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プロフィール

Author:シカゴ・ブルース

1948年生れ。理科が好き。ことばについては子供のころからずっと関心を抱きつづけています。

〔08/01/08追記〕シカゴ・ブルースというハンドルネームは長いので、以後コメント等では単に シカゴ という略称を使います。

メイリオ(4)――メイリオ系フォントについて(2)

 メイリオ(1)〜(8)をまとめて読む。

メイリオ系フォントについて(1)(11/27)で、メイリオの文字の上下にある空隙(特に下部)が他のフォントに比べて大きいということについて書きました。そして、MeiryoKe_Gothic 系もこの空隙が他の通常のフォントよりもやや大きいということも。さらに、字詰めについても触れました。

それで、一段落程度の長さの文章を実際に表示してみて各フォントの間にどの程度の違いがあるか調べてみました。ひとまとまりの文章の形にして各種フォントを比較したことはこれまでなかったのですが、よく見るとそれぞれが微妙に異っています。それに TBPゴシック よりも TBゴシック の方が字詰めの割合が大きかったのは意外でした。下は〔line-height:120%; font-size:11pt〕という条件で表示した場合の各フォントの比較画像です(二画面を合成)。なおブラウザは Firefox を使用。IE(Internet Explorer)だと空隙がもっと大きくなります(メイリオは特に大きい)。

各種フォントの表示比較

バックグラウンド・カラー(以下「背景色」と表記)指定した文字列の部分に注目すると、メイリオは上下の行の背景色が融合してしまっています。しかも、背景色が指定されていない文字の上部に上の行の背景色がかぶさっています。もし上の行に "y","g" などの文字があれば下の行の背景色が上の行の文字の下部にかぶさるということも起こるでしょう。また、line-height を 110%以下にしてみると分かるのですが、行間が不十分だと下の行の背景色のために上の行(背景色のかかっている文字列部分のみ)下部が隠されてそれらの文字の下側の一部が欠けてしまいます。

また、line-height が 120%以下では MeiryoKe_Gothic, MeiryoKe_PGothic も背景色部分の分離が不完全になります(130%以上にすれば完全に分離します)。しかしメイリオは line-height を 165%以上にしないと完全に分離させることができません。

〔注記〕 メイリオのディセンダ・アセンダを MeiryoKe_Gothic と同じにしたメイリオ改を作る方法についての記事「メイリオ(6)――メイリオのディセンダを変える」を書きました。(2007/02/28)

〔注記2〕 「メイリオ(6)――メイリオのディセンダを変える」よりも簡潔な手順でメイリオ改を作る方法について「メイリオ(7)――メイリオのディセンダを変える(改)」を書きました。(2007/12/26)

つぎに横方向の文字間隔を見てみましょう。上の表示例のうち MeiryoKe_Gothic, MiryoKe_Console, MS ゴシック, EPSON 丸ゴシック体M, TBゴシック が等幅フォント系で、英数字(1バイト文字)の横幅が漢字・仮名(2バイト文字)のちょうど半分になっています。そのため、メイリオや MeiryoKe_PGothic, MS Pゴシック, TBゴシック などのプロポーショナル・フォント系の英数字よりも幅が狭くてやせ細った感じがします。反対にプロポーショナル系の英数字の方が丸みがあってゆったりとしています。いずれにせよ各フォントの字詰めはそれぞれ個性がありますが、MeiryoKe_Gothic, MiryoKe_Console, EPSON 丸ゴシック体M は MS ゴシック の字詰め間隔に一致するように作られていることが分かります。

かつて MS-DOS には、等幅フォントしかなかったので、日本語ワープロやエディタでは 2バイトの文字コードで表わされる漢字・仮名等の文字を全角文字、1バイトの文字コードで表わされる英数字や記号を半角文字と呼んでいました(NEC の PC-9801 や PC-9821 には 2バイトの半角仮名なんていうのもありましたね――実は PC-9821Ra のワープロ「松」で私は今でもこの 2バイトの半角仮名を使っています)。現在私が愛用している MIFES というエディタや WinFD というファイラーではいまだに等幅のフォントしか使えません。しかし、日本の書籍は漢字・仮名に対して英数字はその幅が半分というのが基本ですので、行末や行頭の禁則処理さえきちんとできれば等幅フォントで表示するのが一番読みやすい、と私は思っています。現実はブラウザの行末・行頭処理が無茶苦茶ですので等幅でも行末が揃わないことが多くて、みっともない表示になってしまいます。

なお、このブログ『ことば・その周辺』の記事本文は〔font-size:100%; line-height:160%〕になっています。ブラウザのフォントサイズ設定がデフォルトのままなら、12pt のサイズで表示されていると思います。一般的なブログよりも大きめになっています。私自身、老眼のゆえに疲れてくると小さな文字では読みとるのがつらいのでこのように大きくしています。といいながら、Firefox のオプションで 15px を指定しているので、普段は 11pt のサイズで読んでいるわけです(でも、MS ゴシックだと 11pt では辛いかもしれません)。もし、文字が大きすぎるようでしたら、ブラウザで適切な大きさにしてご覧下さい。(IE や Firefox は Ctrl+ホイール で簡単に文字の大きさが変えられますね。他のブラウザのことは分かりませんが…)。

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実用・遊び>コンピュータ | Trackback (2) | Comment (2) | PageTop↑ [編集] #103
コメント
2006/12/21 木 00:52:10 | URL | まいう〜 [編集]
お久しぶりです。
すみません大変遅くなりましたがトラックバックを送らせていただきました。
Firefoxは2.0になってCtrl+ホイールが使えなくなったようで、残念ですなぁ。
2008/06/29 日 17:43:29 | URL | norimaki2000 [編集]
ども、初めまして。norimaki2000です。
私のブログに誰かがこのサイトについての紹介コメントを書かれたので、拝見しました。
Windowsのシステムフォントやメイリオについてこんなに深く研究されていたとは!
驚きました。

マイクロソフトのメイリオは滑らかで非常にきれいなフォントなんだけど、文字幅と改行幅があまりにも大きく、今までの他のフォントを念頭に置いて作成された文書のレイアウトとかけ離れてしまうことが残念です。
MeiryoKe_Gothicではその辺が改良されているようですね。

個人的にはメイリオは気に入ってるし、MeiryoKe_Gothicには興味があります。
私の持ってる個人パソコンのうちの1台のWindows Vistaでは、当然ですがメイリオが標準フォントとして使用されています。

しかし仕事では私の会社や取引先を含めて含めてほとんどがWindows XPであり、メイリオは追加でインストールする必要があります。
マイクロソフトOfficeで作成した文書ファイルをやり取りすることも日常的であり、残念ながらMS PゴシックやMS UIゴシックなどWindows XP標準のフォントを使わざるを得ないのが現状です。
そうしないと送った相手が大きく異なるイメージの文書を表示することになるので。

個人的にはWindows標準以外のフォントも試してみますが、私の場合ビジネス用途での利用が中心なので、残念ながらマイクロソフトのメイリオでさえ利用できない状況です。
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先日の明瞭系フォント比較記事について、シカゴ・ブルースさんがさらに詳しい比較をされています。 メイリオ系フォントについて(1) メイリオ系フォントについて(2)...
2006/12/21 Thu 00:50:22 | まいう〜の鮹語録
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2007/01/31 Wed 05:57:16 | ナツミのブログ