▼ WindowsXP のシステム・フォントを変更する(1)〜(6)をまとめて読む。
「メイリオ(7)――メイリオのディセンダを変える(改)」に書いたように、BREAKTTC.EXE, MAKETTC.EXE を使わずに ttfname3.exe だけで meiryoKeGothic のMSGothic化(meiryoKeGothic の内部ファイル名を MSGothic と同じに書き換える)ができることが分かりましたので、その手順を以下に書いておきます。「WindowsXP のシステム・フォントを変更する(5)――最終」で紹介した手順よりも手間が省けます。このやり方なら手軽にとはいえないまでもかなり容易に msgothic から meiryoKeGothic への置き換えが実現できます。
なお、以下の作業には meiryoKeGothic.ttc と ttfname3.exe が必要です。meiryoKeGothic.ttc の生成法は「メイリオ(1)――WindowsXP とメイリオ系フォント」に書いてあります。また、meiryoKeGothic.ttc の生成に必要なファイル(meiryoKe_gen_5.00rev1.exe, meiryo.ttc, meiryob.ttc) および ttfname3.exe については「ブログ内記事で取りあげたソフト・ファイルのDL情報」を参照して下さい。
以下(1)〜(5)が msgothic.ttc に化けさせた meiryoKeGothic.ttc を作る手順ですが、混乱を避けるため、オリジナルの msgothic.ttc を msgothic.ttc と表記し、meiryoKeGothic.ttc から作り出した msgothic.ttc を MSGothic.ttc と表記します。
(1) 作業用のフォルダを作成して、そこに meiryoKeGothic.ttc と ttfname3.exe をコピーしておきます。以後の作業はエクスプローラを使ってこの作業フォルダ内で行ないます。
(2) meiryoKeGothic.ttc を ttfname3.exe にドラッグ&ドロップします。これによってフォント情報を読み出した meiryoKeGothic.xml が作成されます。
(3) meiryoKeGothic.xml をメモ帳にドラッグ&ドロップして開きます。Font(0) のブロックが "MeiryoKe_Gothic" の情報で、Font(1), Font(2) のブロックがそれぞれ "MeiryoKe_PGothic", "MeiryoKe_UIGothic" の情報です。それぞれのブロックにあるフォント名に関するデータを書き換えます。たとえば Font(0)ブロックの該当部分はつぎのように書き換えます。文字列の置換をうまく利用すると楽です。なお、"MS ゴシック" の "MS", "ゴシック" は全角でスペースは半角です。間違わないように。"<T n="3,1,0411,2">標準</T>" の部分も忘れずに。〔2008/01/14 注記 「Styler 1.401(1)――パッチ当て不要のスキンチェンジャー」にいただいたDragon@XPさんのコメントを拝見して、msgothic.ttc の内部情報を見直したところ、PostscriptName の部分は "MS Gothic"("MS ゴシック")ではなく、すべて "MS-Gothic" になっていました。というわけで、PostscriptName の部分はすべて "MS-Gothic" に書き換えて下さい。
Font(0):MeiryoKe_Gothic の <Name>データ
<!-- Family -->
<T n="0,3,0000,1">MS Gothic</T>
<T n="1,0,0000,1">MS Gothic</T>
<T n="3,1,0409,1">MS Gothic</T>
<T n="3,1,0411,1">MS ゴシック</T>
<!-- Subfamily -->
<T n="3,1,0411,2">標準</T>
<!-- UniqueIdentifier -->
<T n="0,3,0000,3">Microsoft: MS Gothic: 2005</T>
<T n="1,0,0000,3">Microsoft: MS Gothic: 2005</T>
<T n="3,1,0409,3">Microsoft: MS Gothic: 2005</T>
<T n="3,1,0411,3">Microsoft: MS ゴシック: 2005</T>
<!-- FullName -->
<T n="0,3,0000,4">MS Gothic</T>
<T n="1,0,0000,4">MS Gothic</T>
<T n="3,1,0409,4">MS Gothic</T>
<T n="3,1,0411,4">MS ゴシック</T>
<!-- PostscriptName -->
<T n="0,3,0000,6">MS-Gothic</T>
