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2010年03月18日(木)| 社会>ツイッター |  
江川紹子さんのツイート(2)――郵便不正?事件第14回公判傍聴記

 ツイート(ツイッター)関連の記事をすべて読む。

 江川紹子さんのツイート(1)~(8)をまとめて読む。

2010.03.19〕 「村木さん冤罪事件」に関する松田光世さんのツイートを末尾に転載しました。

2010.03.22, 03.25〕 第14回公判で名前の出て来た飯島勲秘書官および第14回公判で飛び出した自民党代議士木村義雄氏に関する部分を追記として載せました。下のリンク(2010.03.19 追記その2)からどうぞ。


3月18日(木)、大阪地裁において郵便不正事件の第14回公判が開かれ、第11回公判の傍聴ツイートをしてくれた江川紹子さんが今回も大阪まで出向いてツイートを敢行してくれました。第11回のときと同様に竹中ナミさんとの同時ツイートとなりました。今日の公判では小泉元首相の秘書官だった飯島勲氏の名前も出てきたようです。お二人のツイートを採録しました。

江川紹子さんの公判傍聴ツイート
竹中ナミさんの公判傍聴ツイート
2010.03.19 追記その2 (松田光世さんの関連ツイート)

〔注記〕 明らかに分かる誤字・脱字は訂正し、不備なリンク先は修正しました。ただし、チェックが行き届かずに見落とししている可能性もあります。その点はご容赦下さい。また、必要に応じて〔注〕や〔関連記事〕等を付してあります。

なお、それぞれのオリジナルのツイートを読むにはそれぞれのツイートの一番下にあるポストされた時刻(時:分:秒)に貼られているリンクをクリックして下さい。

江川紹子さん 2010年03月18日(木) 

大阪地裁なう。到着が早すぎ。遠い人ほど早く来て、近い人ほど遅刻するって、よくあるけれど。雨が降ると思って長い傘を持ってきたのに、なんと大阪は晴れている!どこかに置き忘れそうな予感。

posted at 09:07:01

村木裁判、今日から重要証人などの取り調べに当たった検事の証人尋問が行われる。取り調べ検事の尋問自体は珍しくないが、6人もというのは、かなり異例。検事の証人尋問って、要は「違法な調べはしてません。本人が任意で供述しました」と言うだけなので、かなり地味。弁護側がそれを突き崩せるか

posted at 09:11:08

大阪地裁の村木厚子被告の裁判。今日は傍聴券交付はなし。検事の証人尋問は地味です。「すみません、ちょっと被疑者脅しちゃいました」なんて自白する人はまずいないので、全然ドラマがないのが普通。ということで人気薄なのかもしれない #muraki

posted at 09:17:11

駅で買った読売新聞大阪版には、第3社会面にちゃんと裁判の記事が大きく出ていました。 #muraki

posted at 09:21:46

大阪地裁:午前中は凜の会代表の倉沢被告を取り調べた坂口副検事が証人。検察側の主尋問で、取り調べは適切だったと強調。「取り調べを始める前に『体調はどうですか』と必ず聞いておりました。倉沢さんが『思わしくないです』と言っていた場合は短時間で終わらせていました」と #muraki

posted at 12:34:12

「私が『全容解明が検察官としての私の使命であり国民の要請である』と訴えると、倉沢さんは『分かりました。実は厚労省の担当部署にお願いし、正規の申請を経ずして公的証明書を発行してもらいました』と打ち明けました」と #muraki

posted at 12:39:11

坂口副検事は、取り調べメモを処分。弁護団はこれを問題にしているが、「私が自費で買ったノート。倉沢さんのプライバシーや名誉に関する記載もあったので、プライバシー保護の観点から保管を継続しておくべきではないと判断した」と正当化。検察庁での保管がなぜプライバシー違反? #muraki

posted at 12:42:17

取調中に検事が机を叩いたとの倉沢証言を確かめられ、「数回はあった」と認める。凜の会が障害者と無関係なことを「いったんは認めながら、責任逃れをするように『そこまでの認識はなかった』という時が何回かあったので、その時に少し机を叩いた」と #muraki

posted at 12:46:26

それでも、取り調べの最終日、倉沢被告はスーツを着て臨み、最後に深々とお辞儀をして、「ありがとうございました。私の担当が坂口さんで本当によかった」と言ってくれた、と。 #muraki

posted at 12:47:47

倉沢被告は平成16年2月25日に石井議員に口添えを依頼したと述べていたが、取り調べの最終日に「それはアポを入れた日。100%その日とは言い切れない」と述べた、と。前回の法廷で、石井氏にこの日は倉沢被告と会ってないと証言されたためか、別の日の可能性を強くにおわせる #muraki

posted at 12:51:21

弁護側反対尋問:長時間の取り調べを行いながら、まったく供述調書を作ってない時期があることを指摘。この時期に何を調べていたのかを聞くも、証人「よく覚えていない」と。「全然覚えてないのか」の追及に、いくつか答えるが、それはすでに調書作成済みのこと。不自然さを追及され… #muraki

posted at 12:55:44

「経緯が長いですから」と苦しい答弁。その間にメモは取っていたのかを問われると、しばしの沈黙のあと「ある程度はとっていました。私の頭の中に倉沢さんの生の言葉として残っておりましたので、あとでまとめて調書にすればいい、と」。そのメモは廃棄されている #muraki

