少しずつ読み進めている。

前稿に書いたように、ソシュールは「言語」(langue)を実践しつつ「言語」の性格を観察し分析している。ソシュールの目的は「言語」の内部に成立する単位の発見である。

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2006年11月23日(木)| 言語>言語本質論 
ソシュール「言語学」とは何か(5)

さて、「そこにあるのは、思考-音が言語学の究極的単位としての諸区分を含んでいるという、どこか神秘的なこの事実である(『ソシュール講義録注解』(p.59))として「言語」における単位の発生を説明してしまえば、ソシュールにとっては単位の発生はもう解決済みの問題となる。しかも、ソシュールにとってその現象はあくまでも「言語」内部における現象である。こうして「言語」は絶えず言語単位を生成し、しかもそれは体系内部で単位相互の関係を更新しつつ質・価値はそのときその場限りで消滅していく。とすれば、言語単位は何か定まったものではない。言語規範の媒介といった上から規定してくるようなものもソシュールの「言語」には存在していない。

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2006年11月24日(金)| 言語>言語本質論 
ソシュール「言語学」とは何か(6)

『ソシュール講義録注解』の 76~100ページは印欧語の知識がない私には理解するのがむずかしい。その上チェスのように単位(駒)がはじめからはっきりしているものを、その都度単位が発生するとソシュール自身がいっている「言語」の比喩として用いること自体が不適切である。それにソシュールの印欧語の蘊蓄は私にはどうでもいい。というわけで、そのあたりはざっと読み流してその先に進む。

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2006年11月28日(火)| 言語>言語本質論 
ソシュール「言語学」とは何か(7)

前稿に引用した『一般言語学講義』(小林英夫訳) の「音的資料へと組織された思想としての言語」の冒頭部については、それに相当する部分が「一般言語学第三回講義」の中にある(後述するように両者は必ずしも内容が一致しない)。また、冒頭部に続く「思想と向かい合っての言語独特の役割は,…」以下については、相当部分が「一般言語学第二回講義」中にある(この両者にも微妙な差異がある――前稿を参照)。

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2006年12月15日(金)| 言語>言語本質論 
ソシュール「言語学」とは何か(8)――まとめ

いわゆる「ソシュール言語学」が一般に知られるようになったのは、F. Saussure “Cours de linguistic générale” (Ch. Bally(バイイ), Alb. Sechehaye(セシュエ) 編 1916) によるものだろう。日本における「ソシュール言語学」の流布は小林英夫の訳書に多くを負っていると思われる。なお、小林による “Cours de linguistic générale” の翻訳は三回にわたっている (『言語学原論』岡書院 1928年、『言語学原論 改訳新版』岩波書店 1940年、『一般言語学講義』岩波書店 1972年) 。

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2006年12月23日(土)| 言語>意味 
ソシュール「言語学」とは何か(9)――〔補足〕言語と内言、言語の意味

 ソシュール「言語学」とは何か(1)~(9)をまとめて読む。

 関連:ソシュールの「言語」(1)~(4)をまとめて読む。

「連辞関係」から「価値」が生まれるというソシュールの主張がどういうものであるかがある程度はっきりしたので(ソシュールの「言語」――「言語単位」と「価値」)、以前書いたソシュール用語の再規定(4)――思考・内言(2006/10/23)という記事への補足として言語と内言との関係、そして言語の意味について簡単に書いておく。

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言語関連の用語について

 表現された言語(本来の意味の言語)を単に言葉あるいは言語、ことば…のように表記しています。ソシュール的な意味の言語(言語規範ないし思考言語)はカッコつきで「言語」あるいは「言語langue」・「ラング」・「ことば」等と表記しています。(背景色つきで「言語」のように表記している場合もあります)

 一般的な意味の概念を単に概念と表記し、ソシュール的な意味の概念(語の意義としての概念、いわゆるシニフィエ・語概念)はカッコつきで「概念」と表記します。(2006年9月9日以降)

 また、ある時期からは存在形態の違いに応じて現実形態表象形態概念形態のように用語の背景色を変えて区別しています(この文章では〈知覚形態〉も〈表象形態〉に含めています)。

 ソシュールの規定した用語を再規定し、次のような日本語に置き換えて表記します。詳細は「ソシュール用語の再規定(1)」を参照。

【規範レベルにおける再規定】

・シニフィアン  → 語韻     (ある語音から抽出された音韻)

・シニフィエ   → 語概念(語義) (ある語によって表わされるべき概念)

・シーニュ・記号 → 語規範(語観念)(ある語についての規範認識)

・記号の体系   → 語彙規範   (語すべてについての規範認識)

・言語      → 言語規範   (言語表現に関するすべての規範認識)

語概念・語韻は 語概念⇔語韻語韻⇔語概念)という連合した形で語規範として認識されています。語規範はこのように2つの概念的認識が連合した規範認識です。ソシュールは「言語langue」を「諸記号」相互の規定関係と考えてこれを「記号の体系」あるいは「連合関係」と呼びますが、「記号の体系・連合関係」の実体は語彙規範であり、言語規範を構成している一つの規範認識です。規範認識は概念化された認識つまり〈概念形態〉の認識なのです。

なお、構造言語学・構造主義では「連合関係」は「範列関係(範例関係)」(「パラディグム」)といいかえられその意義も拡張されています。

 語・内語・言語・内言(内言語・思考言語) について、語規範および言語規範に媒介される連合を、三浦つとむの主張する関係意味論の立場からつぎのように規定・定義しています。詳細は『「内語」「内言・思考言語」の再規定』を参照。(2006年10月23日以降)