<T n="1,0,0000,6">MS-Gothic</T>
<T n="3,1,0409,6">MS-Gothic</T>
<T n="3,1,0411,6">MS-Gothic</T>
Font(1)ブロックの該当部分についても同様の作業をします。"MS Gothic", "MS ゴシック" の部分がそれぞれ "MS PGothic", "MS Pゴシック" になるだけです("MS", "Pゴシック" は全角でスペースは半角)。ただし、PostscriptName の部分はすべて "MS-PGothic" に書き換えて下さい。Font(2)ブロック についても同様ですが、日本語フォント名はありませんのですべて "MS UI Gothic" に書き換えます。また、PostscriptName の部分はすべて "MS-UIGothic" に書き換えます。"<T n="3,1,0411,2">標準</T>" の部分も忘れずに。書き換えがすべて終ったら「上書き保存」します。
(4) メモ帳を開きつぎの内容をコピー&ペーストし、"make.bat" という名前で作業用のフォルダに保存します*。
rem --- 書き換えた情報を元にして新しい ttcファイルを作る
ttfname3 meiryoKeGothic.ttc meiryoKeGothic.xml
(5) 作業用のフォルダで "make.bat" をダブルクリックして実行すると、meiryoKeGothic_mod.ttc が作成されます。これが内部ファイル名を msgothic.ttc と同じものに変更した meiryoKeGothic.ttc です。
* バッチファイルを利用しなくても meiryoKeGothic.ttc, meiryoKeGothic.xml をまとめて ttfname3.exe にドラッグ&ドロップすることでも同じ結果が得られます。どちらにするかはお好みで。
こうしてできた meiryoKeGothic_mod.ttc のファイル名を "MSGothic.ttc" に変更すれば meiryoKeGothic.ttc が化けた MSgothic.ttc のでき上がりです。あとは Fontsフォルダにある msgothic.ttc をデスクトップあたりに移動し、代わりに MSGothic.ttc を Fontsフォルダにコピーして再起動すれば、MSgothic.ttc が msgothic.ttc として認識されます。以後実質的に meiryoKeGothic が msgothic に置き換わることになります。移動させておいたオリジナルの msgothic.ttc は再起動後にどこか適切な場所に保存しておいて下さい。
〔2008.01.09 追記〕
「WindowsXP のシステム・フォントを変更する(5)――最終」(2007/03/06)を書いてからだいぶ経ちます。meiryoKeGothic.ttc の内部フォント名を msgothic.ttc と同じものに変えてそのファイル名を MSGothic.ttc にしたものを Fontsフォルダに入れて様子を見始めたのはそれ以前のことですから、私のPCの中では一年近くの間ずっと msgothic.ttc に化けた MSGothic.ttc が Fontsフォルダに入っているわけです。この状態で困った状況になったことはほとんどありません。
私は Firefox で「Web ページが指定したフォントを優先する」というのにチェックをしているので、ネット上ではときどき文字化けを経験しました。とくに日本語の全角アラビア数字「123…」の文字化けには悩まされましたが、さまざまな英字フォントで「123…」を表示させてみた結果 Lucida Grande(Lucida Grande.ttf)が原因であることが分かりました。これについては Lucida Grande.ttf を Fontsフォルダから他の場所に移動させることで対処しました(フォントリンクをいじっても駄目だったのと、私がこのフォントを使うことはないだろうというのが理由です)。
そんなわけで、その後フォント関係のレジストリについてもいろいろと試行錯誤を重ねた結果、私のレジストリ設定は「WindowsXP のシステム・フォントを変更する(1)〜(5)」でご紹介したものとは多少違ったものになっています。そこで、自分自身の覚えも兼ねて私の現在のレジストリ設定を以下に書いておくことにしました。
[HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Microsoft¥Windows NT¥CurrentVersion ¥FontLink¥SystemLink]
"Tahoma"="meiryoKeGothic.ttc,MeiryoKe_UIGothic"
←値を "MSGOTHIC.TTC,MS UI Gothic" から変更。
"Microsoft Sans Serif"="meiryoKeGothic.ttc,MeiryoKe_UIGothic" ←同上