posted at 12:57:15

「石井議員についての供述は6月3日の調書に初めて出てくるが、この日に言い出したのか」の問いに、「5月末か6月1日」と。弁護人「そういう重要な話を聞きながら、その日に調書にしなかったのはなぜか」と問う #muraki

posted at 12:58:54

証人「倉沢さんの供述の出方からして、すぐに調書を作成しなくても、翌日、翌々日に作成しても供述は動かないだろうと確信していた。毎日顔を合わせて、人間関係が形成されていた」と。机を叩いて叱りつけなきゃいけないようなこともあったのに? #muraki

posted at 13:00:50

もう裁判所に戻ります。残りは後で #muraki

posted at 13:01:22

倉沢被告が石井議員に会って依頼をしたという日が100パーセントではないと述べたと主張する坂口証人に対して右陪席裁判官が鋭く突っ込む。「手帳に書いてあるのは予定、変更になった可能性もある」と弁解。さらに右陪席は「あの手帳では予定を消化すると赤線で消してある。この日も #muraki

posted at 17:45:16

赤線で消してある」と指摘。「本当に倉沢さんはそんなこと言いましたか」と検察官の証言に疑問を呈した。 #muraki

posted at 17:52:58

裁判長、倉沢被告が本件で逮捕された後、裁判所で行われた勾留質問で、「証明書偽造されたものとは知らなかった。そういうもの作成するよう共謀したことはない」と述べている点を指摘。逮捕後、そういう趣旨の検察官調書ができてないことについて「否認の調書を作らないんですか」と #muraki

posted at 20:35:27

質問。さらに「否認の弁解をそのまま調書にとることはないんですか」と重ねて質問。取り調べをしているのに調書がなく、否認の調書もない状況に、裁判所は不自然さを感じているよう。検察は否認調書は作らないのではないかという裁判長の質問は、本件捜査の本質を突いている #muraki

posted at 20:38:14

続く検察官側証人は、凜の会の河野被告、村木被告の上司だった塩田元部長ら3人の厚労省関係者を取り調べた林谷検事。スーツがはちきれんばかりの”豊満な”肉体の大阪地検特捜部検事は、ペットボトルを片手にヒョコヒョコ軽い足取りで登場。いかにもこういう場は「慣れている」雰囲気 #muraki

posted at 20:54:28

それもそのはず、捜査中の取り調べが問題になって証人出廷するのは、これで3回目という。「宣誓してください」と裁判官に言われて、「は~い」と間延びした返事。リラックスのし過ぎなのか、それとも余裕を演出しようとしているのか……こういう態度の証人はちょっと珍しい #muraki

posted at 21:08:45

しかも林谷検事の話は、声が小さく、とにかく早口。いくら主尋問の検察官が「ゆっくり」と言っても、改まらない。速記官が、最初は困惑顔、そのうち、うんざりした顔をしている。中身のあるなしはともかく、ぺらぺらとまくし立てて、相手を圧倒しようとするタイプのようだ。 #muraki

posted at 21:15:17

林谷検事もメモを取ったノート2冊は廃棄している、と。理由を聞かれ「私にとって必要ないから」と。大阪地検特捜部では、被疑者が否認しても調書にしない、取り調べの時のメモは廃棄する、というのが慣例なのだろうか #muraki

posted at 21:18:47

林谷検事に取り調べられた4人は、いずれも公判の証言で調書の内容を否認し、捜査段階で無理な取り調べがあったと証言している。しかし林谷検事は、大声で追及したことはあったと認めながら、威嚇的な取り調べや取り引きなどは一切なかったと、4人の公判証言を否定 #muraki

posted at 21:21:01

村木被告の上司である塩田厚労省部長は、公判で「石井議員との通話記録がある」と林谷検事から言われて、それならば電話をしたことがあるかもしれない、と認めた旨を証言している。しかし、後でそのような通話記録はなかったと知らされ、欺かれたとショックを受けたというのが法廷証言 "muraki

posted at 21:23:56

林谷検事は、そうした塩田証言を一切否定。自分から通話記録についての話を持ちかけたことはないと述べた。そのうえで、塩田部長を2度目に取り調べた時に、「すみません。実は昨日は隠していました」と石井議員とはこの件で2回話をしていることを供述した、と証言 #muraki

posted at 21:26:48

本当のことを話そうと思った理由を尋ねると、塩田部長は小泉元首相の秘書だった飯島氏に相談したところ「本当のことを話なさい」と言われたからと述べた、と。自分自身の逮捕をおそれた塩田氏が、かねてから知り合いの飯島氏に相談をしたが、当たり前の返答しか返ってこなかった。 #muraki

posted at 21:35:33

林谷証言によれば、飯島氏は、以前厚生省次官だったO氏が逮捕された時のことを引き合いにして、「あの事件のことはよく覚えているだろ」「嘘をついてもばれるから正直に話した方がいい」と、至極まっとうなことを勧めたとのこと。林谷検事は、そのいきさつを調書化しようとしたが  #muraki

posted at 21:38:14

塩田元部長が飯島氏の名前を出すのを嫌がり、その部分は調書にしなかった、と。それにしても、なぜ検察側はここで飯島氏の名前をわざわざ出したのか?一部で、飯島氏がこの事件の黒幕であるかのような陰謀論が出回っていることを意識してのことか、それともマスコミがこの名前に #muraki

