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2008年04月22日(火)| パソコン>未分類 |  
Safari 3.1 と Sleipnir 2.7――軽快なタブ・ブラウザ

FC2ブログリニューアル(管理画面統合)以来当ブログの表示が遅くなったように思います。リニューアルに関する細かな手直しもまだ続いているようでそのためかどうか分かりませんが当ブログの置かれているサーバー(blog4.fc2.com)はリニューアル以前にくらべてサーバー状況が悪化しています。またリニューアルによって画像などのファイルは記事が置かれているサーバーとは別の専用サーバーに置かれるようになりそのためもあって画像を含む記事の表示に時間がかかるようになりました。

ただし表示に時間がかかるようになったのは主に Firefox* で、IE6.0 ではさほど遅くなったような感じはしません。そこでこの機会に他のブラウザを試してみようと思いました。しかし IE7.0 と Lunascape は以前使ってみてすぐにアンインストールしたという経緯があり、今回は Safari3.1 と Sleipnir2.7 を試してみました。

* Firefox は外部に置かれた画像やスクリプトを読み込むのに時間がかかるようです。外部のファイルを参照していないページの表示速度は他のブラウザとあまり差がありません。リニューアルによってファイルサーバーが外部に置かれたことが Firefox で当ブログを表示したときの速度低下の主たる原因ではないかと思われます。特にここ数ヶ月はファイルサーバーや FC2カウンターのサーバーの不調が頻繁に発生しており、そのときは当ブログの表示が極端に遅くなります。しかも Firefox は他のブラウザよりもその影響が顕著に表われます。

Safari は表示速度とレンダリングの美しさで評判がいいですね。確かに表示は速い。しかしフォントのレンダリングのバランスはちょっと微妙。黒は濃いめで青は逆に薄めに表示されます。フォントスムージングを「弱」に設定すると黒は適当な濃さになり青が少しかすれた感じになります。この状態でもメイリオは Firefox や IE6.0 に比べるとかなり濃い目に表示され文字の周囲が滲んだ感じになります。しかし見慣れればこういう感じも悪くはありませんしヒラギノを使った Macユーザーのブログの表示はきれいです(ヒラギノは IE ではなんとか見られますが Firefox では薄くて読みずらい)。しかし、ユーザーインターフェースは IE や Firefox とはまったく違います。Windowsユーザーにとってはやはり使い勝手がよくありません。もともと Mac のブラウザですからこのあたりはいたしかたのないところでしょう。それにタブブラウザとしての機能は Firefox に比べると貧弱です。というわけでメインのブラウザとしては使えないという結論に達しました。でも画像はきれいに表示されますし、表示速度も速い、超重い livedoorBlog もストレスなく表示される……といった捨てがたい魅力がありますのでアンインストールせずに予備のブラウザとして残しておきます(でもメモリの使用量が多いのが玉に瑕)。

Sleipnir2.7 は上級者用と銘打ったタブブラウザです。初心者用として IE とほとんど変わらないインターフェースを持った Grani 3 というタブブラウザが同じフェンリルから出ていますが、Sleipnir2.7 も初期設定状態で IE と同じ機能はすべて備えていますので拡張された部分はおいおい使いこなしていくつもりで導入すれば「上級者用」ということばを恐れる必要はないでしょう。Sleipnir は IE のお気に入りをそのまま共用することもできますし、読み込んで別のお気に入りを作ることもできます(Firefox のブックマークを読み込むことも可能)。それに Grani 3 はメモリの使用量が多いのでその点でも Sleipnir2.7 の方が優れています。

で、IE から拡張された機能は少しずつ慣れていけばいいとして基本的な機能については満足できるレベルであると思います。表示速度は Safari ほどではありませんが IE と同じくらい、Firefox よりはずっと速い。使っている HTMLレンダリングエンジンが IE と同じ Trident ですから当然ですね。Sleipnir2.7 はインストール時に Gecko エンジンを組み込んで Trident と Gecko をタブ単位で切替えて使うこともできます。ただし Gecko 使用時は機能が限られてしまうので表示テストくらいしか使い道はなさそうです。それに Gecko を使うと表示速度は Firefox 並みかそれ以下になってしまいます*。したがってデフォルトのエンジンは Trident にしておき、Gecko はおまけ程度に使うのがよいと思います。

