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2010年05月11日(火)| 社会>政治・経済 |  
~官房機密費の実態~〔TBSニュースバード〕

〔2010.05.12 追記〕YouTube に動画がアップロードされています。「官房機密費の実態

〔2010.05.12 追記〕阿修羅掲示板:政治・選挙・NHK86 2010年5月12日 「官房機密費の実態

〔2010.05.12 追記〕YouTube「官房機密費」ビデオニュース・ドットコム:武村正義元内閣官房長官、朝ズバ:河村建夫元官房長官


昨日(2010年5月10日)午後3時に〔TBSニュースバード(CS)〕で放送された<ニュースの視点>「~官房機密費の実態~」を文字起こししました。

番組の前半部は4月19日・20日の二夜にわたって<NEWS23クロス>〔TBS〕内で放映された「官房機密費の真実」の野中広務元官房長官(小渕内閣)インタビューとまったく同じものです。後半部は武村正義元官房長官(細川内閣)および鈴木宗男元官房副長官(小渕内閣)への取材。なかなか面白かったですが、さすがTBSというべきか、鳩山内閣批判を最初と最後に入れることを忘れてはいません。

〔注記1〕 記事の末尾に関連動画・サイトへのリンクが載せてあります。

〔注記2〕 以下の文中で「竹内」「金富」「松原」とあるのはそれぞれ<ニュースの視点>竹内久乃キャスター、<NEWS23クロス>金富隆記者、<NEWS23クロス>松原キャスター。また「N」はナレーターを表わしています。

スタジオ 

竹内:内閣官房長官に一任され、時の政権が内密に使えるお金――官房機密費。内容が公開されることのない機密費は国会対策などに流用されているのではないかという疑惑がささやかれていました。そんな中、小渕政権で内閣官房長官を務めた野中広務氏が<NEWS23クロス>の単独インタビューの中で機密費の実態を初めて明らかにしました。月曜の視点は厚いベールに包まれた官房機密費に迫ります。スタジオには取材した<NEWS23クロス>の金富記者に来ていただきました。金富さん、よろしくお願いします。

金富:よろしくお願いします。

竹内:では始めに野中元官房長官が初めて証言した機密費の実態についてご覧下さい。

野中元長官が初証言――官房機密費の真実 

鳩山総理・国会答弁  

鳩山:公開をいたすということを実施をして参りたい…。

N:鳩山総理が原則公開の方針を打ち出したが、手続きが進む様子が見えない官房機密費。領収書も要らない、記録も残さない。内閣官房長官が自由に使える金だ。

小泉純一郎首相(当時)・国会答弁  

小泉:機密費というのは…、公開できないから機密なんですよ。

N:自民党政権は一貫して情報公開を拒んできた。厚いベールに包まれた機密費の実態。この人物が重い口を開いた。

野中:もう辞めてもうじき死んでいくから、これからの民主党が本当に国民のためになる官邸の機密費を含めた運用をやってくれるために(機密費の実態を)正確に言うといた方が私はいいと思うんですから――。

N:松原キャスターのインタビューに応じたのは元内閣官房長官野中広務氏。1998年7月から1年あまり、小渕内閣で官房長官を務めた政界の実力者だ。初めて証言する官房機密費の真実。

松原:たとえばどういうことに使われていたんですか?

野中:まあね、国会対策が多かったですね。だから一つはやっぱり総理の部屋に1千万ほどは渡すと、月…

松原:毎月?

野中:うん。それからとにかく衆議院の国対、それから参議院の幹事長室に5百ずつ持っていかなきゃならなかったですね。これは覚えてます。

N:小渕総理大臣の元へ1千万円、さらに国対委員長、参議院幹事長の元に5百万円ずつ、毎月渡されていたという官房機密費。当時国対委員長だった古賀(誠)氏は取材に対し「過去のことなので記憶にありません」とコメントしている。機密費はもともと外交の情報収集などに使う経費とされる。だが金は別の目的にも使われていた。

松原:総理のところに1千万とあとそれぞれ5百万という話がありますが、固定費という考えでいいわけですね?

野中:固定費ですね。

松原:それはどういう風に使われるという風に解釈されていましたか?

野中:それはぼくは国対委員長をやってませんから、知りませんけども、やっぱり国会を動かしていくのに必要だったんじゃないですかね。

テロップ:通信傍受法案採決(’99年5月)。国旗国歌法案採決(’99年7月)。自由党との連立協議。

N:参議院で当時過半数を割り込んでいた与党自民党。政局の安定には野党との連携が欠かせない。国対委員長などに渡す金額は慣例で決まっていたという。

野中:これは、ある程度僕も疑問を感じながら、やっぱり慣例だからと思って持っていかせましたけども…。

松原:ときに国会によっては多いときもあったということですか。

野中:まあ、あのときは野党工作の要るときですからね、われわれのときは。

松原:それは、具体的にはたとえば5百なら5百としたらどういう風にそれは使われるものなんですか?

野中:いやあ、それは知りません。

松原:直接、手渡すこともあるんですか?

野中:いや、それは自民党の国会対策委員長にですよ。

松原:を通してということですか?

