ここ数日、当ブログへのアクセス数が増えています。もちろんことばや認識に関する記事へのアクセスではありません(▲人気のある記事/連番記事を見れば一目瞭然)。増えた分のほとんどがシステムフォント変更関係とメイリオおよび MeiryoKe_Gothic に関する記事へのアクセスです。特にメイリオ関係へのアクセスが増加しています。
この時期にいきなりアクセス数が増加したのはなぜでしょうか。考えられるのは、以前(2007/08/22) Microsoft が Vista発売一周年の今年1月末をもって正規OEMライセンス提供を終了、それに伴い XPプレインストールパソコンの生産も終了すると発表していたことです(詳細は「XP 正規OEMライセンスの提供を2008年1月31日にて終了」を参照)。しかし Microsoft はその後それを撤回し販売を5か月延長する決定をしています*。
* 販売打ち切りに反対するユーザー等の声を受け入れる形で結局 Microsoft は昨年の10月1日に XP の正規OEMライセンス提供を今年の6月30日まで延長すると発表しました(詳細は「XPの正規OEMライセンス提供期間を2008年6月30日まで延長」を参照)。また昨年の1月25日には日本のユーザーの声を反映するという名目で、それまで2009年4月14日までと発表していた Windows XP Home Edition に対する延長サポート(セキュリティ更新プログラムの無償提供および有償サポート)を2014年4月14日までに延長しています(「XP Home Editionのサポート提供期間を2014年4月まで延長」「 マイクロソフト プロダクト サポート ライフサイクル」)。なお Service Pack 3 は今年の第二四半期にリリース予定(「Windows XP Service Pack 3のFAQ」,「Windows XP Service Pack 3 (SP3) Release Candidate (RC)」)。Microsoft Office XP Service Pack 3 は 2007年12月4日にリリース済み。
本当の理由はよく分かりませんがいずれにせよ、さらにこの先も Windows XP を使い続けようという方がかなりたくさんいらっしゃるということの現われではないかと私は推測しています。
思い返せば、一昨年の11月にまいう〜さんの「Windows Font Final」という記事をまとめて多少のフォント画像を載せた「WindowsXP のシステム・フォントを変更する(1)」を書く以前の当ブログへのアクセス数は一日あたり数十件程度でした。ところがその後システムフォント変更とメイリオ関係の記事を数件アップしてからは状況が一変しました。一日あたり数百件のアクセスになり、多いときは千件を越えることもありました。一般の XPユーザーにとってメイリオと ClearType の衝撃がそれだけ大きかったのだろうと思います。もともと私は凝り性なのでその後もシステムフォントとメイリオ関係の記事にちょこちょこと手を入れいくつか新しい記事も書いたりしていました。そのせいもあってその後一年間を通して一日あたりのアクセス数は 500〜900件でずっと推移していました。アクセス数の増加によってことばや認識に関する記事へのアクセスもそれなりに増えたので私としてはうれしいことではありました。
そして、昨年末に Microsoft が XPユーザーに対してもメイリオ使用を公式に認めるような措置をとったこと(関連記事「メイリオ(8)――Visual C# 2008 Express Edition版のメイリオ」)でメイリオに対する認知度が上がり、その上メイリオから MeiryoKeGothic を生成するパッチを配布していたサイトがその1か月ほど前に閉鎖されてしまったことも重なって、メイリオと MeiryoKe(+ttfname3) に関する情報を求めて当ブログを訪れる方が増え、それ以来1日あたりのアクセス数が千数百件になりました。メイリオ(MeiryoKe)に対する需要の大きさをあらためて知らされた思いがします(当ブログを訪問して下さる方の 85〜86% ――ここ数日は 87〜90%―― が XPユーザーで Vistaユーザーは 6〜7%)。
上にも書いたように、このところアクセス数が増加しているのは、Windows XP という OS の先行きがそれほど芳しいものではないにもかかわらずなお XP の環境を整え、使い続けようという方がかなりいらっしゃることを反映しているのでしょう。私自身がそう考えているのと同じように……。
現在私は XP搭載のノートパソコンをネットにつないでおり、これを使ってブログの記事を書き、ネットの閲覧やゲーム等をしています*。
* 仕事では NEC MS-DOS で動くワープロやデータベースを利用するために、NEC の PC-9821Ra という Windows98SE 搭載のデスクトップ機を今でも使っています。MS のサポートはとっくに切れ、PC-98シリーズの生産も打ち切られてしまいましたが、蓄積されたデータの移行が簡単にはできず、手動で全部のファイルを書き直すなどという手間をかけるわけにもいかないので仕方なく大事に使い続けているわけです。
2003年1月に購入したこのノートPC(VAIO PCG-NV55E/B 2003/01/25発売)はメモリ 512MB、CPUクロック周波数 1.70GHz(モバイルceleron) という今となっては非力なマシンですが上記のような用途に使っている限りでは非常に快適です。さらにフォントをメイリオ系に統一してテキストの読みやすさまで手に入れた現在、私はこの XPノートに満足しています。実際、このノートPCではそれ以前に使っていた Win98 のノートPCの頃にしょっちゅう遭遇したブルースクリーンが出現したこともなくハングアップも数えるほどしか経験していません。したがってデータやファイルの消滅といった事態は皆無です(もちろん万が一に備えてデータは外部ハードディスクと DVD-RAM にこまめにバックアップしています)。OS のリカバリーは内蔵HDD を購入時の 40GB のものから 現在使用中の 80GB のものに交換したときに一度しただけです。