* この記事で「速い」「遅い」と書いているのは主として当ブログの表示速度に関してです。他のサイトやブログの表示速度に関しては概して Safari が速く、IE6.0 がそれに次ぎ、Sleipnir2.7(Trident), Firefox3β(>Firefox2.0) はさほどの差がないという印象です。個別のサイトの中には Safari や Sleipnir2.7(Trident) よりも Firefox(2.0, 3β) の方が速く表示されるところもあります。

ユーザーインターフェースは IE とほとんど同じで違和感がありませんし、タブブラウザとして必要な機能は一通り備えているので使い勝手に関しては問題はありません。これならメインのブラウザとして十分に使えそうです。メモリの使用量も少ないですし。Firefox にあって Sleipnir2.7 にない機能はサブのブラウザとして Firefox を併用するという形で対処すれば何とかなるでしょう。

というわけで、メインは Sleipnir2.7、サブに Firefox、予備として Safari を使う形でしばらく試してみようと思います。

〔2008.04.23 追記

Safari ですが見慣れるとやはりレンダリングが美しい。当ブログは老眼に優しくということでフォントの色を濃い目にしています。そのため Safari で見るととても黒いしボールドがつぶれたように表示されます。しかしネット上のサイトやブログの中には淡い色を使っているところがかなりあり、私の目にはとてもつらいのですが、こういうサイトを Safari で見るとぐっと読みやすくなります。フォントのスムージングが適度に効いていて Trident や Gecko のシャープさに比してマイルドな感じです。ボールドもつぶれがほとんどありません。見慣れるとこれはいいかもしれません。その上画像がきれいです。重いサイトも表示が速くなりスクロールもスムーズになるなど、使い道のあるブラウザかもしれません。ただし、表示速度が速いのは私のような非力なパソコン所有者にとっては非常なメリットですが、最新の高性能なパソコンを使っている方の場合はそれほどの有り難みはないかもしれません。

さらに驚くべき事実が……。まいう~さんのところの「Firefox3追加情報」という記事にあった「液晶ディスプレイとカラーマネージメント」(miyahan.com)というページに行ってみました。そこには3枚の写真が載っているのですが Safari でみるとこれら3枚はまったく同じように表示されたのですが、Firefox2.0 と Sleipnir では3枚の写真の色合いがすべて違っています。なお Firefox3β5 の場合、初期状態では Firefox2.0, Sleipnir と同じでしたが、「Gran Paradiso(次期 Firefox 3)最近の話題」(えむもじら)に載っている方法で "about:config" の "gfx.color_management.enabled" と "gfx.color_management.display_profile" の値を設定したところ3枚とも同じ色合いで表示されました(まいう~さんご教示ありがとうございます)。

カラーマネージメントというのは初めて聞いた概念です。ことば自体は簡単なんですがその中身は奥が深いですね。概要しか理解できませんでした。

(1)IE6.0,Sleipnir2.7,Firefox2.0,Grani3,Opera9.27 での表示 (2)Safari3.1,Firefox3β5 での表示

△ (1) IE6.0, Sleipnir2.7, Grani3, Firefox2.0, Opera9.27。(2) Safari3.1, Firefox3β5。

〔2008.04.26 追記

各ブラウザで Yahoo! JAPAN のトップページを見たときのスクリーンショットを下に載せておきます。Safari3.1 の文字がやや小さめであることを除けばあまり差がありません(Safari3.1 の場合、どのページでも文字はやや小さめになります)。どのブラウザで見ても似たように表示されることを意図して作られているのかもしれません。

Sleipnir2.7 での表示 Firefox2.0 での表示 Firefox3β5 での表示

Safari3.1 での表示 IE6.0 での表示 Grani 3 での表示

△ 上段左から順に Sleipnir2.7, Firefox2.0, Firefox3β5、
  下段左から順に Safari3.1, IE6.0, Grani 3 での表示です。

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Firefox3追加情報(まいう~さん)

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コメント
 
[301] 
2008/04/25(金)09:28:16 | URL | まいう~[編集
どもです!トラックバック(というかリンク)ありがとうございます!