  : 語規範に媒介された 語音個別概念 という連合を背後にもった表現。

内語 : 語規範に媒介された 語音像⇔個別概念 という連合を背後にもった認識。

言語 : 言語規範に媒介された 言語音(語音の連鎖)⇔個別概念の相互連関 という連合を背後にもった表現。

内言 : 言語規範に媒介された 言語音像(語音像の連鎖)⇔個別概念の相互連関 という連合を背後にもった認識・思考過程。

内語内言は〈表象形態〉の認識です。

なお、上のように規定した 内言(内言語・内的言語・思考言語)、 内語とソシュール派のいうそれらとを区別するために、ソシュール派のそれらは「内言」(「内言語」・「内的言語」・「思考言語」)、「内語」のようにカッコつきで表記します。

また、ソシュールは「内言」つまり表現を前提としない思考過程における内言および内言が行われる領域をも「言語langue」と呼んでいるので、これも必要に応じてカッコつきで「内言」・「内言語」・「内的言語」・「思考言語」のように表記します(これらはすべて内言と規定されます)。さらに、ソシュールは「内語の連鎖」(「分節」された「内言」)を「言連鎖」あるいは「連辞」と呼んでいますが、まぎらわしいので「連辞」に統一します(「連辞」も内言です)。この観点から見た「言語langue」は「連辞関係」と呼ばれます。ソシュールは「内語」あるいは「言語単位」の意味はこの「連辞関係」によって生まれると考え、その意味を「価値」と呼びます。構造言語学では「言(話し言葉)」や「書(書き言葉)」における語の連鎖をも「連辞」と呼び、「連辞関係」を「シンタグム」と呼んでいます。詳細は「ソシュールの「言語」(1)~(4)」「ソシュール用語の再規定(1)~(4)」「ソシュール「言語学」とは何か(1)~(8)」を参照。

 さらに、ソシュールは内言における 語音像⇔個別概念 という形態の連合も「シーニュ・記号」と呼んでいるので、このレベルでの「シニフィアン」・「シニフィエ」についてもきちんと再規定する必要があります。

【内言レベルにおける再規定】

・シニフィアン  → 語音像(個別概念と語規範に媒介されて形成される語音の表象)

・シニフィエ   → 個別概念(知覚や再現表象から形成され、語規範の媒介によって語音像と連合した個別概念)

・シーニュ・記号 → 内語

・言語      → 内言

ソシュールがともに「シーニュ・記号」と呼んでいる2種類の連合 語韻⇔語概念語規範)と 語音像⇔個別概念内語)とは形態が異なっていますのできちんと区別して扱う必要があります。

 また、実際に表現された言語レベルにおいても、語音個別概念 という形態の連合が「シーニュ・記号」と呼ばれることもありますので、このレベルでの「シニフィアン」・「シニフィエ」についてもきちんと再規定する必要があります。

【言語(形象)レベルにおける再規定】

・シニフィアン  → 語音個別概念語規範に媒介されて実際に表現された語の音声。文字言語では文字の形象

・シニフィエ   → 表現された語の意味。個別概念を介して間接的にと結びついている(この個別概念語規範の媒介によってと連合している)

・シーニュ・記号 → (表現されたもの)

・言語      → 言語(表現されたもの)

 語音言語音語音像言語音像語韻についての詳細は「言語音・言語音像・音韻についての覚書」を、内言内語については「ソシュール用語の再規定(4)――思考・内言」を参照して下さい。また、書き言葉や点字・手話についても言語規範が存在し、それらについても各レベルにおける考察が必要ですが、ここでは触れることができません。

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プロフィール

シカゴ・ブルース

シカゴ・ブルース (ID:okrchicagob)

1948年生れ(68歳♂)。国語と理科が好き。ことばについては子供のころからずっと関心を抱いていました。20代半ばに三浦つとむの書に出会って以来言語過程説の立場からことばについて考え続けています。現在は39年間続けた自営(学習塾)の仕事を辞め個人的に依頼されたことだけをこなす日々です。

コメント等では略称の シカゴ を使うこともあります。

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意識と言語(こころとことば)

われわれは人間が『意識』をももっていることをみいだす。しかし『精神』は物質に『つかれて』いるという呪いをもともとおわされており、このばあいに物質は言語の形であらわれる。言語は意識とおなじようにふるい――言語は実践的な意識、他の人間にとっても存在し、したがってまた私自身にとってもはじめて存在する現実的な意識である。そして言語は意識とおなじように他の人間との交通の欲望、その必要からはじめて発生する。したがって意識ははじめからすでにひとつの社会的な産物であり、そして一般に人間が存在するかぎりそうであるほかはない。(マルクス・エンゲルス『ドイツ・イデオロギー』古在由重訳・岩波文庫)


ことばは、人間が心で思っていることをほかの人間に伝えるために使われています。ですから人間の心のありかたについて理解するならばことばのこともわかってきますし、またことばのありかたを理解するときにその場合の人間の心のこまかい動きもわかってきます。
このように、人間の心についての研究とことばについての研究とは密接な関係を持っていて、二つの研究はたがいに助け合いながらすすんでいくことになります。一方なしに他方だけが発展できるわけではありません。
…こうして考えていくと、これまでは神秘的にさえ思われたことばのありかたもまったく合理的だということがおわかりになるでしょう。(三浦つとむ『こころとことば』季節社他)


参考 『認識と言語の理論 I』を読む 1(1)――認識論と言語学三浦つとむ『認識と言語の理論 I』

子どもたちに向けた言葉

ふしぎだと思うこと
  これが科学の芽です
よく観察してたしかめ
そして考えること
  これが科学の茎です
そうして最後になぞがとける
  これが科学の花です
        朝永振一郎

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