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2007年10月03日(水)| その他>徒然 |  
思い出の曲ノート――YouTubeほか

私自身の覚えのために。

レコードやCDあるいはカセットテープで持っている曲がほとんどですが、わざわざプレーヤーのターンテーブルに載せて聞くのは年に何度もありません。ネットで手軽に聞けるようになるなんていい時代になったものです。曲目は思い出したもの、見つけたものをのんびりとぼちぼち追加していこうと思います。全部挙げたらきりがありませんので原則として一演奏者につき一曲に限定するつもりですが好きな演奏者についてはこの限りではありません。

〔2007.10.10 追記

洋楽を聞くようになったのは中3の後半(1963年)くらいで、叔父からお下がりのラジオをもらったのがきっかけである。居間でテレビを見ている家族とは別に二階の部屋でこのラジオから流れる POPS を BGM にしながら、「ながら勉強」をするのが以後私の生活習慣になった。

このラジオは当時としては高級品で、大きな真空管が5、6本入っており、スピーカーも立派なものがついていた。1960年代というのは、アメリカで SONY のトランジスタラジオが爆発的に売れ出した時期で、日本ではこれが携帯ラジオ(ポータブルラジオ)という名で売られていたがたいていは若者の持ち物であって、各家庭ではテレビの普及の方が主流でラジオは真空管ラジオのままだったと思う。

ラジオからはアメリカンポップスの曲がさかんに流されていたが、テレビではこれらをカバーしたものを日本人歌手が歌う番組が中心だった。そんなわけでカバー曲を口ずさむところから私のポップス経験は始まった。しかしアメリカのものに対して無条件でコンプレックスを抱いていた私にとって(この敗戦国コンプレックスは多かれ少なかれたいていの日本人が今でも内に抱いているものだろう)、日本人歌手のものはやはり泥臭くてカッコ悪い感じがしていたから、ラジオから流れる本物の方が意味は分からなくてもカッコよくて洗練されたものだと思いこんでいたわけである。そのあたりから洋楽はメロディやリズムを鑑賞するものだという意識が私の中にできあがっていった。つまり、歌詞もメロディやリズムの一部であって内容は大まかなところが分かればそれで十分というわけである。その傾向は今でも続いている。

なお、リンク切れになっているものがあるかもしれません。私もときどきチェックはしていますがそう頻繁にしているわけではありませんので見落としているものもあると思います。気がついた方はコメント欄でお知らせいただけるとうれしいです。

 1960年代
  The End Of The World (Skeeter Davis 1962年)
  Lemmon Tree (Peter, Paul and Mary 1962年)
  Et pourtant(想い出の瞳) (Charles Aznavour 1963年)
  La plus belle pour aller danser(アイドルを探せ) (Sylvie Vartan 1963年)
  I Should Have Known Better(恋する二人) (The Beatles 1964年)
  No Reply (The Beatles 1964年)
  A World Without Love(愛なき世界) (Peter and Gordon 1964年)
  The House Of The Rising Sun (The Animals 1964年)
  Poupe'e de cire, poupe'e de son(夢みるシャンソン人形) (France Gall 1965年)
  Early Morning Rain (Peter, Paul and Mary 1965年)
  Eve of Destruction(明日なき世界) (Barry McGuire 1965年)
  Slaughter On Tenth Avenue(十番街の殺人) (The Ventures 1965年)
  Mrs. Brown you've got a lovely daughter(ミセス・ブラウンのお嬢さん)
   (Herman's Hermits 1965年)
  Love Potion No.9(恋の特効薬) (The Searchers 1965年)
  19th Nervous Breakdown(19回目の神経衰弱) (The Rolling Stones 1966年)
  As tears go by (The Rolling Stones 1966年)
  In Un Fiore(花のささやき) (Wilma Goich 1966年)
  Le Cinema(夢見るハワイ) (Sheila 1966年)
  Mas Que Nada(マシュ・ケ・ナダ) (Sergio Mendes & Brasil '66 1966年)
  California Dreamin(夢のカリフォルニア) (The Mamas And The Papas 1966年)
  Bus Stop (Hollies 1966年)
  Polichinelle(恋のためいき) (France Gall 1967年)
  Somethin' Stupid(恋のひとこと) (Frank & Nancy Sinatra 1967年)
  L'amour Est Bleu(恋は水色) (Vicky Leandros 1967年)
  Daydream Believer (The Monkeys 1967年)
  Inch Allah(インシャラー) (Salvatore Adamo 1967年)
  Somebody to love(あなただけを) (Jefferson Airplane 1967年)
  Purple Haze(紫の煙) (Jimi Hendrix 1967年)
  Sunshine of Your Love (Cream 1967年)
  While My Guitar Gently Weeps (The Beatles 1968年)
  Does Anybody Really Know What Time It Is? (Chicago 1969年)
  Spinning Wheel (Blood, Sweat & Tears 1969年)
  The Little Girl Blue (Janis Joplin 1969年)

