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2007年01月14日(日)| パソコン>フォント・スキン |  
WindowsXP のシステム・フォントを変更する(2)――補足

WindowsXP のシステム・フォントを変更する(1) (2006/11/16) について、ある方からコメントをいただきました。この記事にある通りにレジストリを書き換え・追加してシステムフォントの変更ができたとのことでした(とはいっても、私の記事はまいう~さんの「Windows Font Final」にある変更・追加方法に少し解説を加えただけですから、全面的にまいう~さんの記事に負っています)。

ところでその方はコメントの中で、フォントが変わっていない部分がまだ数箇所あるとおっしゃっております。それは次の部分です(環境はXP Pro SP2)。

(1) スタートボタンの文字
(2) アプリやフォルダを最小化したときにタスクバーに収納された部分
(3) フォルダを開いて左側に表示される「ファイルとフォルダのタスク」等の部分

たしかにその通りです。WindowsXP では「画面のプロパティ」の [テーマ] で「Windows XP」(初期状態)と「Windows クラシック」とのどちらかが選択できます。そして「Windows XP」を選択した場合には上記の(1)~(3)の部分のシステムフォントが変更されないままです。ただし、「Windows クラシック」では(1)~(3)の部分もすべて MeiryoKe_UIGothic や MeiryoKe_PGothic になります。

実は「Windows XP」テーマにおける(1)~(3)の部分のフォントは C:\WINDOWS\Resources\Themes\Luna\luna.msstyles というファイル等に記述されていて、これに手を加えないと(1)~(3)の部分のフォントを変更することはできないのです。まいう~さんの「Windows Font Final」にはこのフォントを変更する方法も書いてあります。

しかし、私自身はこれをやっておりません。理由は二つあります。一つはこの方法がとても面倒であることです。私にはちょっと無理っぽい。というよりそんな面倒なことをしたくないのです。二つ目の理由は、私はすでに「Windows XP」テーマ以外のテーマ(=Visual Style またはスキン。以下「スキン」と表記)を使えるようにしていて(これについては『濫觴』掲示板の「XP のスキンとフォントに関するスレッド」に経緯が書いてあります)、私が使っているスキンでは(1)~(3)がそれなりに読みやすいフォントになっている*からであり、ときどき用いている「Windows クラシック」でも(1)~(3)は解決しているからです。つまり私は「Windows XP」テーマを使っていないのです。

追記〕 比較的簡単に(1)~(3)の部分のフォントを変える方法が見つかりました。下にある 2007.02.12 および 2008.01.14 の追記をご覧下さい。

* ThemeXP という英文サイトにはスキン(Visual Style)や壁紙などのデータがたくさんあります。ここで手に入るスキンではフォントに Tahoma が指定されているものが多いようです。このようなスキンを使えば面倒なことをせずに(1)~(3)が MeiryoKe_UIGothic で表示されます(もちろん「WindowsXP のシステム・フォントを変更する」にある方法でレジストリを変更・追加していることが前提条件)。下に私が今使っている "iBar5.1" というスキンの表示例を載せておきます。(1)~(3)のフォント指定は Tahoma だと思います。(気分によってスキンはしょっちゅう変えています)。

ただし、ThemeXP で通常の操作をおこなってスキン等をインストールするとアドウェア(スパイウェア)を送り込まれてしまう危険があります。これを回避する方法が2ちゃんねるの「●好き好き大スキン!WindowxXPスキンスレッド●」の最初の方に載っています。ただし、そこには注意事項として「ThemeXPへアクセスすると、スパイウェアをインストールされる恐れがありますのでアンチスパイウェアソフトやProxomitronなどで対策を行ってからアクセスしてください」とも書かれていますからそれなりの対策は必要です。参考サイト「スパイウェア対策

Visual Style "iBar5.1" の表示例。
“iBar51.png”

以上、いただいたコメントに対するお応えです。参考になりましたでしょうか。なお、スキンに関する情報が載っているサイトは『濫觴』掲示板の上掲のスレッドに書いてありますが、すでになくなっているサイトもあるようですので、参考になりそうなサイトへのリンクを一番下に載せておきます。

〔2007.01.18 追記

"iVar5.1" ではなく "iBar5.1" でした。また、まいう~さんのコメントにあるようにタスクバーの部分は Tahoma ではないですね。下の "BW" では(1)~(3)とも Tahoma が指定されていると思います。([HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\GRE_Initialize] の "GUIFont.Facename"="Tahoma" については「WindowsXP のシステム・フォントを変更する(1)」のコメント欄も参照して下さい)

Visual Style "BW(Gloss)" の表示例。
“BW_gloss.png”

〔2007.02.12 追記

.msstyles の内容を書き換えるなどという面倒なことをしなくても、[画面のプロパティ]で変更できる部分のフォントだけでなく、(1)~(3)のタスクバーなどの部分のフォントも好みのものに簡単に変更することができる便利な Styler というツールがあります。この Styler についてStyler 1.401(1)――パッチ当て不要のスキンチェンジャー(2007/01/20) およびStyler 1.401(2)――手軽で便利な Styler(2007/01/30) という記事を書きました。Styler 1.401(1)(2)で両方ともまとめて読めますので参考にしてください。