野中:だけですよ。そっから先から、先行く先は知りません。

N:官房機密費の総額は現在年間14億6千万円。会計検査院の監査を受けることはない。そのため機密費の流用はつねにささやかれてきた。

共産党・志位和夫井委員長(’02年)  

志位:国民の税金を勝手放題なやり方で…

テロップ:共産党が入手した「金銭出納帳」

N:共産党が入手した宮沢政権の時代、加藤(紘一)官房長官の元で作られたとされる文書。支出先は政治家への贈り物やパーティ券の購入などとなっていた。だがその真偽について時の政府が答えることはなく、機密費は厚いベールに包まれたままだった。そんなベールの裏側で渡されていた金があった。野中氏が初めて口を開く。

野中:これはその盆暮れの、それぞれ総理を経験された方とか…

松原:いまおっしゃった中に総理経験者とおっしゃいましたが、それは総理経験者のいわば先輩たち、総理経験者の方々には定期的にその…

野中:まあ、顧問料みたいなもんでね。

松原:それは大体いくらくらいなんですか?

野中:せいぜい百万くらいですよ。

松原:月にですか?

野中:いやいやいや、盆暮れ。

松原:盆暮れ二回、あ、なるほど。

N:定期的に機密費が渡る先の一つ、それが歴代の総理経験者だったという。盆暮れに百万円ずつ。野中氏によれば政界を引退した歴代総理には機密費から毎年2百万円が渡されていた。支払いは自民党の元総理だけで、長年行なわれていた可能性があるという。

N:一方で機密費は本来の目的である外交にも使われていた。話は北朝鮮外交に及ぶ。

野中:あの頃ねえ、北朝鮮と何とかしたいという、ずっと’90年以来のあれがありましたから、そういう点で向こう(北朝鮮)に行く人は正規の旅費も出ないし…

松原:ああ、水面下でパイプを作ったり交渉するときのために?

野中:そうそう。

松原:直接北朝鮮に行かれる議員の方?

野中:に行かれるのに。

松原:うーん。

野中:渡していい人か、悪いか、人か、効果があるか無いかぐらいは見極めてやりましたけどもね。

テロップ:官房長官就任あいさつ(’98年)。引き継ぎ。

N:議員外交の旅費としても使われた機密費。では金を渡す先はどのように決められていたのか。機密費は記録が存在しないとされてきた。だが、野中氏は長官就任の際、内閣官房の担当者からノートを手渡されたという。そこにはこれまで金を渡した相手が記されていた。

野中:「過去の実績が記録されておりますから、それを参考にしてやっていただいたら結構です」と(担当者からノートを手渡された)。

松原:それも慣例になっていたということですか?

野中:そうですね。書いてあることをそのまま引き継いで…。

N:過去に機密費を渡した先が詳しく記録されていたという”引き継ぎ帳”。支払うべき相手と金額が具体的に書かれていたという。記録はない、とされてきた機密費。だが、野中証言によって自民党政権ではこの引き継ぎ帳が代々受け継がれていた可能性が出て来た。

野中:「これだけは従来持っていってましたから、これはきちっと引き継いでやって下さいよ」ということで引き継ぐわけですから。

松原:代々おそらくそういう風になっているということですか?

野中:じゃないですかねえ。私は一回より官邸に入ったことはないから分かりませんけど。

N:引き継ぎ帳に記された定期的に支払われる機密費。いわば固定費だが、野中氏によるとそれは総額で月5千万円にのぼっていた。それ以外にそのときどきの判断で支出される金もあった。その額は――。

野中:(固定費以外に)7、8千万。一番余計いったときで7千万。

松原:月にですか?

野中:ああ。これは覚えてます。

松原:そうですか。それは、どうしてほかの月よりも多かったんですか?

野中:いや、片づけてきたらそんだけになっとったちゅうだけの話。

松原:なるほど。特に何かがあったというわけではなく?

野中:ええ。

松原:機密費のありかたというのはですね、どうあるべきだと思われますか。

野中:やっぱりその、外交的にはある程度公開できないものもあるんではないかと思います。ただその他のものについては、やっぱり公開していくという、そういうやり方を透明化することがいいと…。

スタジオ 

竹内:はい、まさに打ち出の小槌といいますか、この官房機密費なんですけれども、あらためてこの官房機密費とは一体どんなものなんですか?

金富:(「官房報償費 情報収集および分析などに必要な経費」と書かれたフリップを見せながら)はい、官房機密費というのは正式名称はこちらにありますが「官房報償費」、「内閣官房報償費」といいます。これはですね、今年も年間14億6165万円が計上されているんですが、予算分類上はですね、「情報収集および分析などに必要な経費」という風にされていて、先ほどのVTRでロシア外交の話、北朝鮮外交の話がありましたが、たとえば相手の国の外交当局者と会食をするですとか、あるいは情報を得る、情報そのものに対する対価であるとか、そういうものに支払われるお金と言うことが、まあ一つ想定されているわけなんです。ただ、さっきもありましたが情報公開の対象にならないというところからですね、流用されているんじゃないかと、それ以外の目的に流用されているんじゃないかという説がずっと流れていたわけです。たとえば2001年にはですね、塩川正十郎さんという方、これは宇野内閣の官房長官であった方ですけども、この方がテレビの番組に出てですね、「野党対策に使っていた」ということを暴露したということがありました。ただ塩川さんはその後ですね、国会で答弁を求められて「そのことは忘れました」という風に話したりもしていて、今回野中さんがこれだけ詳細に、国会対策、あるいは野党工作に使ったということを話したのは初めて、と言っていいと思います。