 1970年代
  Black Magic Woman (Carlos Santana 1970年)
  Atom Heart Mother(原子心母)Part1, Part2, Part3 (Pink Floyd 1970年)
  Venus (Shocking Blue 1970年)
  The Boxer (Simon And Garfunkel 1970年)
  I'll Never Fall In Love Again (Dionne Warwick 1970年)
  Heartbreaker (Grand Funk Railroad 1970年)
  Immigrant Song(移民の歌) (Led Zeppelin 1970年)
  Stairway To Heaven(天国への階段) (Led Zeppelin 1971年)
  Oh MY Love (John Lennon 1971年)
  Melody Fair (Bee Gees 1971年)
  An Old Fashioned Love Song (Three Dog Night 1971年)
  It's Too Late (Carole King 1971年)
  What is Life (George Harrison 1971年)
  Dismal Day(灰色の朝) (Bread 1972年)
  A Horse With No Name(名前のない馬) (America 1972年)
  Holidays(愛の休日) (Michel Polnareff 1972年)
  It Never Rains In Southern(カリフォルニアの青い空) (Albert Hammond 1972年)
  Highway Star (Deep Purple 1972年)
  Goodbye Yellow Brick Road (Elton John 1973年)
  Delta Dawn (Helen Reddy 1973年)
  You're so vain(うつろな愛) (Carly simon 1973年)
  You're Sixteen (Ringo Starr 1973年)
  I Shot the Sheriff (Eric Clapton 1974年)
  Hurricane (Bob Dylan 1976年)
  Technopolis(テクノポリス) (YMO 1979年)

 曲について:

1965年:Eve of Destruction(明日なき世界)は反戦ソングだが、大学受験を目前に控えていた私にはベトナム戦争は遠い世界のできごとだった。この曲は作詞をした P. F. Sloan自身も歌っている(1969年に日本国内のみでヒットしたシングル「From A Distance(孤独な世界)」のB面。P. F. スローンの「孤独な世界」は好きな曲の一つ)。

1965年:Slaughter On Tenth Avenue(十番街の殺人)。Ventures を聞くことはほとんどないが、Bulldog だけはときどき聞きたくなる。

1967年:Polichinelle(恋のためいき)は、大学に入ってすぐに購入した安物のレコードプレーヤーで聞くために私が初めて買ったレコード(もう一枚のジュディ・オングの「たそがれの赤い月」と一緒に)。

1971年:An Old Fashioned Love Song。叙情的な歌い方をしている Paul Williams の方が好きなのだが見つからない(Travelling Boy - Paul Williams@YouTube)。ありました。でも当時の演奏・歌い方と微妙に違う(短いし……)。→Paul Williams - Just An Old Fashioned Love Song