"Lucida Sans Unicode"="meiryoKeGothic.ttc,MeiryoKe_UIGothic" ←同上
この部分↑は「WindowsXP のシステム・フォントを変更する(1)」や「WindowsXP のシステム・フォントを変更する(5)――最終」と同じです。
[HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Microsoft¥Windows NT¥CurrentVersion ¥FontSubstitutes]
"MS UI Gothic,128"="MeiryoKe_UIGothic,128" ←この項目を追加。
"MS ゴシック,128"="MeiryoKe_Gothic,128" ←同上。
"MS Pゴシック,128"="MeiryoKe_PGothic,128" ←同上。
"MS Gothic,128"="MeiryoKe_Gothic,128" ←同上。
"MS PGothic,128"="MeiryoKe_PGothic,128" ←同上。
"Microsoft Sans Serif,0"="MeiryoKe_UIGothic,128" ←同上。
↑ですが、MSGothic.ttc を msgothic.ttc に偽装しているのだから、MS ゴシック系を MeiryoKe_Gothic系で置き換える必要は特になさそうに思えるにもかかわらずそのまま残しているのは、(1)MeiryoKe_Gothic系にはボールド体があるのに対して MS ゴシック系にはボールド体がないこと、(2)私の使っているいくつかのソフト(日本製)で不具合が生じること、これらの理由からです。(1)については好みの問題かもしれません。
また「WindowsXP のシステム・フォントを変更する(5)」の段階で、上のように "Microsoft Sans Serif,0"="MeiryoKe_UIGothic,128" の部分を追加しています(takayukiさんのご教示(2007/03/04)によるものです)。なお、"MS Shell Dlg" の値は元の "MS UI Gothic" に戻しました("MeiryoKe_UIGothic,128" のままでも支障はないと思います)。
[HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Microsoft¥Windows NT ¥CurrentVersion¥Console¥TrueTypeFont]
"932."="MeiryoKe_Console" ←この値を追加
この部分↑はコマンドプロンプトで使用するフォントの設定です。詳しくは「コマンドプロンプトで使用するフォント」をご覧下さい。
また、起動/終了時のログオン画面/ログオフ画面でもクリアタイプを有効にするためにつぎのような設定をしています。
[HKEY_USERS¥.DEFAULT¥Control Panel¥Desktop]
"FontSmoothing"="2" ←"1" から "2" に変更
"FontSmoothingType"="2" ←同上
なお、[HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Microsoft¥Windows NT
¥CurrentVersion¥GRE_Initialize] の "GUIFont.Facename" の値を "Tahoma" から元の "MS UI Gothic" に戻し、[HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Control¥FontAssoc
¥Associated DefaultFonts] の "AssocSystemFont" の値を "meiryoKeGothic.ttc" から元の "MSGOTHIC.TTC" に、"FontPackage" の値を "MeiryoKe_Gothic" から元の "MS Gothic" に戻しました。
以上が現在のフォント関係のレジストリ設定ですが、これに加えて「Styler 1.401(1)――パッチ当て不要のスキンチェンジャー」でご紹介している Styler.exe を使って「画面のプロパティ」で設定できる部分のフォント指定をすべて MeiryoKe_UIGothic にしています。また Styler では「画面のプロパティ」で設定できない部分は個々に指定できないので、同記事の〔2008.01.14 追記〕でご紹介している SFC.exe も併用しています。SFC.exe は Styler.exe と同じ方が作ったものですが、スキン(VisualStyle)の .msstylesファイル内部のフォント指定部分(フォントの種類・サイズ等)だけをまとめて変更できるツールで、これを利用すればタスクバー等のフォントも簡単に好みのものに変更できます。
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