posted at 21:42:08

飛びついて、検察官の取り調べの問題よりも、飯島氏に関心が移ることを期待してのことか?あるいは、特別な意図はなく、事実経過を単に述べただけなのか?その意図はいまいちよく分からない

posted at 21:45:52

弁護側の反対尋問で、捜査情報がマスコミに伝わっていたことについて質問が及ぶと、検察側が相次いで異議申し立て。「誤導だ」「関連性がない」と検察側は主張した。リークが問題になることをおそれてなのか、検察側の過敏な反応が印象的 #muraki

posted at 21:48:58

凜の会の河野被告の弁護人が林谷検事の取り調べは問題だと大阪地検に抗議。林谷検事は、特捜部副部長から注意を受けた。その辺の事情を聞かれ、「大きな声で追及はしたかもしれない」と。ただし、「大きな声で何を言ったか」と問われても「覚えていません」と #muraki

posted at 21:55:08

林谷検事は、任官10年にして大阪地検特捜部は7カ所目の任地であることも明らかになった。あまりに優秀なので、あちこち引っ張りだこになったのか、それとも……その辺は次回の弁護側尋問で明らかにされるかもしれない。 #muraki

posted at 21:58:20

おうち、にゃう! さすがに今日はくたびれた、にゃん。ところで傘ですが、大阪では一滴も降られず、なので一度も開かず、無事持って帰りました。長い傘、ただ運んだだけ。使わない物をただ運んでいることが多いので、江川運送と呼ばれたりもする

posted at 23:34:32

それにしても林谷検事の小さい声で超早口の証言には参りました。聴き取るために身を乗り出して体が傾くので背中がバリバリ、手は腱鞘炎になりそう。取調室で大声出すなら、法廷でも大きな声ではっきり証言して欲しいわ~。

posted at 23:37:02

竹中ナミさん 2010年03月18日(木) 

厚子さん第14回公判傍聴のため、大阪地裁に向かう、なう。今日の出廷は倉沢、河野両氏を取り調べた坂口副検事と、 河野、北村、村松、塩田の各氏を取り調べた林谷検事の二名。う~ん、緊張するなぁ! 今日は江川紹子さんも傍聴に。心強い!!

posted at 08:24:29

大阪地裁201号法廷なう。今朝は一転、寒い!江川紹子さんと合流。昨日の傍聴記を公開したので、ご高覧を。http://www.prop.or.jp/news/topics/2010/20100318_01.html

posted at 09:51:23

倉沢被告を取り調べた坂口副検事が証人出廷。結論から書く。石井議員の関与、企画課長(厚子さん)から直接証明書を受け取った日時などの証拠は、いずれも倉沢氏のあやふやな供述と、不確実な本人の手帳のみ。検察は裏取りしてないことが判明。「なぜ裏付け捜査をしていないのか?」弘中弁護士の問に

posted at 12:36:51

「長期間、長時間、倉沢を取調べ、誠実な人柄で信頼関係も出来ていたから。最後の取調べの日は、いつものジャージではなくスーツで応じ『貴方に取り調べてもらって嬉しかった。ありがとう』と言った」と坂口副検事述べる。法廷内に押し殺した爆笑が。

posted at 12:38:59

取調べメモを全て破棄した件は「自費で買ったノートだった。家族のことも書いていた。破棄は倉沢氏のプライバシー保護のため。」と証言。「調書を残していない日もあるが」との弘中弁護士の問には「このメモ帳に必要事項を書いてたので、取調べに支障なかった」とも。

posted at 12:44:40

堺支部から「身障低料第三種郵便制度を悪用した、企業がらみの事件」の捜査応援で駆り出されたが、「公的証明書偽造事件」の取調べ責任者がどちらも共通の検事だったので、時々その検事と取調べを交代した。その検事は、前田主任検事である、と坂口副検事が語る。

posted at 12:53:26

「あなたが他の検事に取調べを交代した日は、供述調書が残って無いのはなぜ」と弘中弁護士。「自分のノートに記載したり、口頭で引継ぎを受けたので支障なかった」と、坂口副検事。弘中弁護士から聞いていたのとは大違いの「あまりにも正直で(上に◯◯がつくほど) 実直に答える」坂口副検事の、

posted at 12:58:17

やや寂しい後頭部と、決して高価ではなさそうな背広の後ろ姿に、「組織の歯車」という言葉が胸に浮かぶ。公判後、坂口氏はどこの飛ばされるのか・・・いやいや、同情してる場合やない。

posted at 13:00:51

あ、もはや昼休みが終わる。ツイッターが暫くアクセスできなかったせいで、少ししか速報できず残念や。そういえば、紹子さんは無事アクセスできてるかな??

posted at 13:02:42

〔2010.03.19 追記

竹中ナミさんによる「第14回公判傍聴記平成22年3月18日」が村木厚子さんの裁判を見守り支援する部屋(公判傍聴記)にアップロードされています。

〔2010.03.24 追記

上記「第14回公判傍聴記」は江川紹子さんのツイート等が追加されて、「第14回公判 傍聴記 by ナミねぇ、ジャーナリスト江川紹子さん & ゆきこ」というタイトルに変更されています。