竹内:この官房機密費を使う上での条件としてはどんなことを挙げられますか。

金富:一般に言われていますのは、野中さん自身もそうだったそうなんですけども、領収書はまず要らない、と。つまり何に使ったかというのは記録は積極的に残す必要はない、と。

竹内:うーん、それは何か納得いかないんですけれども。

金富:ただですね、ちょっとむずかしいんですけども、情報を集める、情報を収集するときにですね、相手が明らかにならないような、相手のその情報源といいますかね、それを守るためにもともとはそういうルールが運用されている、と。つまり本当に情報を収集するためにですね、使われているんだったら必要なお金という風にいってもいいかと思います。

竹内:はい。そのほかの条件としては?

金富:これまでですね、もう一つは会計検査院のですね、詳しい監査の対象にもならないということで、何に使われているんだろうかということが、流用されているんではないかというのが疑惑としてはあった、ということです。

竹内:はい。野中氏の証言の中でもっとも注目すべき点としてはどんなことがいえますか?

金富:そうですね、野中さん、いろんなことをおっしゃっていました。月々総理大臣室に1千万、国対委員長に5百万、参議院幹事長室に5百万、という風にいってたんですが、こうしたお金の使い方はですね、”引き継ぎ帳”というのが存在いたしまして、この引き継ぎ帳に書かれている通りにやった、と。で、これまで内閣官房機密費をめぐっては、その記録というものが一切存在しないという風に言われてたんですが、少なくても野中さんが務めていた’90年代後半の自民党政権にはこういう引き継ぎ帳、大学ノートで手書きに書かれていたと、手書きで書かれていたということなんですがそれが存在していた、ということが初めて分かったわけです。そして野中さんはその引き継ぎ帳に書かれている通りの、いわば月々であるとか、盆暮れであるとか、支払っていた固定費が最高に、最高でですね、月々5千万円にもなっていたということなんですね。

竹内:すごい金額ですけれども、この引き継ぎ帳、今どこにあるんですか?

金富:野中さんはですね、インタビューでこう言っています。「もう廃棄されてるでしょう」と。まあ、野中さんの時代からですね、十数年がすでに経過しているわけなんですが、ただま、自民党政権のですね、ある時期にかなり詳しい記録があった、ということはどうやら事実のようなんで、たとえば機密費がですね、適正に使われていたかどうか、それをチェックするためにですね、この引き継ぎ帳がどうなっていたのか、検証する必要はあるんじゃないかと思います。

竹内:そうですよね。ただ今回野中さんは「語り残したい」という理由で機密費の実態を明らかにしたんですけれども、なぜこのタイミングだったんですか?

金富:まあ、それについてはいろんな諸説があるかとは思うんですが、私たちがですね、私たちの番組の松原キャスターのインタビューに応じて欲しいという申し入れをしましたら、野中さんからは「話せるところまでは話す」という風に返答があって今回のインタビューになったものです。このインタビューの後ですね、野中さんは同じ内容を新聞各紙でも話していて、そのことがちょっとした騒ぎになってもいるんですが、政権交代した今だからこそ変えるチャンスではある、という風に野中さん自身も思ったのかも知れません。

竹内:やはり野中さんも変えたいという思いから、このタイミングで言ったということなんですかねえ。

金富:そうですね。その動機が一つあったのかも知れません。

竹内:はい。ではここで野中氏の証言の続きをご覧下さい。

野中元長官が語る――官房機密費の真実 

野中:あのう…まあ、もう辞めてもうじき死んでいくから、…(機密費の実態を)正確に言うといた方が私はいいと思うんですから――。

N:小渕内閣で内閣官房長官を務めた野中広務氏。外交の情報収集などに当てる予算=官房機密費が国会対策に使われていた実態を<23クロス>で初めて語った。

野中:野党工作の要るときですからね、われわれのときは。

N:官房機密費は情報公開もされず、会計検査院のチェックを受けることもない。野中証言で分かった一部が流用されていた実態。機密費は歴代の元総理に顧問料のような形で定期的に渡されていたという(百万円ずつ年2回)、

平野博文官房長官の会見  

平野:野中元長官がどういう風に言われたかというのは、私は承知してませんし、それは自民党時代の話でしょうから、私は全く承知を致しておりません。

大島理森自民党幹事長の会見  

大島:官房機密費というのは機密費でございますし、私からお答えするものではないと思っております。

N:官房機密費は内閣官房長官がそのときどきの判断で自由に使える金、とされる。野中氏の時代、それは最高で月に1億2千万円に上った。当時はそれに群がる政界関係者がいたという。