〔2008.01.14 追記

「Styler 1.401(1)――パッチ当て不要のスキンチェンジャー」のコメント(2008/01/13)で Dragon@XPさんから SFC というツールを紹介していただきました。SFC.exe は Styler と同じ方が作ったものですが、これを使うとスキン(VisualStyle)の .msstylesファイル内部のフォント指定部分だけをまとめて変更することができます。つまり、Styler では「その他の部分」として一括して指定することしかできなかった多くの部分のフォントとサイズをそれぞれ別々に細かく指定して書き換えることができるので、再起動しても変更したその他の各部分のフォント指定がそのまま維持されます。同じスキンを使い続けている限りパソコンを起動するたびに Styler を起動する必要がなくなりますから、よく使うスキンのフォントだけでもこれを使って変更しておくと便利かもしれません。ただし、書き換える前にオリジナルの .msstylesファイルはどこか別の場所にコピーを保存しておくことをお勧めします。

(関連記事)

(参考になりそうなサイト)

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コメント
 
[68] 
2007/01/18(木)05:13:04 | URL | まいう~[編集
コメントありがとうです!

そうですね、英語版のテーマを導入すればmsstyles等を弄らなくてもFontLinkの設定だけでフォントの変更が出来るので、こっちの方が楽かもしんない(笑

iVar、Macぽくていい感じですね、
タスクバー部分のフォントはLucidaGrandeかな?
 
[71] 
2007/01/18(木)17:52:56 | URL | シカゴ・ブルース[編集
まいう~さん、こんにちは。
そうですね。タスクバーの部分は Tahoma 指定ではないようですね。滅多に見ないので気がつきませんでした。そうすると LucidaGrande(?) をフォントリンクしてやればいいわけですか。もっともこれで十分な気もします。それと、(3)の「ファイルとフォルダのタスク」部分は私は非表示(クラシックスタイル)にしているのであまり気にならない。気になるのは(1)と(2)ですからここがなんとか見られるフォントであれば私としては不満はありません。

msstyles等を細工することは大分前に挑戦したのですが、その面倒くささに負けてやめてしまいました。それにスキンごとにそれをやるのはそれこそ大変! というわけです。それなら Tahoma を使っているスキンを見つけて使う方がはるかに楽だと気がついたわけです。

ところで、「Windows Font Final」のコメントですが、私のだけでなくまいう~さんのものも読めません。ひょっとしてまだ許可待ちの状態?
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言語関連の用語について

 表現された言語(本来の意味の言語)を単に言葉あるいは言語、ことば…のように表記しています。ソシュール的な意味の言語(言語規範ないし思考言語)はカッコつきで「言語」あるいは「言語langue」・「ラング」・「ことば」等と表記しています。(背景色つきで「言語」のように表記している場合もあります)

 一般的な意味の概念を単に概念と表記し、ソシュール的な意味の概念(語の意義としての概念、いわゆるシニフィエ・語概念)はカッコつきで「概念」と表記します。(2006年9月9日以降)

 また、ある時期からは存在形態の違いに応じて現実形態表象形態概念形態のように用語の背景色を変えて区別しています(この文章では〈知覚形態〉も〈表象形態〉に含めています)。

 ソシュールの規定した用語を再規定し、次のような日本語に置き換えて表記します。詳細は「ソシュール用語の再規定(1)」を参照。

【規範レベルにおける再規定】

・シニフィアン  → 語韻     (ある語音から抽出された音韻)

・シニフィエ   → 語概念(語義) (ある語によって表わされるべき概念)

・シーニュ・記号 → 語規範(語観念)(ある語についての規範認識)

・記号の体系   → 語彙規範   (語すべてについての規範認識)

・言語      → 言語規範   (言語表現に関するすべての規範認識)

語概念・語韻は 語概念⇔語韻語韻⇔語概念)という連合した形で語規範として認識されています。語規範はこのように2つの概念的認識が連合した規範認識です。ソシュールは「言語langue」を「諸記号」相互の規定関係と考えてこれを「記号の体系」あるいは「連合関係」と呼びますが、「記号の体系・連合関係」の実体は語彙規範であり、言語規範を構成している一つの規範認識です。規範認識は概念化された認識つまり〈概念形態〉の認識なのです。

なお、構造言語学・構造主義では「連合関係」は「範列関係(範例関係)」(「パラディグム」)といいかえられその意義も拡張されています。

 語・内語・言語・内言(内言語・思考言語) について、語規範および言語規範に媒介される連合を、三浦つとむの主張する関係意味論の立場からつぎのように規定・定義しています。詳細は『「内語」「内言・思考言語」の再規定』を参照。(2006年10月23日以降)