〔2010.03.19 追記その2

江川紹子さんのツイート(1)――郵便不正?事件第11回公判傍聴記」では、郵便不正事件関連として松田光世(matsudadoraemon)さんのツイート(私が採録したもの)へのリンクを付しておきましたが、わざわざジャンプするのもたいへんなので、以下に追加しておきます。松田光世さんが名を伏せて「引退した自民党議員の秘書を長く務め、身内に障害者を複数抱え、障害者福祉にもともと影響力のある男」といっている「ある男」とは誰なのか。松田さんは「その男」のイニシャルを「M」としていますので小泉元総理の秘書官だった飯島勲氏という説は脚下されてしまいます。飯島氏より前から小泉元総理のもとで働いていた他の秘書官…?という説が有力なようです。

〔2010.03.22 追記

いや、どうやら私は誤読をしていたみたいです。「その男」はやはり飯島氏のようです。「真犯人」が第14回公判で名前が飛び出した飯島秘書官でもう一人の「重要な共犯者」が「M」つまり――飯島氏の召使のような立場にいた「元郵政官僚で小泉が郵政大臣の際の秘書官・森氏」だということ。森氏は後に郵政公社東京支社長になったそうですので、松田光世さんのツイートの通りなんですね。参考として阿修羅掲示板「検察官が証言 「小泉元首相の秘書から言われた」(映像あり)」という記事によせられたコメントの 80番を以下に転載します。(記事中のMBSニュースの映像は削除されていますが 石井一議員・村木厚子氏を貶める為「小泉元首相の秘書、飯島勲が関与」 に保存されています)

阿修羅掲示板記事のコメントから 

2010年3月21日 01:23:21

当時の郵政公社東京支社長のM(森氏)は元郵政官僚で小泉が郵政大臣の際の秘書官、当然飯島は政務秘書官この際飯島の召使のような態度を取っていたのが森でその後もこの関係が続いた。飯島案件のため3日で認可が下り10日ほどで認可書類も倉沢の元に届いている。

 元部長の塩田幸男(厚生官僚で小泉厚生大臣時代に飯島と知り合っていた。また同郷(香川県)の木村義雄(接骨師の団体に尽力)とコンパで塩田は一時は高松市長選に出馬を模索。但し病院関係の悪事が露呈し出馬できず。)も森に口利きしていたのは当然。

 飯島と塩田が森に強く口利きした成果が早期認可につながった 村木さんが狙われたのは職務上の上司であることと地方大学(高知大学)出身の女性有望キャリアだったため。

〔2010.03.25 追記

昨日(2010年3月24日)の第15回公判(江川紹子さんのツイート(3)――郵便不正?事件第15回公判傍聴記参照)では検事証言として、塩田幸男厚労省元部長の収賄事件に関連して賄賂を送った自民党厚生族国会議員「キムラヨシオ氏」の名前が出て来ました。これは上のコメントに出てくる木村義雄代議士(厚生労働委員・厚生労働副大臣・厚生労働委員長等を歴任。昨年8月の総選挙で落選)のことですね。塩田部長と木村代議士との密接な関係については、すべては壮大な虚構だった」という記事の後半部「木村義雄代議士と塩田幸雄元部長の共謀」(『四国タイムズ』の記事「凛の会」&「高松さんさん荘」――木村義雄代議士と塩田幸雄元部長の共謀を紹介している)が参考になります(前半部は松田光世氏のツイートの紹介)。

あれやこれやつぎつぎと出て来て、以下の松田光世氏のツイートをあらためて読み返す必要があるようです。

松田光世(matsudadoraemon)さんのツイート 

2010年02月27日(土)


さて、ぼちぼち検察のもう一つの悪質な冤罪事件、村木厚子元局長の冤罪事件(世間では第三者郵便不正事件)について、レポートしていくことにしましょう。すでに、裁判では、検察側証人が、検察尋問に対して供述調書の内容をことごとく否定し、公判維持すら不可能になりつつあるのは周知の事実。

posted at 04:29:18

村木さんの無罪は、ほぼ確実なわけですが、それでは真犯人は誰なのか。障害者団体の認定については、上村勉元係長が「私が一人で全部やった」と公判で証言していますが、これも疑わしい。実際には「上司からマル政案件だと言われてやった」という調書のとおりで、上司は村木課長(当時)ではなかった。

posted at 05:14:37

上村元係長に指示したのは、当時の村木課長の上司で障害者福祉部長だった塩田と考えるのが自然なのに、なぜか大阪地検特捜部は、塩田元部長の証言通りに捜査を進めました。共犯の一人を捕まえずに、その証言ででっちあげられた犯人、つまり村木さんを逮捕した。こんな間抜けな話はありません。

posted at 05:19:51

しかも、検察側証人として法廷に立った塩田氏は、自分の犯行がすでに時効になったことを前提に、公判では証言はをひるがえして「村木さんは無実」と供述を完全に翻しました。これだけなら、おバカの大阪地検が犯人に騙された冤罪事件ですが、実はこの事件にはもう一人の「重要な共犯者」がいます。

posted at 05:24:37

どらえもんは、これまで「真犯人は長野に潜伏中」とだけ、つぶやいてきました。それは、その男が長野に別荘を構え、悠々自適の生活を送っているものの、もし何がしかの経済的利益を倉沢被告から得ていれば「受託収賄罪」となり、時効の7年は過ぎていない。そう考えて調査してきたからです。