というわけで、今後とも基本的な使用法は変らないでしょうから壊れて駄目になるまで私はこのノートPCを使い続けるつもりでいます。問題はこのPCが壊れてしまったらどうするかということ。現在流通している新品のノートPCならそれほど高価なものを求めずとも XP なら十分快適に走るでしょうが、現在市販されているメーカー製のノートパソコンで XP搭載のものはほとんどありません。SONY 等のビジネス向けのノートなら XP を選択できるのですがかなり高価なものになってしまいます。
Vista自体は悪い OS ではないのでしょう。でも今のような使い方をしている私には必要がありません。なによりノートPCで Vista を快適に動かすにはそれなりの投資が必要です。無理して Vista にする理由が私にはないのです。それに、伝え聞くところによればセキュリティの強化と引き換えに Vista ではユーザー・カスタマイズの自由度に制限が加えられてしまったようでもあります。現在の快適なフォント環境が Vista では実現できないかもしれない。それでは意味がありません。
あれやこれや考え合せると、私に残された選択肢は来年の1月までに BTO(Build to Order)で現在のノートPCよりはやや高スペック(CPU, メモリ, HDD)の XPノートPC(15インチ SXGA+ 液晶)を組んで購入するくらいかもしれません。私の求める程度のスペックを満たしかつダウングレード権が無料で手に入るのならダウングレード権のついた Vistaマシンを購入するという選択肢もありますが、ダウングレードする手間を考えると積極的にそれを選ぶ気持にはなれません(「根強い需要のWindows XP -- PCメーカーら、Vistaのダウングレードオプションを提供」)。
(参考サイト/記事)
Windows XPユーザーの9割、OSの変更予定なし(2007/11/14 @『ITmedia』)
「Windows XP」最新記事一覧(@『ITmedia』)
大カテゴリー 〔実用・遊び〕
当方のブログもメイリオ関連記事へのアクセスが一番多い状態が続いてます。OS別ではXPがダントツですね。XPが80%、Vistaが8%、Macが7%…くらいを推移しています。発売から1年経っても、Vistaはなかなか普及しないのかなぁ。
やはり長年使い込んだパソコンを新OSの物に変えるとなると、ソフトのアップグレードやらデータの移行やら、以前と同じような環境を再現出来るか?難しい問題になってきますね。使い慣れた物が一番!…って、パソコンに限らず道具や実用品全般に言えることだけど。
つまり、パソコンを実用品として使いこなす人が増えてきた、ユーザー層が成熟してきた?ということかと思っています。特にXPの場合は販売期間が長いから、より顕著になってるのかもしれませんね。
そうですね。店頭販売では XP搭載機がほとんどないのにもかかわらず BTO 等を利用して XP搭載機を購入する人はまだまだたくさんいらっしゃるみたいです。まあ、ごくふつうの使い方をしている限り XP(2000) で何の不自由もありませんし、歴代の Windows の中でも安定度が抜群ですから無理して乗り換える必要性を感じないというのが大方のところでしょう。それにノートPCの使用者が多い日本ではお金をかけてまで Vista にする必要性はさらに低くなるわけですから…。
私のところへいらっしゃる XPユーザーは 85% くらい(Macは 3〜4%)。で、一週間ほど前から XP の更新による IE7.0 へのバージョンアップが始まったようですが 6.0 から 7.0 へ乗り換える人もそれほど多くないように見受けられます。私のところへいらっしゃる方のブラウザは IE6.0,Firefox, IE7.0, Sleipnir, opera がそれぞれ 30%, 25%, 17%, 15%, 3% で、最近になってIE7.0 が少し(1%程度)増えてその分 IE6.0 が減っているように見えます。でもその差は誤差の範囲内ですね。
私自身は Firefox を使っていますが、自分のブログの表示は IE6.0 の方が速いのでアドオンで IE6.0 に切替えて読んでいます(ただ、IE では思った通りに表示してくれない部分があるのがちょっと難点)。
また、ヒラギノ角ゴシックで表示しているサイトは Firefox ではフォントが薄くかすれてしまって見づらいのですが、IE6.0 だときれいに表示されるんですね。なんででしょうか。ClearType に対する設定が IE6.0 では最適化されているのかな。
ブラウザ別の状況、当方ではIE6.0とFirefoxが熾烈なトップ争いを繰り広げております(笑)昨年あたりからFirefoxユーザーが増えてきたような気がします。IE7.0は自動更新が始まっても特に変化なく、少しずつ増え続けている状態ですね。まだまだ様子を見ないといかんかなぁ。
私もFirefoxメインでIE6.0は表示確認とWindows Updateくらいにしか使ってないんですが、問題は表示確認用として考えた場合、IEをバージョンアップするのはいつにすれば良いか?悩みどころなんですよ。ユーザー数が逆転するまで待った方がいいか?どうなんでしょうね。
そう言えばFirefoxはフォントレンダリングが弱い?というような話を、どこかで見たような気がします。3.0で改良されてたらいいですね。
★ 登録の多い順
個別概念・普遍概念・特殊概念(41) マルクス(26) 概念の先在(22) メイリオ(21) MeiryoKe(18) ソシュール(17) 鏡・鏡像(17) 思考言語・内言・連辞関係(15) ラング・langue・「言語」(15) 弁証法(15) 観念的自己分裂3(13) Gothic・PGothc・UIGothic(13) 言語の意味(13) 〔お知らせ〕(12) FC2ブログ(12) 語規範・語韻・語概念(11) MeiryoKe_Gothic(11) 一般言語学講義(11) 対象認識(11) システムフォント(11) 時枝誠記(10)

