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2008年02月05日(火)| パソコン>未分類 |  
Windows XP のこと

ここ数日、当ブログへのアクセス数が増えています。増えた分のほとんどがシステムフォント変更関係とメイリオおよび MeiryoKe_Gothic に関する記事へのアクセスです。特にメイリオ関係へのアクセスが増加しています。

この時期にいきなりアクセス数が増加したのはなぜでしょうか。考えられるのは、以前(2007/08/22) Microsoft が Vista発売一周年の今年1月末をもって正規OEMライセンス提供を終了、それに伴い XPプレインストールパソコンの生産も終了すると発表していたことです(詳細は「XP 正規OEMライセンスの提供を2008年1月31日にて終了」を参照)。しかし Microsoft はその後それを撤回し販売を5か月延長する決定をしています*。

* 販売打ち切りに反対するユーザー等の声を受け入れる形で結局 Microsoft は昨年の10月1日に XP の正規OEMライセンス提供を今年の6月30日まで延長すると発表しました(詳細は「XPの正規OEMライセンス提供期間を2008年6月30日まで延長」を参照)。また昨年の1月25日には日本のユーザーの声を反映するという名目で、それまで2009年4月14日までと発表していた Windows XP Home Edition に対する延長サポート(セキュリティ更新プログラムの無償提供および有償サポート)を2014年4月14日までに延長しています(「XP Home Editionのサポート提供期間を2014年4月まで延長」「 マイクロソフト プロダクト サポート ライフサイクル」)。なお Service Pack 3 は今年の第二四半期にリリース予定(「Windows XP Service Pack 3のFAQ」,「Windows XP Service Pack 3 (SP3) Release Candidate (RC)」)。Microsoft Office XP Service Pack 3 は 2007年12月4日にリリース済み。

本当の理由はよく分かりませんがいずれにせよ、さらにこの先も Windows XP を使い続けようという方がかなりたくさんいらっしゃるということの現われではないかと私は推測しています。

思い返せば、一昨年の11月にまいう~さんの「Windows Font Final」という記事をまとめて多少のフォント画像を載せた「WindowsXP のシステム・フォントを変更する(1)」を書く以前の当ブログへのアクセス数は一日あたり数十件程度でした。ところがその後システムフォント変更とメイリオ関係の記事を数件アップしてからは状況が一変しました。一日あたり数百件のアクセスになり、多いときは千件を越えることもありました。一般の XPユーザーにとってメイリオと ClearType の衝撃がそれだけ大きかったのだろうと思います。もともと私は凝り性なのでその後もシステムフォントとメイリオ関係の記事にちょこちょこと手を入れいくつか新しい記事も書いたりしていました。そのせいもあってその後一年間を通して一日あたりのアクセス数は 500~900件でずっと推移していました。アクセス数の増加によってことばや認識に関する記事へのアクセスもそれなりに増えたので私としてはうれしいことではありました。

そして、昨年末に Microsoft が XPユーザーに対してもメイリオ使用を公式に認めるような措置をとったこと(関連記事「メイリオ(8)――Visual C# 2008 Express Edition版のメイリオ」)でメイリオに対する認知度が上がり、その上メイリオから MeiryoKeGothic を生成するパッチを配布していたサイトがその1か月ほど前に閉鎖されてしまったことも重なって、メイリオと MeiryoKe(+ttfname3) に関する情報を求めて当ブログを訪れる方が増え、それ以来1日あたりのアクセス数が千数百件になりました。メイリオ(MeiryoKe)に対する需要の大きさをあらためて知らされた思いがします(当ブログを訪問して下さる方の 85~86% ――ここ数日は 87~90%―― が XPユーザーで Vistaユーザーは 6~7%)

上にも書いたように、このところアクセス数が増加しているのは、Windows XP という OS の先行きがそれほど芳しいものではないにもかかわらずなお XP の環境を整え、使い続けようという方がかなりいらっしゃることを反映しているのでしょう。私自身がそう考えているのと同じように……。

現在私は XP搭載のノートパソコンをネットにつないでおり、これを使ってブログの記事を書き、ネットの閲覧やゲーム等をしています*。

* 仕事では NEC MS-DOS で動くワープロやデータベースを利用するために、NEC の PC-9821Ra という Windows98SE 搭載のデスクトップ機を今でも使っています。MS のサポートはとっくに切れ、PC-98シリーズの生産も打ち切られてしまいましたが、蓄積されたデータの移行が簡単にはできず、手動で全部のファイルを書き直すなどという手間をかけるわけにもいかないので仕方なく大事に使い続けているわけです。