カラーマネージメントの仕組みは、複雑でなかなか理解しにくい、、私も何となくしか把握出来てない状態ですが、こういう基本的なところから解説しているページがあるのは、助かりますね。
あのページの画像には特殊なプロファイルが埋め込まれているのか?通常ここまで色が化けることはないと思いますが、改めて見ると非常に分かりやすく、衝撃的?ですね。

Safari、当方の環境でもフォントスムージング「弱」で丁度いい、Macに近い表示になりましたよ。ヒラギノは確かに、ClearTypeではかすれ気味になりがちですね。やはりMacに最適化されたフォントなのかなぁ。。
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言語関連の用語について

 表現された言語(本来の意味の言語)を単に言葉あるいは言語、ことば…のように表記しています。ソシュール的な意味の言語(言語規範ないし思考言語)はカッコつきで「言語」あるいは「言語langue」・「ラング」・「ことば」等と表記しています。(背景色つきで「言語」のように表記している場合もあります)

 一般的な意味の概念を単に概念と表記し、ソシュール的な意味の概念(語の意義としての概念、いわゆるシニフィエ・語概念)はカッコつきで「概念」と表記します。(2006年9月9日以降)

 また、ある時期からは存在形態の違いに応じて現実形態表象形態概念形態のように用語の背景色を変えて区別しています(この文章では〈知覚形態〉も〈表象形態〉に含めています)。

 ソシュールの規定した用語を再規定し、次のような日本語に置き換えて表記します。詳細は「ソシュール用語の再規定(1)」を参照。

【規範レベルにおける再規定】

・シニフィアン  → 語韻     (ある語音から抽出された音韻)

・シニフィエ   → 語概念(語義) (ある語によって表わされるべき概念)

・シーニュ・記号 → 語規範(語観念)(ある語についての規範認識)

・記号の体系   → 語彙規範   (語すべてについての規範認識)

・言語      → 言語規範   (言語表現に関するすべての規範認識)

語概念・語韻は 語概念⇔語韻語韻⇔語概念)という連合した形で語規範として認識されています。語規範はこのように2つの概念的認識が連合した規範認識です。ソシュールは「言語langue」を「諸記号」相互の規定関係と考えてこれを「記号の体系」あるいは「連合関係」と呼びますが、「記号の体系・連合関係」の実体は語彙規範であり、言語規範を構成している一つの規範認識です。規範認識は概念化された認識つまり〈概念形態〉の認識なのです。

なお、構造言語学・構造主義では「連合関係」は「範列関係(範例関係)」(「パラディグム」)といいかえられその意義も拡張されています。

 語・内語・言語・内言(内言語・思考言語) について、語規範および言語規範に媒介される連合を、三浦つとむの主張する関係意味論の立場からつぎのように規定・定義しています。詳細は『「内語」「内言・思考言語」の再規定』を参照。(2006年10月23日以降)

  : 語規範に媒介された 語音個別概念 という連合を背後にもった表現。

内語 : 語規範に媒介された 語音像⇔個別概念 という連合を背後にもった認識。

言語 : 言語規範に媒介された 言語音(語音の連鎖)⇔個別概念の相互連関 という連合を背後にもった表現。

内言 : 言語規範に媒介された 言語音像(語音像の連鎖)⇔個別概念の相互連関 という連合を背後にもった認識・思考過程。

内語内言は〈表象形態〉の認識です。

なお、上のように規定した 内言(内言語・内的言語・思考言語)、 内語とソシュール派のいうそれらとを区別するために、ソシュール派のそれらは「内言」(「内言語」・「内的言語」・「思考言語」)、「内語」のようにカッコつきで表記します。

また、ソシュールは「内言」つまり表現を前提としない思考過程における内言および内言が行われる領域をも「言語langue」と呼んでいるので、これも必要に応じてカッコつきで「内言」・「内言語」・「内的言語」・「思考言語」のように表記します(これらはすべて内言と規定されます)。さらに、ソシュールは「内語の連鎖」(「分節」された「内言」)を「言連鎖」あるいは「連辞」と呼んでいますが、まぎらわしいので「連辞」に統一します(「連辞」も内言です)。この観点から見た「言語langue」は「連辞関係」と呼ばれます。ソシュールは「内語」あるいは「言語単位」の意味はこの「連辞関係」によって生まれると考え、その意味を「価値」と呼びます。構造言語学では「言(話し言葉)」や「書(書き言葉)」における語の連鎖をも「連辞」と呼び、「連辞関係」を「シンタグム」と呼んでいます。詳細は「ソシュールの「言語」(1)~(4)」「ソシュール用語の再規定(1)~(4)」「ソシュール「言語学」とは何か(1)~(8)」を参照。