posted at 05:28:05

調査には、長妻厚労相、原口総務相の協力も頂きました。日本郵政内部の旧知の方々の協力も。どらえもんは、日経経済部時代に2年間、旧郵政省を担当していましたから。

posted at 05:33:08

村木さん冤罪事件で、当初から検察側のストーリーには大きな無理がありました。それは、日本郵政の第三者郵便の認可を得るために、村木さんが日本郵政の東京支店に電話したというもので、村木さん自身は「電話していないし、知り合いもいない」と取り調べ段階から完全否定してきたことです。

posted at 05:36:52

しかし、障害者団体の資格を得るだけでは、日本郵政公社の第三種郵便の資格認定をパスすることはできません。誰かが口利きをしなければ、あんなにすんなり認められることはない。そこに、もう一人の「重要な共犯者」が浮かんでくるのです。

posted at 05:39:10

どらえもんが当初から疑問に思っていたのは、マスコミが一斉に石井一参院議員と倉沢被告の関係を中心に報道したことでした。週刊誌の中には、石井事務所の秘書という肩書の倉沢被告の名刺を掲載したところもありました。取材すると、ある男がその名刺を見せて「石井一犯人説」を流していたことが判明。

posted at 05:44:14

その男は、引退した自民党議員の秘書を長く務め、身内に障害者を複数抱え、障害者福祉にもともと影響力のある男でした。どらえもんは、政治部時代にその男の派閥を担当していたので、議員会館や派閥事務所でよく顔を合わせてきました。

posted at 05:48:59

どらえもんが担当した時代、その男は「厚生労働の利権は、ほとんど橋竜と経世会。うちがやってるのはゴミとかぐらいなもんだ」とうそぶいていました。のちに、彼の「産廃利権」は、息子の行状とともに週刊誌に報じられるところとなりました。

posted at 05:54:04

その男の上司は、厚生大臣を3回歴任し、その都度政務秘書官を務めたその男は、厚生労働省の官僚に深く食い込んでいました。中でも、障害者福祉部長だった塩田とは入魂の仲でした。

posted at 05:56:49

手元に、小泉内閣時代にその男の地元と周辺自治体に補助金で作られた障害者福祉施設、老人介護施設のリストがあります。実に、多くの施設が作られ、その受注業者が彼の「別荘」も作っています。土地代金も業者が払った疑惑が報じられた。そんな時期に郵便不正事件は起きました。

posted at 06:00:45

実は当時、どらえもんも長野に出向き、その男の別荘の写真を撮り、登記簿をあげて、なぜ一軒隣の家の人が、土地の所有者なのかなど不可解な事実を調査していました。まだ秘書時代のことです。

posted at 06:03:27

その男は、自民党秘書会の有志の集まりを通じて、倉沢被告とも旧知の仲でした。当然、その時代に名刺交換をして、「石井一秘書倉沢」の名刺も持っていた。名刺交換したら、その名刺の裏に日付を書いて、属性ごとに整理しておくのが、その男の習性でした。

posted at 06:13:17

そして、決定的に重要なのは、その男が宮沢内閣時代に郵政大臣秘書官を務め、事件当時の郵政公社に、限定的な形であれ、人脈を持っていたこと。なぜ限定的な人脈しかないかというと、上司が「郵政民営化論者」で、当時の郵政省では総スカン状態だったから。

posted at 06:18:47

村木さんの冤罪事件は、村木さんが郵政公社に働きかけたのでなければ、誰が郵政公社に口利きをしたのかを解明しないと事件の全容が解明できない。その謎を解くカギが、その男と事件当時の郵政公社東京支社幹部との緊密な、というより「絶対服従」の関係にある。

posted at 06:23:59

その男と事件当時の郵政公社東京支社長Mは、宮沢内閣当時、郵政大臣室で席を並べて働いていた。政務と事務。肩書は同じ秘書官でも、大臣の威光を笠に着たその男に、Mはこき使われていた。その様子を、当時大臣室に入り浸りだった郵政省クラブ時代のどらえもんは、逐一目撃してきた。

posted at 07:45:34

Mが郵政省広報室長だった当時、どらえもんは、大臣同行で一緒にドイツ・フランスを旅行した。バブル絶頂期のこと。仏南部のリゾート地ニースで最高級のネグレスコホテルに泊まり、ビーチを闊歩するトップレス美女たちを眺めて、Mは「本当にこんなところがあるんですねぇ」と嘆息した。

posted at 07:51:25

当時、一緒に旅行したA氏(現在は日本郵政グループ幹部)によれば、Mとその男の奇妙な絶対服従の関係は「秘書官を辞めたあとも、ずっと続いていた」という。そのためか、Mは小泉内閣の下で出世を続け、日本郵政グループ会社の副社長にまでなった。

posted at 07:55:59

村木さん冤罪事件のレポート続けます。まず引っ掛ったのは、逮捕された上村被告が口にしたという「マル政案件」という言葉でした。霞が関の常識では、「マル政案件」といえば、官邸か大臣、あるいは与党の族議員のボスクラスの強い働きかけのある案件のことを指します。野党議員はマル政とは呼ばない。