松原:変なようですけど、たかってくるような議員さんもいらっしゃるということですか。

野中:ないとは言えませんね。

N:あるとき野中氏は、時の総理小渕氏からこんな相談を持ちかけられ、驚いたという。

野中:「最近家を建てたから3千万ほど祝いをくれ」と言うて(ある人物から)電話がかかってきたんだけど、官房長官、どうしたらええと思う?、と。

松原:それは総理から相談が…。

野中:相談があった。

N:「家の新築祝いに3千万円くれ」。総理に電話をかけてきたのは、引退した政治家で、そのとき政治評論家をしていた人物だったという。

野中:で、「何を言うてるんですか」と、「もうね、そんな人は政治家も何もかも去った人じゃないですか」と、「総理に親しいからといってそんな安易な電話かけてきて、そんなことに金出したらおかしくて笑いものになりますよ」と。「ここからは一切出ませんよ」と、「総理、あんたは人がいいから、またね、自分の金やらでとしなさんなよ」というたら「分かった、分かった」というて総理言いましたけどね。結果的にはね、そら1千万やそこら出したんではないかなあと思ってますよ。

N:今回野中氏が証言したのは”引き継ぎ帳”の存在。機密費の支払先はその一部が引き継ぎ帳に記録され、金額も決まっていた。それは代々自民党政権で引き継がれていた可能性が出ている。引き継ぎ帳に書かれていたのは、月々総理に1千万円、国対委員長に5百万円などなど…。中にはこんな顔ぶれも。

野中:評論をしておられる方々に盆暮れにお届けをするというのは、額までみんな書いてありました。

松原:それは政治評論家という意味ですか?

野中:ええ、評論家。

N:機密費は当時複数の政治評論家に盆暮れに配っていた、という野中氏。内心割り切れない思いを抱えていた、と語る。

野中:まあ、あいさつ程度のことですけども、盆暮れやっているのを見て、「ああ、こんなことせんならんかな」とか、「あんだけテレビで正義の先頭を切るみたいに言うてる人が、ああこんなの平気で受け取んのかなあ」と思ったり、ええ、思いましたねえ。

N:さらに、国会議員の中にも機密費を貰いに来る人びとがいた。外遊・海外視察に向かう際の餞別として。それは長年続いた慣例だったという。

野中:ただまあ、与野党問わずに外遊をしたりなんかするので、癖でもうあっこから、行ったら貰えるというのを知っている人もおりましたね、ある程度。そういう人が来たことはあります。それは私は人を見て、お渡しする人と、しないで話のままで帰って貰った人とありますし…。

松原:たとえば具体的にこう外遊される議員の方に、大体いくらぐらい渡されたことがあると…。

野中:いやまあ、せいぜい50万か百万。

松原:使われた官房機密費の中でご自身で「ああ、この使い方はよかったな」と、こう思われたものはありますか。

野中:ある程度、北朝鮮の情報を調べるというのは一つよかったと思うし、ロシアの政変を察知するのにもよかったなあと、そう思います。

N:その当時、ロシアでプーチン氏が大統領代行に就任するのを小渕内閣はいち早く察知したという。そうした情報収集にも機密費は使われていた。今後のあり方について野中氏に尋ねた。

松原:野中さんの経験で言うと、個人的にはいかがですか?

野中:まあ個人的にはある程度明確にして、不透明なあるいは私的な官邸機密費の使い方ができないような状況というのは、きちっと仕組み的にしておくべきだなあと思いますね。

N:「機密」というベールの陰で、その使い方が問われている官房機密費。年間の予算は今年も14億6千万円が計上されている。

スタジオ 

竹内:驚かされる証言がつぎつぎと出て来ましたけれど、中でも引退した政治家から家の新築祝いに3千万円ほど欲しい、と。ほんとにびっくりしてしまう、ありえないといいますか、考えられない使い途なんですけども、これは氷山の一角に過ぎないんですか?

金富:まあ、正確に言えばですねえ、引退した政治家で元政治評論家、という言い方ですけれども、それが誰かというのはですね、野中氏はこれ以上踏み込んだ証言はしていません。ただ、それもこれもですね、先ほどあった引き継ぎ帳にしたがって定期的に支払う先が決まっていた、と。で、その中ではですね、たとえば私たちのこのインタビューの後ですけれども、ある講演で野中さんは「複数の政治評論家に対して渡していたお金を、盆暮れ5百万円だった」という風に語ってもいてですね、まあ何て言うか、出す方も出す方なら受け取る方も受け取る方だ、というかまったく論外のお金の受け渡しだと思うんですが、私たちのインタビューでも野中さんは一つだけですね、まあ、「これを突き返してきたのは、田原総一郎さんだけだった」と、突き返したお詫びに田原さんは琵琶湖の鮎を送ってきた、という風にも語っています。

竹内:はい。正直私も(政治評論家にお金を渡していたと聞いて)田原さんの顔が頭に浮かんだんですけれども、今受け取らなかったと聞いてちょっと安心しました。また、この機密費に対しては与野党議員が群がる姿、これが野中氏の証言でも明らかになっていましたけれども、たとえば海外旅行の餞別というのはいつまで続いていたんですか?