 さらに、ソシュールは内言における 語音像⇔個別概念 という形態の連合も「シーニュ・記号」と呼んでいるので、このレベルでの「シニフィアン」・「シニフィエ」についてもきちんと再規定する必要があります。

【内言レベルにおける再規定】

・シニフィアン  → 語音像(個別概念と語規範に媒介されて形成される語音の表象)

・シニフィエ   → 個別概念(知覚や再現表象から形成され、語規範の媒介によって語音像と連合した個別概念)

・シーニュ・記号 → 内語

・言語      → 内言

ソシュールがともに「シーニュ・記号」と呼んでいる2種類の連合 語韻⇔語概念語規範)と 語音像⇔個別概念内語)とは形態が異なっていますのできちんと区別して扱う必要があります。

 また、実際に表現された言語レベルにおいても、語音個別概念 という形態の連合が「シーニュ・記号」と呼ばれることもありますので、このレベルでの「シニフィアン」・「シニフィエ」についてもきちんと再規定する必要があります。

【言語(形象)レベルにおける再規定】

・シニフィアン  → 語音個別概念語規範に媒介されて実際に表現された語の音声。文字言語では文字の形象

・シニフィエ   → 表現された語の意味。個別概念を介して間接的にと結びついている(この個別概念語規範の媒介によってと連合している)

・シーニュ・記号 → (表現されたもの)

・言語      → 言語(表現されたもの)

 語音言語音語音像言語音像語韻についての詳細は「言語音・言語音像・音韻についての覚書」を、内言内語については「ソシュール用語の再規定(4)――思考・内言」を参照して下さい。また、書き言葉や点字・手話についても言語規範が存在し、それらについても各レベルにおける考察が必要ですが、ここでは触れることができません。

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プロフィール

シカゴ・ブルース

シカゴ・ブルース (ID:okrchicagob)

1948年10月生れ(74歳♂)。国語と理科が好き。ことばの持つ意味と自然界で起きるできごとの不思議さについて子供のころからずっと関心を抱いていました。20代半ばに三浦つとむの書に出会って以来言語過程説の立場からことばについて考え続けています。長い間続けた自営(学習塾)の仕事を辞めた後は興味のあることに関して何でも好き勝手にあれこれ考える日々を過ごしています。千葉県西部在住。

2021年の2月下旬から海外通販(日系法人)を通じてイベルメクチンのジェネリック(イベルメクトール:インド Sun Pharma 社製)を購入し、定期的に服用しています。コロナワクチンは接種していません。

ツイッターは okrchicagob(メインアカウント)、または Chicagob Okr(サブアカウント)。

コメント等では略称の シカゴ を使うこともあります。

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意識と言語(こころとことば)

われわれは人間が『意識』をももっていることをみいだす。しかし『精神』は物質に『つかれて』いるという呪いをもともとおわされており、このばあいに物質は言語の形であらわれる。言語は意識とおなじようにふるい――言語は実践的な意識、他の人間にとっても存在し、したがってまた私自身にとってもはじめて存在する現実的な意識である。そして言語は意識とおなじように他の人間との交通の欲望、その必要からはじめて発生する。したがって意識ははじめからすでにひとつの社会的な産物であり、そして一般に人間が存在するかぎりそうであるほかはない。(マルクス・エンゲルス『ドイツ・イデオロギー』古在由重訳・岩波文庫)


ことばは、人間が心で思っていることをほかの人間に伝えるために使われています。ですから人間の心のありかたについて理解するならばことばのこともわかってきますし、またことばのありかたを理解するときにその場合の人間の心のこまかい動きもわかってきます。
このように、人間の心についての研究とことばについての研究とは密接な関係を持っていて、二つの研究はたがいに助け合いながらすすんでいくことになります。一方なしに他方だけが発展できるわけではありません。
…こうして考えていくと、これまでは神秘的にさえ思われたことばのありかたもまったく合理的だということがおわかりになるでしょう。(三浦つとむ『こころとことば』季節社他)


参考 『認識と言語の理論 第一部』 1章(1) 認識論と言語学との関係

子どもたちに向けた言葉

ふしぎだと思うこと
  これが科学の芽です
よく観察してたしかめ
そして考えること
  これが科学の茎です
そうして最後になぞがとける
  これが科学の花です
        朝永振一郎

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