2003年1月に購入したこのノートPC(VAIO PCG-NV55E/B 2003/01/25発売)はメモリ 512MB、CPUクロック周波数 1.70GHz(モバイルceleron) という今となっては非力なマシンですが上記のような用途に使っている限りでは非常に快適です。さらにフォントをメイリオ系に統一してテキストの読みやすさまで手に入れた現在、私はこの XPノートに満足しています。実際、このノートPCではそれ以前に使っていた Win98 のノートPCの頃にしょっちゅう遭遇したブルースクリーンが出現したこともなくハングアップも数えるほどしか経験していません。したがってデータやファイルの消滅といった事態は皆無です(もちろん万が一に備えてデータは外部ハードディスクと DVD-RAM にこまめにバックアップしています)。OS のリカバリーは内蔵HDD を購入時の 40GB のものから 現在使用中の 80GB のものに交換したときに一度しただけです。

というわけで、今後とも基本的な使用法は変らないでしょうから壊れて駄目になるまで私はこのノートPCを使い続けるつもりでいます。問題はこのPCが壊れてしまったらどうするかということ。現在流通している新品のノートPCならそれほど高価なものを求めずとも XP なら十分快適に走るでしょうが、現在市販されているメーカー製のノートパソコンで XP搭載のものはほとんどありません。SONY 等のビジネス向けのノートなら XP を選択できるのですがかなり高価なものになってしまいます。

Vista自体は悪い OS ではないのでしょう。でも今のような使い方をしている私には必要がありません。なによりノートPCで Vista を快適に動かすにはそれなりの投資が必要です。無理して Vista にする理由が私にはないのです。それに、伝え聞くところによればセキュリティの強化と引き換えに Vista ではユーザー・カスタマイズの自由度に制限が加えられてしまったようでもあります。現在の快適なフォント環境が Vista では実現できないかもしれない。それでは意味がありません。

あれやこれや考え合せると、私に残された選択肢は来年の1月までに BTO(Build to Order)で現在のノートPCよりはやや高スペック(CPU, メモリ, HDD)の XPノートPC(15インチ SXGA+ 液晶)を組んで購入するくらいかもしれません。私の求める程度のスペックを満たしかつダウングレード権が無料で手に入るのならダウングレード権のついた Vistaマシンを購入するという選択肢もありますが、ダウングレードする手間を考えると積極的にそれを選ぶ気持にはなれません(「根強い需要のWindows XP -- PCメーカーら、Vistaのダウングレードオプションを提供」)

(参考サイト/記事)

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コメント
 
[273] 
2008/02/17(日)21:17:28 | URL | まいう~[編集
どもです!毎度です!
当方のブログもメイリオ関連記事へのアクセスが一番多い状態が続いてます。OS別ではXPがダントツですね。XPが80%、Vistaが8%、Macが7%…くらいを推移しています。発売から1年経っても、Vistaはなかなか普及しないのかなぁ。

やはり長年使い込んだパソコンを新OSの物に変えるとなると、ソフトのアップグレードやらデータの移行やら、以前と同じような環境を再現出来るか?難しい問題になってきますね。使い慣れた物が一番!…って、パソコンに限らず道具や実用品全般に言えることだけど。

つまり、パソコンを実用品として使いこなす人が増えてきた、ユーザー層が成熟してきた?ということかと思っています。特にXPの場合は販売期間が長いから、より顕著になってるのかもしれませんね。
 
[274] 
2008/02/19(火)03:18:36 | URL | シカゴ[編集
まいう~さん、こんにちは。

そうですね。店頭販売では XP搭載機がほとんどないのにもかかわらず BTO 等を利用して XP搭載機を購入する人はまだまだたくさんいらっしゃるみたいです。まあ、ごくふつうの使い方をしている限り XP(2000) で何の不自由もありませんし、歴代の Windows の中でも安定度が抜群ですから無理して乗り換える必要性を感じないというのが大方のところでしょう。それにノートPCの使用者が多い日本ではお金をかけてまで Vista にする必要性はさらに低くなるわけですから…。

私のところへいらっしゃる XPユーザーは 85% くらい(Macは 3~4%)。で、一週間ほど前から XP の更新による IE7.0 へのバージョンアップが始まったようですが 6.0 から 7.0 へ乗り換える人もそれほど多くないように見受けられます。私のところへいらっしゃる方のブラウザは IE6.0,Firefox, IE7.0, Sleipnir, opera がそれぞれ 30%, 25%, 17%, 15%, 3% で、最近になってIE7.0 が少し(1%程度)増えてその分 IE6.0 が減っているように見えます。でもその差は誤差の範囲内ですね。

私自身は Firefox を使っていますが、自分のブログの表示は IE6.0 の方が速いのでアドオンで IE6.0 に切替えて読んでいます(ただ、IE では思った通りに表示してくれない部分があるのがちょっと難点)。

また、ヒラギノ角ゴシックで表示しているサイトは Firefox ではフォントが薄くかすれてしまって見づらいのですが、IE6.0 だときれいに表示されるんですね。なんででしょうか。ClearType に対する設定が IE6.0 では最適化されているのかな。
 
[275] 
2008/02/20(水)03:49:19 | URL | まいう~[編集
どもです!