金富:まあ、海外旅行に行くっていうのは海外視察ですね。外遊に行くときの餞別として、与野党議員が受け取りに来て、これは長年の慣例として渡していた、ということなんですが、このあとのVTRで出て来ますが官房副長官を務めた鈴木宗男氏はですね、私たちの取材に対して、小泉内閣になってようやく終った、という風に語っています。当然ですね海外視察、議員さんが行く海外視察ですから、旅費なんかの精算はもちろん別途されているわけで、こういうおよそ必要とは言いがたいお金の支出が21世紀にもなっても続けられていたというのはちょっと驚きです。

竹内:あくまでも官房機密費は情報収集のためのお金と考えていいのかと思うんですけれど、にもかかわらず外遊の餞別としても渡しているというのは、やはり国民としては納得いかない部分なんですが…。

金富:そうですね、まあ、ですからいつごろから始まってこれが小泉内閣まで続けられていたのかとか、そういった詳細については今の段階では分かっていなくてですね、特に野中さん、私たちの時代には野党工作が必要でしたから、という風に語っていまして、餞別を野党議員に渡すことが、これ野党工作と言えるかどうかは別として、たとえばその野中さん、もう一つ野党工作については具体的にいつどのような形で渡されたかについては、それは国対委員長でなければ分からない、という風に答えているわけですね。ですから餞別に限らずですけれども国会対策や野党工作が具体的にどのように行なわれたかということについては、これも今後の検証が必要な部分、ということになります。

竹内:では野中元官房長官が初めて明かしたこの官房機密費の実態なんですけれども、実はさらに証言する人物が現われました。

武村正義元官房長官(細川内閣)・鈴木宗男元官房副長官(小渕内閣)が明かす機密費15億円の実態 

森内閣・福田康夫官房長官(当時)の国会答弁  

福田:その具体的な使途についてのお答えは差し控えさせていただきます。

N:歴代の自民党政権が情報公開を拒んできた官房機密費。外交の情報収集などに使うため公開はできない。そうした大義名分の陰で機密費はその一部が流用されていた実態が徐々に明らかになってきた。

松原:たとえばどういうことに使われていたんですか?

野中:まあね、国会対策が多かったですね。

N:機密費の多くは国会対策に使われていた。<23クロス>でそう証言した野中元官房長官。そしてベールに包まれたその実態をさらに明かす人物。

武村:この世の中でこんなお金が存在するのか、と。これでいいんだろうか、というそういう思いはありましたから…。

N:私たちの取材に応じたのは武村正義氏、75歳。1993年、細川内閣で機密費を一手に取り扱う内閣官房長官を務めた。今反省を込めてその使い方を振り返る。

武村:だからその、厳密に言うと「ほんとに多くの機密費は必要なのかなあ」という疑問すら抱くこともありました。

N:武村元官房長官が初めて明かす機密費”流用”の実態とは…。

細川護煕首相(当時)の国会答弁  

細川:私はまずこの政権がいわゆる政治改革政権であることを肝に銘じ、政治改革の実現に全力で取り組んで参ります。

N:この年、40年近く続いた自民党政権に代わって与党の座についた細川連立内閣。

自民党金丸信氏にヤミ献金(のちに脱税で逮捕)  

金丸:佐川急便の問題について、私の不徳の点も多々あったと思います。

N:その頃自民党で相次いだ金をめぐるスキャンダル。政治をクリーンにして欲しい。国民の期待を受け政権交代は実現した。〔河野洋平前官房長官との引き継ぎ映像〕このとき官房長官に就任した武村氏、新しい政権での長官引き継ぎの風景だ。だがこの後、武村氏が官僚から受けた説明。それが機密費についてだった。

武村:(河野洋平前官房長官との引き継ぎが終った後)とにかく官房長官室に入って真っ先に来たお客さんがこの官房機密費の担当官でした。そしていわく「官房長官、一切記録は残さないで下さい」と。「領収書も請求書もメモも」。そっから始まりました。

N:機密費を担当する官僚からそのとき受けた説明。使い途の記録は一切残さず、金はひと月1億円は使えること(年間予算15億9千3百万円)、そして机の脇にある黒い金庫の鍵を渡された。

武村:金庫にはいつも当時はですね、4千万キャッシュが入っていました。大体百万円を一つの束にして40個ですね。

N:機密費が納められていた長官室の金庫、中にあったのは百万円の札束が40個、総額で4千万円。使った分は毎晩担当者がやって来て補充していた。それは官房長官らが帰った後、夜中に行なわれていた。

武村:まあ、とにかくこの世の中でこんなお金が存在するのかと。たとえば3百万円使いますと、夜、担当者が来てそして3百万補充すると。だから朝が来れば必ず4千万きちっと金庫にはキャッシュがそろっていると、そういう状況でした。

N:「摩訶不思議な金」。武村氏は最初そう感じたという。使っても翌朝には元に戻る金庫の金。その使い途は…

武村:一番多いのがやっぱり議員の勉強会ですね。あるいは外国との友好関係の議員の会。そういうものにはかなりの額が行ってましたし、数の多いのは議員の海外旅行の餞別なんかですね。

N:議員グループの勉強会の経費として、また議員の外遊・海外視察の餞別として、一度に百万円、50万円と渡される機密費。勉強会も餞別も自民党時代からの慣例だったという。

