▼ WindowsXP のシステム・フォントを変更する(1)〜(5)をまとめて読む。
〔2007.02.19記〕〔2007.02.19追記〕〔2007.02.26追記〕
WindowsXP のシステム・フォントを変更する(3)の実験についての追記が長くなってしまいましたので、新しい記事(番外編)として続けます。追記というのは、つぎのような現象に関するものです。
フォント関係のレジストリ値を変更・追加してシステムフォントを MSゴシックから MeiryoKe に変更した状態で Fontsフォルダの MSGothic.ttc のファイル名を他のもの(MSGothic_org.ttc など)に変えて起動すると奇妙な現象――システムフォントを変更しているにもかかわらず依然として MSゴシック系で表示されていた部分が MeiryoKe系で表示されるようになる現象――が起こります。この現象を観察してみようというわけです。
この現象は、起動時にシステムが MSゴシック系のフォントを認識できないために起こっていると考えられますが、Fontsフォルダのウィンドウを開いたり、エクスプローラで Fontsフォルダを覗いたりすると MSゴシック系のフォントが認識され、この現象は終ってしまいます。MSゴシックで表示されていたサイトなどが MeiryoKe で表示されるなど、この現象の恩恵は有り難いのですが、ちょっとフォントフォルダを覗いたくらいで終ってしまうのは残念です。もっとも過激なやり方は Fontsフォルダから MSGothic.ttc をなくしてしまうことですが、これはあまりやりたくない(そのうちやるかもしれませんが…)。で、 MSゴシック系のフォントを認識しているかどうかを Fontsフォルダを覗かずに確かめるにはレジストリを調べてみればよい、ということに今さらながら気づきました。
[HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Microsoft¥Windows NT¥CurrentVersion¥Fonts] の内容を見ればいいのですね。チェックしてみるとやはり MS Gothic, MS PGothic, MS UIGothic は認識されていませんでした。
また、ファイル名を変えているという仮装がシステムにばれてしまっても、元の MSゴシックではなく、ビットマップを除去した MSゴシックに戻るのなら我慢できるかもしれません。というわけで「WindowsXP のシステム・フォントを変更する(3)」でご紹介した「MSゴシックとMS明朝で、ClearTypeを有効にする」というページを参考にして、ビットマップデータを除去した MSGothic.ttc を作りました。これをコピーして MSGothic_new1.ttc, MSGothic_new1.ttc というファイル名の二つのフォントファイルを作り、これらをとっかえひっかえ Fontsフォルダに入れて観察を続けることにしました。
ビットマップを取り去った MSゴシックですが、マイクロソフトがビットマップで置き換えるだけのことはありますね。ClearType にしても日本語部分はやはりでこぼこが目立ちます(英数字はそれほどでもありません)。12pt あたりの大きさではあまり使いたくないフォントです。しかし、8pt とか 9pt あたりならなんとか見られます。ビットマップよりも可読性がいいことはたしかです。Styler の表示でも悪くはありません。ブラウザでサイトの文を読むのはちょっと(それでも老眼の私にはビットマップよりは読みやすい)といった感じでしょうか。
〔2007.02.19 追記〕
ビットマップを取り去った MSゴシックではやはり満足できません。それで、MSGothic.ttc からビットマップデータを除去した勢いを借りて、meiryoKeGothic.ttc に入っている MeryoKe_Gothic, MeryoKe_PGothic, MeryoKe_UIGothic のフォント名をそれぞれ MS Gothic, MS PGothic, MS UI Gothic に変えたフォントファイルを生成することに挑戦してみました。その結果、多少のつまづきはあったものの、「MSゴシックとMS明朝で、ClearTypeを有効にする」や「ttfname3」を参考にしてなんとか成功しました。
* meiryoKeGothic.ttc の内部フォント名を MSGothic.ttc のものと同じに変更し、さらにこの変更した meiryoKeGothic.ttc のファイル名を MSGothic.ttc にしたものをオリジナルの MSGothic.ttc と入れ換えてしまえば、てっとりばやくシステムフォントを meiryoKe にしてしまうことができます。この方法について「WindowsXP のシステム・フォントを変更する(5)――最終」に詳しく書きました。
そんなわけで、現在私のパソコンの Fontsフォルダには MSGothic.ttc の代わりに MSGothic_MKe.ttc(これが生成したフォント) が入っています。再起動してさらにシステムに認識させたのでレジストリの [Fonts] にも "MS Gothic & MS PGothic & MS UI Gothic (TrueType)"="MSgothic_MKe.ttc" として登録されています。ここまでやってしまうと「WindowsXP のシステム・フォントを変更する(1)」で施したレジストリ値の変更・追加の多くは不要になるのですが、meiryoKeGothic.ttc で MSGothic.ttc を置き換えたことによる弊害が何か現われるかもしれないので、当面このままで使い続けてみようと思います。
下は Styler の表示です。


〔2007.02.26追記〕
何日かの間、MSGothic.ttcに化けた MeiryoKe_Gothic.ttc(内部フォント名を MS Gothic, MS PGothic, MS UI Gothic に変更) を Fostsフォルダに置いて、オリジナルの msgothic.ttcを待避させた状態で WindowsXP を使用していますが、今のところ特に不具合はありません。また、MeiryoKe を MS Gothic としてシステムに認識させているので、レジストリの [Associated DefaultFonts] も "AssocSystemFont"="MSGothic.ttc", "FontPackage"="MS Gothic" に戻しました。