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言語関連の用語について

 表現された言語(本来の意味の言語)を単に言葉あるいは言語、ことば…のように表記しています。ソシュール的な意味の言語(言語規範ないし思考言語)はカッコつきで「言語」あるいは「言語langue」・「ラング」・「ことば」等と表記しています。(背景色つきで「言語」のように表記している場合もあります)

 一般的な意味の概念を単に概念と表記し、ソシュール的な意味の概念(語の意義としての概念、いわゆるシニフィエ・語概念)はカッコつきで「概念」と表記します。(2006年9月9日以降)

 また、ある時期からは存在形態の違いに応じて現実形態表象形態概念形態のように用語の背景色を変えて区別しています(この文章では〈知覚形態〉も〈表象形態〉に含めています)。

 ソシュールの規定した用語を再規定し、次のような日本語に置き換えて表記します。詳細は「ソシュール用語の再規定(1)」を参照。

【規範レベルにおける再規定】

・シニフィアン  → 語韻     (ある語音から抽出された音韻)

・シニフィエ   → 語概念(語義) (ある語によって表わされるべき概念)

・シーニュ・記号 → 語規範(語観念)(ある語についての規範認識)

・記号の体系   → 語彙規範   (語すべてについての規範認識)

・言語      → 言語規範   (言語表現に関するすべての規範認識)

語概念・語韻は 語概念⇔語韻語韻⇔語概念)という連合した形で語規範として認識されています。語規範はこのように2つの概念的認識が連合した規範認識です。ソシュールは「言語langue」を「諸記号」相互の規定関係と考えてこれを「記号の体系」あるいは「連合関係」と呼びますが、「記号の体系・連合関係」の実体は語彙規範であり、言語規範を構成している一つの規範認識です。規範認識は概念化された認識つまり〈概念形態〉の認識なのです。

なお、構造言語学・構造主義では「連合関係」は「範列関係(範例関係)」(「パラディグム」)といいかえられその意義も拡張されています。

 語・内語・言語・内言(内言語・思考言語) について、語規範および言語規範に媒介される連合を、三浦つとむの主張する関係意味論の立場からつぎのように規定・定義しています。詳細は『「内語」「内言・思考言語」の再規定』を参照。(2006年10月23日以降)

  : 語規範に媒介された 語音個別概念 という連合を背後にもった表現。

内語 : 語規範に媒介された 語音像⇔個別概念 という連合を背後にもった認識。

言語 : 言語規範に媒介された 言語音(語音の連鎖)⇔個別概念の相互連関 という連合を背後にもった表現。

内言 : 言語規範に媒介された 言語音像(語音像の連鎖)⇔個別概念の相互連関 という連合を背後にもった認識・思考過程。

内語内言は〈表象形態〉の認識です。

なお、上のように規定した 内言(内言語・内的言語・思考言語)、 内語とソシュール派のいうそれらとを区別するために、ソシュール派のそれらは「内言」(「内言語」・「内的言語」・「思考言語」)、「内語」のようにカッコつきで表記します。

また、ソシュールは「内言」つまり表現を前提としない思考過程における内言および内言が行われる領域をも「言語langue」と呼んでいるので、これも必要に応じてカッコつきで「内言」・「内言語」・「内的言語」・「思考言語」のように表記します(これらはすべて内言と規定されます)。さらに、ソシュールは「内語の連鎖」(「分節」された「内言」)を「言連鎖」あるいは「連辞」と呼んでいますが、まぎらわしいので「連辞」に統一します(「連辞」も内言です)。この観点から見た「言語langue」は「連辞関係」と呼ばれます。ソシュールは「内語」あるいは「言語単位」の意味はこの「連辞関係」によって生まれると考え、その意味を「価値」と呼びます。構造言語学では「言(話し言葉)」や「書(書き言葉)」における語の連鎖をも「連辞」と呼び、「連辞関係」を「シンタグム」と呼んでいます。詳細は「ソシュールの「言語」(1)~(4)」「ソシュール用語の再規定(1)~(4)」「ソシュール「言語学」とは何か(1)~(8)」を参照。