posted at 14:56:34

それなのに、当時野党議員で厚生労働委員会に一度も所属したこともなく、「厚生労働省内でピンさんが厚生労働族だという認識の人は一人もいないでしょう」(厚労省幹部)という石井議員が、仮に何らかの働きかけをしたとしても、「マル政案件とは呼ばない」(同)のです。

posted at 15:00:02

つまり、上村元係長が「これはマル政案件だ」と上司から言われたとすれば、その上司は、官邸や大臣、与党族議員の大物から働きかけを受けているので、断れないなと、部下は思うということなのです。

posted at 15:02:03

それを倉沢が石井議員の私設秘書をしていたことを知っている誰かが無理やり石井議員と結び付けようとしているというのが、第一印象だったのです。

posted at 15:06:03

当然、石井議員本人にも秘書にも取材しましたが、本人は「俺は村木さんという人、会ったことないんや。この報道があって、テレビで顔が映って、この人かと。初めて見たんやで」と。

posted at 15:09:18

当然、村木さんへの働きかけなど一笑の下に全否定。村木さん側も全否定。今週は、石井議員本人が法廷に立って、きちんと説明することになるでしょう。

posted at 15:12:45

あの男は、石井議員が関与したように、塩田元部長と口裏合わせをし、自分が関わった日本郵政公社への働きかけをもみ消すため、村木さんを身代わりに仕立て上げた。郵便不正事件の共犯としては、残念ながら時効のカベの向こうにいるあの男こそ、村木さん冤罪事件の主役なのだ。

posted at 15:58:13

あの男は、霞が関に毛細血管のように張り巡らされた利権の網の目を、誰がどの利権を握っているかまで熟知していた。どらえもんがまだ秘書になりたてのころ、3部屋隣にいたあの男から「Kさんの資金的バックは弁政連だろ」と言われた。

posted at 16:12:25

Kさんは、弁理士出身の唯一人の国会議員だ。当然、弁理士政治連盟から支援を受けているが、金銭的には大したことはない。弁政連も党派性のある組織ではない。それもおそらく知った上で、「俺は何でも知ってるぞ」という風にカマをかけるのが、あの男の流儀なのだ。

posted at 16:16:38

あの男は、郵政大臣秘書官当時から、それまで田中派・竹下派が牛じってきた「郵政利権」に目をつけていた。第三種郵便など、その巨大利権のほんのひとかけらでしかない。「郵政民営化」の大義名分の下、郵政を「清和会利権」にすることが、主目的だった。

posted at 16:27:10

あの男の先兵として、郵政利権の引きはがしに動いたのは、竹中平蔵と菅義偉だった。麻生太郎は、あまり利権あさりに興味がなく役に立たないという評価だったので、本人の言うとおり郵政民営化のメインストリームから「外されていた」。

posted at 16:35:10

2010年03月08日(月)


村木さん冤罪事件は、あの男が支配した「郵政民営化利権」のごく一部を元自民党秘書会の同僚だった倉沢被告に「おすそわけ」したのが真相というのが、どらえもんの調査による結論です。

posted at 10:33:04

倉沢被告からあの男に何がしかの利益供与があれば、あの男を収賄罪で捕まえることもできるかと調べましたが、それらしき事実は確認できませんでした。つまり、この郵便不正事件で、あの男を逮捕することはできないと判断し、つぶやくことにしたわけです。

posted at 10:36:37

むしろ、どらえもんの情報網には、当時、倉沢被告があの男の別荘の入手の裏情報で、あの男を脅していたという話も入っています。うるさいハエを追い払うには、障害者向け第三種郵便認可というアメをめぐんであげたということなのでしょう。

posted at 10:40:23

しかし、大阪地検が第三種郵便の不正事件で政界にも捜査の手を伸ばしはじめたことに慌てたあの男は、塩田元部長と口裏合わせをして、村木さんを犯人にでっち上げたのです。村木さんを守ろうと塩田元部長に法廷で真実を証言するよう直接働きかけた厚労省幹部も「塩田さんはでっちあげを認めた」と。

posted at 10:46:57

あの男の意図ははっきりしていて、自民党政権の存続が危機を迎えた時期、民主党の石井参院議員が関与して不正が行われたかのような事件をでっちあげ、「調書はとるな。捜査には協力する」と言葉巧みに大阪地検特捜部の検事を騙して、自分の「共犯関係」を覆い隠したのです。

posted at 10:51:52

大阪地検特捜部は、どらえもんが昔所属した大阪司法クラブの記者の間では「トイチ」と呼ばれていました。10年に1度しかまともな大事件をあげられないということで、検事も東京では使えないレベルだと。タイガースの優勝と特捜部の活躍は、どちらが次に来るかと話題になるのが大阪。

posted at 11:03:46

永田町の修羅場をくぐってきたあの男にしてみれば、大阪の特捜部レベルの検事を騙すのは、簡単でしょう。特捜部長は、三井環氏を逮捕した主任検事ですしね。現に、現場の検事は、あの男が見せた「石井事務所秘書倉沢」の名刺にすぐに飛びついて、今回の村木さん冤罪事件となったわけです。

posted at 11:09:28

真犯人のあの男が指差した方向を捜査して、無理やりでっちあげた供述で、村木さんを「犯人」に仕立て上げようとした大阪地検特捜部は、公判が進んで裁判が維持できなくなるまで、自分たちが騙されたことに気付かなかったのかもしれません。事実は、小説よりもサスペンスドラマよりも奇なりです。

posted at 11:14:00

大阪地検が被害者なわけありません。冤罪被害者は、あくまで村木さん。「トイチ」の大阪特捜が、またドジを踏んだということ。 QT @tetsumah 大阪地検も有る意味被害者?