というわけで、このまま続けます。何かあったら、報告致します。
(関連記事)
WindowsXP のシステム・フォントを変更する(1)
WindowsXP のシステム・フォントを変更する(2)――補足
WindowsXP のシステム・フォントを変更する(3)
WindowsXP のシステム・フォントを変更する(5)――最終
ブログ内記事で取りあげたソフト・ファイルのDL情報
大カテゴリー 〔実用・遊び〕
挑戦して見たくなりました。
もし可能ならmeiryoKeからのビットマップ除去手順をご教授願いたいですね〜。
ビットマップ・データを除去したのは(オリジナルの)MS ゴシックです。MS 明朝には何も手を加えてはいないのです。でも、MS 明朝に化けた EPSON太明朝というのも読みやすいかもしれませんね。
>もし可能ならmeiryoKeからのビットマップ除去手順をご教授願いたいですね〜。
上記のようにビットマップを除去したのはMS ゴシックです。meiryoKe_Gothic.ttc の方はもともとビットマップ・データを含んでいませんから。
やったことは、meiryoKe_Gothic.ttc 内部のフォント名 MeryoKe_Gothic, MeryoKe_PGothic, MeryoKe_UIGothic をそれぞれ MS Gothic, MS PGothic, MS UI Gothic に変えて、さらにそのファイル名をMSGothic_MKe.ttc に変え、MSGothic.ttc の代わりに Fontsフォルダに入れたということです(今はもっと過激に MSGothic.ttc に変えています。完全に MSGothic.ttc になりすましています)。
で、meiryoKe_Gothic.ttc を MSGothic.ttc に変身させるのは本文の追記にある二つのサイトを参考にすれば、それほど大変な作業ではありません。
(1) meiryoKe_Gothic.ttc から三つの .ttf を取り出す。←BREAKTTC.EXE を使用。
(2) (1)で取り出した三つの .ttf それぞれの内部に書きこまれているフォント名をそれぞれMS Gothic, MS PGothic, MS UI Gothic に変える。←ttfname3.exe とメモ帳を使用。
(3) (2)で内部フォント名を変えた三つの .ttf
をまとめて一つの .ttc にする。このファイル名は好きな名前にできる。←MAKETTC.EXE を使用。
注意点は BREAKTTC.EXE, ttfname3.exe, MAKETTC.EXE はコマンドプロンプトで実行する必要があることと、生成過程で用いるファイル名を8バイト以下にすること(私は WinFD という DOS(DOS Shell)コマンド を直接実行できるファイラーを使ってすべてを処理しました)。
>(2) (1)で取り出した三つの .ttf それぞれの内部に書きこまれているフォント名をそれぞれMS Gothic, MS PGothic, MS UI Gothic に変える。←ttfname3.exe とメモ帳を使用。
最後の名前を書き込むところ
「# XMLが出来たら、元のフォントファイルと XMLファイルの2つを一緒に、ttfname3.exeにドラッグドロップします。
同じフォルダに hoge_mod.ttc のようにフォントが生成されます。」
では、エクスプローラを使います。コントロールキーを押しながら元のフォントファイルと XMLファイルの2つを選択し、ttfname3.exeにドラッグドロップします。
この方法がわからずに苦労しました。
>注意点は BREAKTTC.EXE, ttfname3.exe, MAKETTC.EXE はコマンドプロンプトで実行する必要があること
ttfname3.exe はドラッグ&ドロップで実行できます。ですから、(2)はコマンドプロンプトに降りずにエクスプローラ上ですべての処理ができます。
欲を云えばstylerの「スタイル」「フォント」の下にある「常にこの設定にする」などがクリアタイプで表示出来れば、、、
やはり、この部分はビットマップフォントである赤文字のMS Sans Serifのためですかね?
Styler の「常にこの設定を使用する」の部分は 9px で、「変更を適用」は 10px だと思います。
styler「常にこの設定を使用する」などの箇所もmeiryoKeになりました。
photoshopなどのプルダウンメニューも合わせて美しくなりました。
FontSubstitutesに下記追加
"Microsoft Sans Serif,0"="MeiryoKe_UIGothic,128"
参考になれば幸いです...
やってみました。ありがとうございます。おかげできれいな表示になりました。
とすると、不格好な感じになるのは文字サイズとは関係ないのですね。むしろフォントリンクした英文フォントに日本語部分の高さを無理して揃えているために日本語部分のバランスが崩れてしまうのかもしれません。そういえば、Tahoma が指定されているときも不格好になります。
[FontSubstitutes] で "Microsoft Sans Serif" を "MeiryoKe_UIGothic" に代替してしまうわけですから、フォントリンク[SystemLink] の "Microsoft Sans Serif"="meiryoKeGothic.ttc,MeiryoKe_UIGothic" は必要ありませんね。削除しなくても大丈夫でしょうがむしろ邪魔かもしれませんので、試しに削除してしばらく様子を見てみます。
削除ではなくて「元に戻す」ですね。元に戻さなくても支障はないみたいなのでそのままにしておきます。
WindowsXP のシステム・フォントを変更する(5)――最終にある通りで、2週間以上経過してますが、何ら不都合はありません!
これでWindowsでも満足のいくクリアタイプを体感中です。
有難うございましたっ。