ブラウザ別の状況、当方ではIE6.0とFirefoxが熾烈なトップ争いを繰り広げております(笑)昨年あたりからFirefoxユーザーが増えてきたような気がします。IE7.0は自動更新が始まっても特に変化なく、少しずつ増え続けている状態ですね。まだまだ様子を見ないといかんかなぁ。

私もFirefoxメインでIE6.0は表示確認とWindows Updateくらいにしか使ってないんですが、問題は表示確認用として考えた場合、IEをバージョンアップするのはいつにすれば良いか?悩みどころなんですよ。ユーザー数が逆転するまで待った方がいいか?どうなんでしょうね。

そう言えばFirefoxはフォントレンダリングが弱い?というような話を、どこかで見たような気がします。3.0で改良されてたらいいですね。
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言語関連の用語について

 表現された言語(本来の意味の言語)を単に言葉あるいは言語、ことば…のように表記しています。ソシュール的な意味の言語(言語規範ないし思考言語)はカッコつきで「言語」あるいは「言語langue」・「ラング」・「ことば」等と表記しています。(背景色つきで「言語」のように表記している場合もあります)

 一般的な意味の概念を単に概念と表記し、ソシュール的な意味の概念(語の意義としての概念、いわゆるシニフィエ・語概念)はカッコつきで「概念」と表記します。(2006年9月9日以降)

 また、ある時期からは存在形態の違いに応じて現実形態表象形態概念形態のように用語の背景色を変えて区別しています(この文章では〈知覚形態〉も〈表象形態〉に含めています)。

 ソシュールの規定した用語を再規定し、次のような日本語に置き換えて表記します。詳細は「ソシュール用語の再規定(1)」を参照。

【規範レベルにおける再規定】

・シニフィアン  → 語韻     (ある語音から抽出された音韻)

・シニフィエ   → 語概念(語義) (ある語によって表わされるべき概念)

・シーニュ・記号 → 語規範(語観念)(ある語についての規範認識)

・記号の体系   → 語彙規範   (語すべてについての規範認識)

・言語      → 言語規範   (言語表現に関するすべての規範認識)

語概念・語韻は 語概念⇔語韻語韻⇔語概念)という連合した形で語規範として認識されています。語規範はこのように2つの概念的認識が連合した規範認識です。ソシュールは「言語langue」を「諸記号」相互の規定関係と考えてこれを「記号の体系」あるいは「連合関係」と呼びますが、「記号の体系・連合関係」の実体は語彙規範であり、言語規範を構成している一つの規範認識です。規範認識は概念化された認識つまり〈概念形態〉の認識なのです。

なお、構造言語学・構造主義では「連合関係」は「範列関係(範例関係)」(「パラディグム」)といいかえられその意義も拡張されています。

 語・内語・言語・内言(内言語・思考言語) について、語規範および言語規範に媒介される連合を、三浦つとむの主張する関係意味論の立場からつぎのように規定・定義しています。詳細は『「内語」「内言・思考言語」の再規定』を参照。(2006年10月23日以降)

  : 語規範に媒介された 語音個別概念 という連合を背後にもった表現。

内語 : 語規範に媒介された 語音像⇔個別概念 という連合を背後にもった認識。

言語 : 言語規範に媒介された 言語音(語音の連鎖)⇔個別概念の相互連関 という連合を背後にもった表現。

内言 : 言語規範に媒介された 言語音像(語音像の連鎖)⇔個別概念の相互連関 という連合を背後にもった認識・思考過程。

内語内言は〈表象形態〉の認識です。

なお、上のように規定した 内言(内言語・内的言語・思考言語)、 内語とソシュール派のいうそれらとを区別するために、ソシュール派のそれらは「内言」(「内言語」・「内的言語」・「思考言語」)、「内語」のようにカッコつきで表記します。