武村(新党魁(さきがけ)時代)の演説 

武村:この国からスキャンダルがなくなるだけでなしに、あの飽き飽きした永田町の風景がガラリと生れ変わるような…。

N:「クリーンな政治」を掲げ(自民から離党し)新党を立ち上げた武村氏。だが機密費について、自民党政権からの慣例は引き継がれていた。その後彼は金にたかる議員たちに悩まされたという。

武村:同じ議員の勉強会でも、力のありそうな会長が来てですね、「武村君、このぐらい何とかしてくれよ」と、大きな額を言ってきますね。「いやぁ、そんなには出せませんよ」「大体平均こんなもんですよ」。(すると)「いやぁ駄目だ。俺んとこはこんだけ要るんだ」とかいう中で額が決まったりしますとね、「これ、こんなに出す必要ないのになあ」と思いながら、渋々出したこともありましたから…。

N:官房長官自身が「必要なのか疑問だった」という当時の機密費。武村氏は一方でこんな使い途があったと明かす。

武村:これは外交案件だなあと…。ある東南アジアの国のある要人にですね、かなりの額の機密費――報償費を出したこともありました。ええ、これは印象に残ってますけど、まあ一つ一つが明確に…、堂々とクリアにできる使い方であったのか?と言われると、忸怩(じくじ)たるものがあります。

N:小渕内閣の官房副長官だった鈴木宗男議員。当時野中官房長官から受け取っていた機密費の額を初めて明かす。

鈴木:私は毎月2百万円ですね、いただいてました。

N:機密費はロシア外交での情報収集などに使ったという。

鈴木:(小渕首相のロシア訪問に同行)一生懸命ロシアと良好な関係を結びたいと、あるいは北方領土問題を解決したいと思ってやって来ましたからですね、さまざまなチャンネルあるいは人間関係等で接触はありましたから、そういった意味ではいち早く情報は入ってきたし、官邸としては喜んでくれたと思ってますね。

N:外交の情報収集などに使うべき機密費。武村氏は「10年後に使い途を全面公開すれば機密費の流用はなくなる」という。

武村:10年後でも、公開されたらこんな使い方はできないぞ、という意味でかなり自制が働きますし、公開を基本にすればかなり機密費の額は大胆に減らすことができると、私は思ってます。

N:機密費をめぐって鳩山総理が打ち出したのは、一定期間後の全面公開。だが政府内に異論もあり、手続きが進む様子は見えてこない。ここでも総理のリーダーシップが問われている。

スタジオ 

竹内:証言した武村氏は自民党から政権交代した細川内閣で官房長官を務めた人物ですよね。しかし、餞別などの慣例は引き継がれていたようなんですけれども…。

金富:そうですね。先ほどもあった餞別なんですけれども、武村氏によれば、件数で言えば一番多かった、と。来た与野党議員はそれぞれにですね、来る人にはまあみんな上げてた、ということを語っていました。たとえば武村さんはですね、この国に行く議員さんには一人百万、またこの国には50万、この国に行く人には30万、という風にまあ基準は自分で決めて渡していた、と。ただまあ、先ほども言ったように、この餞別がですね件数としては一番多かった、ということで、多くの機密費は必要だったのか、自分としては疑問だった、ということまで言ってました。

竹内:その武村氏が就任したとき、官僚から受けた説明をあらためてフリップにまとめていただきましたけれども、ご覧いただけますでしょうか。

金富:はい、こちらです。第一点が「記録も領収書も残さない」と。いわゆる機密費のよく知られている使い方ですけども。それから「日割りで3百万円~4百万円」ということ。それからもう一つ「使い切るのが慣例」だという説明を受けたそうです。

竹内:なぜ使い切る必要があるんですか?

金富:これはですね、予算措置として次年度に繰り越すということはしないで、使い切ってくださいという風に言われていた、と。一つにはですね、足りなくなってもよくないが、余らせてもよくない、という発想なんだそうです。ここで一つ思い出しますのは、麻生内閣の一番最後でですね、河村官房長官が総選挙が行なわれた翌日に2億5千万円を引き出した、ということが明らかになっています。つまり政権交代するのが分かっている時点で2億5千万円を、いわば駆け込みでですね使ったような形になっているわけなんですが、武村氏はこの官僚から受けたいわば引き継ぎ通りのことをしたんじゃないかなあ、というようなことも言ってました。

竹内:あくまでも情報収集のためのお金のわけにもかかわらず、河村官房長官はそれは必要だったんですか?

金富:ですからまあ、この使途ですね、使い途が一体何であったのかというのが大きな疑問になっているわけなんですが、でまあこちらフリップをまた見ていただきたいんですが、この引き継ぎをしてたのは内閣官房の主席参事官。現在でも内閣官房主席参事官というポストなんですけれども、このポストの人物が全部この説明をしていたということでして、いわば機密費の運用は官僚と政治家の二人三脚で行なわれていたという様子がよく分かるわけです。

竹内:「日割りで3百万円~4百万円」と言われてましたけど、そこまで使う必要、そこまで使うものってあったんですかね?