posted at 15:50:12

どらえもんは、当初から村木さんは冤罪だと思っていました。最初から、あの男が雑誌の記者に倉沢の石井事務所秘書時代の名刺を見せて回っているという情報は入っていましたから。あの男の世論操作のおかげで、何度もひどい目に遭っているので。

posted at 15:54:44

どらえもんと@tuesugiくんは、あの男のおかげで危うく例の「偽メール事件」の犯人にされるところでした。あの男が知り合いの記者を呼びつけては「犯人は民主党議員の秘書だったジャーナリスト」とガセネタを流したおかげです。以来、@tuesugi君とは「被害者同盟」を結成してますが。

posted at 16:01:36

個人攻撃の「ガセネタリーク」は、あの男にとっては、常套手段なのです。どらえもんや@tuesugiくんの「被害者同盟」に、さらにひどい形で加わったのが、村木厚子さんということになります。

16:12:28

ちなみに、あの男が偽メール事件でガセネタを流した時の模様は、被害者同盟の@tuesugiくんがブログに記録してくれているので、参考まで。゙http://www.uesugitakashi.com/archives/50347212.html

posted at 16:49:01

引き続き@tuesugiくんのブログから「被害者同盟」結成のくだり。 http://www.uesugitakashi.com/archives/50347813.html ここまで読んでいただくと、あの男とわれわれの歴史もおわかりいただけるはず。

posted at 16:58:22

どらえもんのところにFTV記者が「○○秘書官がどらえもんが偽メール持ち込んだ犯人だと言ってますよ。本当ですか?」と聞いてきたので、「ウソウソ。真犯人は、山口組系のヤクザの下っ端のNってヤツ。中川秀直とその××組の若頭が銀座で飲んでたって言うから調べてるんだ」と答えたっけ。

posted at 17:07:04

@tuesugiくんのブログでは、配慮して伏せてあるけど、どらえもんは取材に対しては、「あの日は原口さんの予算委質問作りでずっと一緒にいたから、アリバイは原口さんに聞いてよ~。永田議員の質問は一度も作ってないし、どらえもんが作ったらこんなドジな質問しないよぉ」と答えてきました。

posted at 17:15:23

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言語関連の用語について

 表現された言語(本来の意味の言語)を単に言葉あるいは言語、ことば…のように表記しています。ソシュール的な意味の言語(言語規範ないし思考言語)はカッコつきで「言語」あるいは「言語langue」・「ラング」・「ことば」等と表記しています。(背景色つきで「言語」のように表記している場合もあります)

 一般的な意味の概念を単に概念と表記し、ソシュール的な意味の概念(語の意義としての概念、いわゆるシニフィエ・語概念)はカッコつきで「概念」と表記します。(2006年9月9日以降)

 また、ある時期からは存在形態の違いに応じて現実形態表象形態概念形態のように用語の背景色を変えて区別しています(この文章では〈知覚形態〉も〈表象形態〉に含めています)。

 ソシュールの規定した用語を再規定し、次のような日本語に置き換えて表記します。詳細は「ソシュール用語の再規定(1)」を参照。

【規範レベルにおける再規定】

・シニフィアン  → 語韻     (ある語音から抽出された音韻)

・シニフィエ   → 語概念(語義) (ある語によって表わされるべき概念)

・シーニュ・記号 → 語規範(語観念)(ある語についての規範認識)

・記号の体系   → 語彙規範   (語すべてについての規範認識)

・言語      → 言語規範   (言語表現に関するすべての規範認識)

語概念・語韻は 語概念⇔語韻語韻⇔語概念)という連合した形で語規範として認識されています。語規範はこのように2つの概念的認識が連合した規範認識です。ソシュールは「言語langue」を「諸記号」相互の規定関係と考えてこれを「記号の体系」あるいは「連合関係」と呼びますが、「記号の体系・連合関係」の実体は語彙規範であり、言語規範を構成している一つの規範認識です。規範認識は概念化された認識つまり〈概念形態〉の認識なのです。

なお、構造言語学・構造主義では「連合関係」は「範列関係(範例関係)」(「パラディグム」)といいかえられその意義も拡張されています。

 語・内語・言語・内言(内言語・思考言語) について、語規範および言語規範に媒介される連合を、三浦つとむの主張する関係意味論の立場からつぎのように規定・定義しています。詳細は『「内語」「内言・思考言語」の再規定』を参照。(2006年10月23日以降)

  : 語規範に媒介された 語音個別概念 という連合を背後にもった表現。

内語 : 語規範に媒介された 語音像⇔個別概念 という連合を背後にもった認識。

言語 : 言語規範に媒介された 言語音(語音の連鎖)⇔個別概念の相互連関 という連合を背後にもった表現。

内言 : 言語規範に媒介された 言語音像(語音像の連鎖)⇔個別概念の相互連関 という連合を背後にもった認識・思考過程。

内語内言は〈表象形態〉の認識です。

なお、上のように規定した 内言(内言語・内的言語・思考言語)、 内語とソシュール派のいうそれらとを区別するために、ソシュール派のそれらは「内言」(「内言語」・「内的言語」・「思考言語」)、「内語」のようにカッコつきで表記します。