また、ソシュールは「内言」つまり表現を前提としない思考過程における内言および内言が行われる領域をも「言語langue」と呼んでいるので、これも必要に応じてカッコつきで「内言」・「内言語」・「内的言語」・「思考言語」のように表記します(これらはすべて内言と規定されます)。さらに、ソシュールは「内語の連鎖」(「分節」された「内言」)を「言連鎖」あるいは「連辞」と呼んでいますが、まぎらわしいので「連辞」に統一します(「連辞」も内言です)。この観点から見た「言語langue」は「連辞関係」と呼ばれます。ソシュールは「内語」あるいは「言語単位」の意味はこの「連辞関係」によって生まれると考え、その意味を「価値」と呼びます。構造言語学では「言(話し言葉)」や「書(書き言葉)」における語の連鎖をも「連辞」と呼び、「連辞関係」を「シンタグム」と呼んでいます。詳細は「ソシュールの「言語」(1)~(4)」「ソシュール用語の再規定(1)~(4)」「ソシュール「言語学」とは何か(1)~(8)」を参照。

 さらに、ソシュールは内言における 語音像⇔個別概念 という形態の連合も「シーニュ・記号」と呼んでいるので、このレベルでの「シニフィアン」・「シニフィエ」についてもきちんと再規定する必要があります。

【内言レベルにおける再規定】

・シニフィアン  → 語音像(個別概念と語規範に媒介されて形成される語音の表象)

・シニフィエ   → 個別概念(知覚や再現表象から形成され、語規範の媒介によって語音像と連合した個別概念)

・シーニュ・記号 → 内語

・言語      → 内言

ソシュールがともに「シーニュ・記号」と呼んでいる2種類の連合 語韻⇔語概念語規範)と 語音像⇔個別概念内語)とは形態が異なっていますのできちんと区別して扱う必要があります。

 また、実際に表現された言語レベルにおいても、語音個別概念 という形態の連合が「シーニュ・記号」と呼ばれることもありますので、このレベルでの「シニフィアン」・「シニフィエ」についてもきちんと再規定する必要があります。

【言語(形象)レベルにおける再規定】

・シニフィアン  → 語音個別概念語規範に媒介されて実際に表現された語の音声。文字言語では文字の形象

・シニフィエ   → 表現された語の意味。個別概念を介して間接的にと結びついている(この個別概念語規範の媒介によってと連合している)

・シーニュ・記号 → (表現されたもの)

・言語      → 言語(表現されたもの)

 語音言語音語音像言語音像語韻についての詳細は「言語音・言語音像・音韻についての覚書」を、内言内語については「ソシュール用語の再規定(4)――思考・内言」を参照して下さい。また、書き言葉や点字・手話についても言語規範が存在し、それらについても各レベルにおける考察が必要ですが、ここでは触れることができません。

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プロフィール

シカゴ・ブルース

シカゴ・ブルース (ID:okrchicagob)

1948年生れ(68歳♂)。国語と理科が好き。ことばについては子供のころからずっと関心を抱いていました。20代半ばに三浦つとむの書に出会って以来言語過程説の立場からことばについて考え続けています。現在は39年間続けた自営(学習塾)の仕事を辞め個人的に依頼されたことだけをこなす日々です。

コメント等では略称の シカゴ を使うこともあります。

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意識と言語(こころとことば)

われわれは人間が『意識』をももっていることをみいだす。しかし『精神』は物質に『つかれて』いるという呪いをもともとおわされており、このばあいに物質は言語の形であらわれる。言語は意識とおなじようにふるい――言語は実践的な意識、他の人間にとっても存在し、したがってまた私自身にとってもはじめて存在する現実的な意識である。そして言語は意識とおなじように他の人間との交通の欲望、その必要からはじめて発生する。したがって意識ははじめからすでにひとつの社会的な産物であり、そして一般に人間が存在するかぎりそうであるほかはない。(マルクス・エンゲルス『ドイツ・イデオロギー』古在由重訳・岩波文庫)


ことばは、人間が心で思っていることをほかの人間に伝えるために使われています。ですから人間の心のありかたについて理解するならばことばのこともわかってきますし、またことばのありかたを理解するときにその場合の人間の心のこまかい動きもわかってきます。
このように、人間の心についての研究とことばについての研究とは密接な関係を持っていて、二つの研究はたがいに助け合いながらすすんでいくことになります。一方なしに他方だけが発展できるわけではありません。
…こうして考えていくと、これまでは神秘的にさえ思われたことばのありかたもまったく合理的だということがおわかりになるでしょう。(三浦つとむ『こころとことば』季節社他)


参考 『認識と言語の理論 I』を読む 1(1)――認識論と言語学三浦つとむ『認識と言語の理論 I』

子どもたちに向けた言葉

ふしぎだと思うこと
  これが科学の芽です
よく観察してたしかめ
そして考えること
  これが科学の茎です
そうして最後になぞがとける
  これが科学の花です
        朝永振一郎

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