金富:ですから、こまかい使い途についてはですね、これは明らかになってないんですけれども、武村さんの頃には内閣官房報償費、正式名称ですけれども、15億円あまりと、16億円近くあったんですが、武村さんはそのうち2億円はですね、内閣情報調査室の予算として最初から向こうに回すことは決まっていたと。で、残りですから月額にして1億円余りは官房長官の判断で使えた、ということになっているんですね。

竹内:やはり気になるのが機密費の引き継ぎ帳なんですけれども、鳩山政権にもなって渡っていると見るべきなのですか?

金富:いや、それはおそらくないんだと思いますね。先ほどもありましたが、小泉内閣になってこういう流用に近い餞別とか勉強会とかおよそ必要なさそうな使い方というのは改まったと、いう風に言われていて、その後続いているという風には取材では出てきていないんですけれども、引き継ぎ帳についてどうなってるかっていうのはこれから取材していかないといけないところではあるんですが。

竹内:今後どうなっていくんですかね。

金富:機密費をめぐって鳩山政権の対応をフリップにしてみました。で、鳩山総理は今年3月23日の国会で「一定期間のあとに、一定期間が過ぎたあとに、全面公開する」という風に表明したんですが、その下ですね、平野官房長官は翌日の記者会見で「国益にとってそれが本当にプラスなのかどうか考えなければならない」という風に発言をしていて、総理と官房長官の温度差がここで明らかになっているわけです。

竹内:ただ国民としてはやはり何に使ったのかしっかり知りたいなという部分があるんですけれども、平野官房長官はなぜこのような発言をしたんですかね?

金富:平野さんのですね、発言の真意というのは平野さんに聞くべきなんですけれども、一つには情報収集ということにおいて、まあ会見でまたこういうこともしゃべってまして、情報収集に本当に使った分のお金をその情報源は誰だということを一定期間後であれ、公開してしまったらその情報を渡した人に対して迷惑がかかる、と。公開ということを原則として全部決めてしまうと情報そのものが集らなくなるんじゃないか、というような話もしているんです。

竹内:ただ、武村さんは全面公開が流用阻止の鍵だといっているんですけれども、金富さん自身は機密費のあり方としてはどのように考えていますか?

金富:先ほどもありましたが、機密費という予算そのものは必要なんだろうと思うんですね。これから先外交分野において、あるいはインテリジェンスなんてことが言われますけども、外交をいかに早く正確な情報を受け取るかということが、先ほどのVTRでも北方領土交渉をめぐってのロシア外交なんかがありましたけれども、そういう正規の目的に使われるんであれば、これは必要であろう、という風に考えます。ただ、それもですね、やはり一定の範囲で歯止めは必要なので、どこまでを公開するのか、あるいはどこから先は公開できない、という風にするのか、そこをまず議論する必要があるだろうということと、やはりこういう秘密の予算があるという裏にはですね、それが認められる背景には、使う側が信頼されることがまず大前提なのだろうという風に思うんですね。つまり、これからのことを考える上でも、これまでどういった使い方をしていたのかということは検証していく必要があるんじゃないかなと思います。

竹内:そうですね。世界各国の情報収集のためにはもちろん必要な機密費というのは分かるんですけれども、そのほかの面で使う場合には何に使ったのかというのをしっかり提示してもらいたいなという気持ちは国民的にはあるのかなと思うんですけれどもね。

金富:そうですね。流用は本当に論外、ということにしてもですね公開できる範囲まではきちんと公開すると、今は公開しないことが原則なんですけども、原則公開にして、公開しないケースはこういうものであるという議論をしていくことが、ひょっとしたら大切なんじゃないかなと思います。

竹内:これから参院選もあります。そう言った意味でもこれ以上国民の信頼を裏切らないで欲しいなという思いがありますが。

金富:そうですね、すべてが流用されてたということではないんで、きちっと使われていたケースもたくさんあるでしょうから、公開できる範囲で公開するというのがむしろ信頼回復に役に立つ、という場合もあるのかも知れません。

竹内:はい。月曜日の<ニュースの視点>は野中氏の証言を中心に官房機密費流用の実態を取材した金富記者に解説していただきました。金富さん、今日はありがとうございました。

金富:ありがとうございます。

〔2010.05.12 追記

下の地上げ屋さんの記事によると、小渕総理大臣に新築祝い3千万円を無心した元政治家の評論家は○川○十郎氏らしい。あくまでも「らしい」ですよ。断定はできません。

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【mp3】上杉隆・官房機密費を語る (TBSラジオ - 久米宏ラジオなんですけど 10.07.31 uploaded by @HEAT2009)

【YouTube自動再生】官房機密費問題:青山繁晴(ゲスト:宮崎哲弥 野中広務 上杉隆) (関西テレビ - スーパーニュースアンカー 10.07.28)(野中氏による上杉氏非難が間違いであったという「訂正」報道ビデオを追加しておきました)

「内閣官房機密費」は「便利なお金」か??(空と風と、月と、星。 10.07.23)

官房機密費問題追及に、既存メディア側からも心ある「援軍」が続出! (週刊●上杉隆 10.07.22)

【YouTube自動再生】宮崎哲弥x上杉隆「官房機密費って何?」 (朝日ニュースター - 宮崎哲弥のトーキングヘッズ 10.07.16)