  : 語規範に媒介された 語音個別概念 という連合を背後にもった表現。

内語 : 語規範に媒介された 語音像⇔個別概念 という連合を背後にもった認識。

言語 : 言語規範に媒介された 言語音(語音の連鎖)⇔個別概念の相互連関 という連合を背後にもった表現。

内言 : 言語規範に媒介された 言語音像(語音像の連鎖)⇔個別概念の相互連関 という連合を背後にもった認識・思考過程。

内語内言は〈表象形態〉の認識です。

なお、上のように規定した 内言(内言語・内的言語・思考言語)、 内語とソシュール派のいうそれらとを区別するために、ソシュール派のそれらは「内言」(「内言語」・「内的言語」・「思考言語」)、「内語」のようにカッコつきで表記します。

また、ソシュールは「内言」つまり表現を前提としない思考過程における内言および内言が行われる領域をも「言語langue」と呼んでいるので、これも必要に応じてカッコつきで「内言」・「内言語」・「内的言語」・「思考言語」のように表記します(これらはすべて内言と規定されます)。さらに、ソシュールは「内語の連鎖」(「分節」された「内言」)を「言連鎖」あるいは「連辞」と呼んでいますが、まぎらわしいので「連辞」に統一します(「連辞」も内言です)。この観点から見た「言語langue」は「連辞関係」と呼ばれます。ソシュールは「内語」あるいは「言語単位」の意味はこの「連辞関係」によって生まれると考え、その意味を「価値」と呼びます。構造言語学では「言(話し言葉)」や「書(書き言葉)」における語の連鎖をも「連辞」と呼び、「連辞関係」を「シンタグム」と呼んでいます。詳細は「ソシュールの「言語」(1)~(4)」「ソシュール用語の再規定(1)~(4)」「ソシュール「言語学」とは何か(1)~(8)」を参照。

 さらに、ソシュールは内言における 語音像⇔個別概念 という形態の連合も「シーニュ・記号」と呼んでいるので、このレベルでの「シニフィアン」・「シニフィエ」についてもきちんと再規定する必要があります。

【内言レベルにおける再規定】

・シニフィアン  → 語音像(個別概念と語規範に媒介されて形成される語音の表象)

・シニフィエ   → 個別概念(知覚や再現表象から形成され、語規範の媒介によって語音像と連合した個別概念)

・シーニュ・記号 → 内語

・言語      → 内言

ソシュールがともに「シーニュ・記号」と呼んでいる2種類の連合 語韻⇔語概念語規範)と 語音像⇔個別概念内語)とは形態が異なっていますのできちんと区別して扱う必要があります。

 また、実際に表現された言語レベルにおいても、語音個別概念 という形態の連合が「シーニュ・記号」と呼ばれることもありますので、このレベルでの「シニフィアン」・「シニフィエ」についてもきちんと再規定する必要があります。

【言語(形象)レベルにおける再規定】

・シニフィアン  → 語音個別概念語規範に媒介されて実際に表現された語の音声。文字言語では文字の形象

・シニフィエ   → 表現された語の意味。個別概念を介して間接的にと結びついている(この個別概念語規範の媒介によってと連合している)

・シーニュ・記号 → (表現されたもの)

・言語      → 言語(表現されたもの)

 語音言語音語音像言語音像語韻についての詳細は「言語音・言語音像・音韻についての覚書」を、内言内語については「ソシュール用語の再規定(4)――思考・内言」を参照して下さい。また、書き言葉や点字・手話についても言語規範が存在し、それらについても各レベルにおける考察が必要ですが、ここでは触れることができません。

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プロフィール

シカゴ・ブルース

シカゴ・ブルース (ID:okrchicagob)

1948年生れ(69歳♂)。国語と理科が好き。ことばについては子供のころからずっと関心を抱いていました。20代半ばに三浦つとむの書に出会って以来言語過程説の立場からことばについて考え続けています。現在は39年間続けた自営(学習塾)の仕事を辞め個人的に依頼されたことだけをこなす日々です。

コメント等では略称の シカゴ を使うこともあります。

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意識と言語(こころとことば)

われわれは人間が『意識』をももっていることをみいだす。しかし『精神』は物質に『つかれて』いるという呪いをもともとおわされており、このばあいに物質は言語の形であらわれる。言語は意識とおなじようにふるい――言語は実践的な意識、他の人間にとっても存在し、したがってまた私自身にとってもはじめて存在する現実的な意識である。そして言語は意識とおなじように他の人間との交通の欲望、その必要からはじめて発生する。したがって意識ははじめからすでにひとつの社会的な産物であり、そして一般に人間が存在するかぎりそうであるほかはない。(マルクス・エンゲルス『ドイツ・イデオロギー』古在由重訳・岩波文庫)


ことばは、人間が心で思っていることをほかの人間に伝えるために使われています。ですから人間の心のありかたについて理解するならばことばのこともわかってきますし、またことばのありかたを理解するときにその場合の人間の心のこまかい動きもわかってきます。
このように、人間の心についての研究とことばについての研究とは密接な関係を持っていて、二つの研究はたがいに助け合いながらすすんでいくことになります。一方なしに他方だけが発展できるわけではありません。
…こうして考えていくと、これまでは神秘的にさえ思われたことばのありかたもまったく合理的だということがおわかりになるでしょう。(三浦つとむ『こころとことば』季節社他)


参考 『認識と言語の理論 I』を読む 1(1)――認識論と言語学三浦つとむ『認識と言語の理論 I』

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