また、ソシュールは「内言」つまり表現を前提としない思考過程における内言および内言が行われる領域をも「言語langue」と呼んでいるので、これも必要に応じてカッコつきで「内言」・「内言語」・「内的言語」・「思考言語」のように表記します(これらはすべて内言と規定されます)。さらに、ソシュールは「内語の連鎖」(「分節」された「内言」)を「言連鎖」あるいは「連辞」と呼んでいますが、まぎらわしいので「連辞」に統一します(「連辞」も内言です)。この観点から見た「言語langue」は「連辞関係」と呼ばれます。ソシュールは「内語」あるいは「言語単位」の意味はこの「連辞関係」によって生まれると考え、その意味を「価値」と呼びます。構造言語学では「言(話し言葉)」や「書(書き言葉)」における語の連鎖をも「連辞」と呼び、「連辞関係」を「シンタグム」と呼んでいます。詳細は「ソシュールの「言語」(1)~(4)」「ソシュール用語の再規定(1)~(4)」「ソシュール「言語学」とは何か(1)~(8)」を参照。

 さらに、ソシュールは内言における 語音像⇔個別概念 という形態の連合も「シーニュ・記号」と呼んでいるので、このレベルでの「シニフィアン」・「シニフィエ」についてもきちんと再規定する必要があります。

【内言レベルにおける再規定】

・シニフィアン  → 語音像(個別概念と語規範に媒介されて形成される語音の表象)

・シニフィエ   → 個別概念(知覚や再現表象から形成され、語規範の媒介によって語音像と連合した個別概念)

・シーニュ・記号 → 内語

・言語      → 内言

ソシュールがともに「シーニュ・記号」と呼んでいる2種類の連合 語韻⇔語概念語規範)と 語音像⇔個別概念内語)とは形態が異なっていますのできちんと区別して扱う必要があります。

 また、実際に表現された言語レベルにおいても、語音個別概念 という形態の連合が「シーニュ・記号」と呼ばれることもありますので、このレベルでの「シニフィアン」・「シニフィエ」についてもきちんと再規定する必要があります。

【言語(形象)レベルにおける再規定】

・シニフィアン  → 語音個別概念語規範に媒介されて実際に表現された語の音声。文字言語では文字の形象

・シニフィエ   → 表現された語の意味。個別概念を介して間接的にと結びついている(この個別概念語規範の媒介によってと連合している)

・シーニュ・記号 → (表現されたもの)

・言語      → 言語(表現されたもの)

 語音言語音語音像言語音像語韻についての詳細は「言語音・言語音像・音韻についての覚書」を、内言内語については「ソシュール用語の再規定(4)――思考・内言」を参照して下さい。また、書き言葉や点字・手話についても言語規範が存在し、それらについても各レベルにおける考察が必要ですが、ここでは触れることができません。

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プロフィール

シカゴ・ブルース

シカゴ・ブルース (ID:okrchicagob)

1948年生れ(68歳♂)。国語と理科が好き。ことばについては子供のころからずっと関心を抱いていました。20代半ばに三浦つとむの書に出会って以来言語過程説の立場からことばについて考え続けています。現在は39年間続けた自営(学習塾)の仕事を辞め個人的に依頼されたことだけをこなす日々です。

コメント等では略称の シカゴ を使うこともあります。

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意識と言語(こころとことば)

われわれは人間が『意識』をももっていることをみいだす。しかし『精神』は物質に『つかれて』いるという呪いをもともとおわされており、このばあいに物質は言語の形であらわれる。言語は意識とおなじようにふるい――言語は実践的な意識、他の人間にとっても存在し、したがってまた私自身にとってもはじめて存在する現実的な意識である。そして言語は意識とおなじように他の人間との交通の欲望、その必要からはじめて発生する。したがって意識ははじめからすでにひとつの社会的な産物であり、そして一般に人間が存在するかぎりそうであるほかはない。(マルクス・エンゲルス『ドイツ・イデオロギー』古在由重訳・岩波文庫)


ことばは、人間が心で思っていることをほかの人間に伝えるために使われています。ですから人間の心のありかたについて理解するならばことばのこともわかってきますし、またことばのありかたを理解するときにその場合の人間の心のこまかい動きもわかってきます。
このように、人間の心についての研究とことばについての研究とは密接な関係を持っていて、二つの研究はたがいに助け合いながらすすんでいくことになります。一方なしに他方だけが発展できるわけではありません。
…こうして考えていくと、これまでは神秘的にさえ思われたことばのありかたもまったく合理的だということがおわかりになるでしょう。(三浦つとむ『こころとことば』季節社他)


参考 『認識と言語の理論 I』を読む 1(1)――認識論と言語学三浦つとむ『認識と言語の理論 I』

子どもたちに向けた言葉

ふしぎだと思うこと
  これが科学の芽です
よく観察してたしかめ
そして考えること
  これが科学の茎です
そうして最後になぞがとける
  これが科学の花です
        朝永振一郎

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