 さらに、ソシュールは内言における 語音像⇔個別概念 という形態の連合も「シーニュ・記号」と呼んでいるので、このレベルでの「シニフィアン」・「シニフィエ」についてもきちんと再規定する必要があります。

【内言レベルにおける再規定】

・シニフィアン  → 語音像(個別概念と語規範に媒介されて形成される語音の表象)

・シニフィエ   → 個別概念(知覚や再現表象から形成され、語規範の媒介によって語音像と連合した個別概念)

・シーニュ・記号 → 内語

・言語      → 内言

ソシュールがともに「シーニュ・記号」と呼んでいる2種類の連合 語韻⇔語概念語規範)と 語音像⇔個別概念内語)とは形態が異なっていますのできちんと区別して扱う必要があります。

 また、実際に表現された言語レベルにおいても、語音個別概念 という形態の連合が「シーニュ・記号」と呼ばれることもありますので、このレベルでの「シニフィアン」・「シニフィエ」についてもきちんと再規定する必要があります。

【言語(形象)レベルにおける再規定】

・シニフィアン  → 語音個別概念語規範に媒介されて実際に表現された語の音声。文字言語では文字の形象

・シニフィエ   → 表現された語の意味。個別概念を介して間接的にと結びついている(この個別概念語規範の媒介によってと連合している)

・シーニュ・記号 → (表現されたもの)

・言語      → 言語(表現されたもの)

 語音言語音語音像言語音像語韻についての詳細は「言語音・言語音像・音韻についての覚書」を、内言内語については「ソシュール用語の再規定(4)――思考・内言」を参照して下さい。また、書き言葉や点字・手話についても言語規範が存在し、それらについても各レベルにおける考察が必要ですが、ここでは触れることができません。

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プロフィール

シカゴ・ブルース

シカゴ・ブルース (ID:okrchicagob)

1948年生れ(68歳♂)。国語と理科が好き。ことばについては子供のころからずっと関心を抱いていました。20代半ばに三浦つとむの書に出会って以来言語過程説の立場からことばについて考え続けています。現在は39年間続けた自営(学習塾)の仕事を辞め個人的に依頼されたことだけをこなす日々です。

コメント等では略称の シカゴ を使うこともあります。

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意識と言語(こころとことば)

われわれは人間が『意識』をももっていることをみいだす。しかし『精神』は物質に『つかれて』いるという呪いをもともとおわされており、このばあいに物質は言語の形であらわれる。言語は意識とおなじようにふるい――言語は実践的な意識、他の人間にとっても存在し、したがってまた私自身にとってもはじめて存在する現実的な意識である。そして言語は意識とおなじように他の人間との交通の欲望、その必要からはじめて発生する。したがって意識ははじめからすでにひとつの社会的な産物であり、そして一般に人間が存在するかぎりそうであるほかはない。(マルクス・エンゲルス『ドイツ・イデオロギー』古在由重訳・岩波文庫)


ことばは、人間が心で思っていることをほかの人間に伝えるために使われています。ですから人間の心のありかたについて理解するならばことばのこともわかってきますし、またことばのありかたを理解するときにその場合の人間の心のこまかい動きもわかってきます。
このように、人間の心についての研究とことばについての研究とは密接な関係を持っていて、二つの研究はたがいに助け合いながらすすんでいくことになります。一方なしに他方だけが発展できるわけではありません。
…こうして考えていくと、これまでは神秘的にさえ思われたことばのありかたもまったく合理的だということがおわかりになるでしょう。(三浦つとむ『こころとことば』季節社他)


参考 『認識と言語の理論 I』を読む 1(1)――認識論と言語学三浦つとむ『認識と言語の理論 I』

子どもたちに向けた言葉

ふしぎだと思うこと
  これが科学の芽です
よく観察してたしかめ
そして考えること
  これが科学の茎です
そうして最後になぞがとける
  これが科学の花です
        朝永振一郎

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