【UST録画】官房機密費・メディア汚染問題で孤軍奮闘する上杉隆氏を応援するUstインタビュー (岩上安身 10.07.14)

官房機密費とメディア ── 連綿と続く癒着の構造 (高田昌幸 10.07.10)

『週刊ポスト』官房機密費告発(1)~ (当ブログ内の記事 10.07.07~)

【YouTube】上杉隆:官房機密費続報~野球賭博報道とのアンバランス (小島慶子キラキラ 10.06.30)

【UST録画】現代ビジネス緊急対談「田原総一朗×上杉隆」 (現代ビジネス・活字版「私が体験した『政治とカネ』のすべて」 10.06.03)

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【YouTube】上杉隆:普天間基地と官房機密費のつづき (小島慶子キラキラ 10.05.18)

官房機密費の内実暴露は何の謀略か(雑記帳 10.05.12)

ハトヤマは、信用出来ない・・オカダでは、ハナシがまとまらない・・キタザワじゃ、ハナシにならない・・・ヒラノとは・・付き合いたくない(ラ・ターシュに魅せられて 10.05.11)

機密費―「夜回りメモ」は全社毎あさ、野中官房長官の手元に(田中龍作ジャーナル 10.05.09)

官房機密費に群がる御用言論人実名が明らかに(植草一秀の『知られざる真実』 10.05.08)

【YouTube】上杉隆:大手メディアが報じない官房機密費【野中広務】 (小島慶子キラキラ 10.05.04)

官房機密費(棒に怒る日本人 10.05.02)

小泉政権時代の「官房機密費」と「御用文化人買収工作」を暴き出せ。「小泉・竹中構造改革」の旗振り役を勤めた田原総一朗司会の「サンプロ」レギュラー・メンバーは、全部、クロだろう。(毒蛇山荘日記 10.05.05)

【機密費問題】「たかじんのそこまで言って委員会(10年5月16日)」にて (阿修羅 10.05.16)【YouTube版(全8本)】【ニコニコ動画版(全1本)】

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こんばんは。 今さっき、TBSのニュース23を見ていました。 ≪独占!シリーズ官房機密費(6)さらに実態に迫る新証言!≫というコーナーでした...
2010/07/23 Fri 23:28:54 | 空と風と、月と、星。
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言語関連の用語について

 表現された言語(本来の意味の言語)を単に言葉あるいは言語、ことば…のように表記しています。ソシュール的な意味の言語(言語規範ないし思考言語)はカッコつきで「言語」あるいは「言語langue」・「ラング」・「ことば」等と表記しています。(背景色つきで「言語」のように表記している場合もあります)

 一般的な意味の概念を単に概念と表記し、ソシュール的な意味の概念(語の意義としての概念、いわゆるシニフィエ・語概念)はカッコつきで「概念」と表記します。(2006年9月9日以降)

 また、ある時期からは存在形態の違いに応じて現実形態表象形態概念形態のように用語の背景色を変えて区別しています(この文章では〈知覚形態〉も〈表象形態〉に含めています)。

 ソシュールの規定した用語を再規定し、次のような日本語に置き換えて表記します。詳細は「ソシュール用語の再規定(1)」を参照。

【規範レベルにおける再規定】

・シニフィアン  → 語韻     (ある語音から抽出された音韻)

・シニフィエ   → 語概念(語義) (ある語によって表わされるべき概念)

・シーニュ・記号 → 語規範(語観念)(ある語についての規範認識)

・記号の体系   → 語彙規範   (語すべてについての規範認識)

・言語      → 言語規範   (言語表現に関するすべての規範認識)

語概念・語韻は 語概念⇔語韻語韻⇔語概念)という連合した形で語規範として認識されています。語規範はこのように2つの概念的認識が連合した規範認識です。ソシュールは「言語langue」を「諸記号」相互の規定関係と考えてこれを「記号の体系」あるいは「連合関係」と呼びますが、「記号の体系・連合関係」の実体は語彙規範であり、言語規範を構成している一つの規範認識です。規範認識は概念化された認識つまり〈概念形態〉の認識なのです。

なお、構造言語学・構造主義では「連合関係」は「範列関係(範例関係)」(「パラディグム」)といいかえられその意義も拡張されています。

 語・内語・言語・内言(内言語・思考言語) について、語規範および言語規範に媒介される連合を、三浦つとむの主張する関係意味論の立場からつぎのように規定・定義しています。詳細は『「内語」「内言・思考言語」の再規定』を参照。(2006年10月23日以降)

  : 語規範に媒介された 語音個別概念 という連合を背後にもった表現。

内語 : 語規範に媒介された 語音像⇔個別概念 という連合を背後にもった認識。

言語 : 言語規範に媒介された 言語音(語音の連鎖)⇔個別概念の相互連関 という連合を背後にもった表現。

内言 : 言語規範に媒介された 言語音像(語音像の連鎖)⇔個別概念の相互連関 という連合を背後にもった認識・思考過程。

内語内言は〈表象形態〉の認識です。

なお、上のように規定した 内言(内言語・内的言語・思考言語)、 内語とソシュール派のいうそれらとを区別するために、ソシュール派のそれらは「内言」(「内言語」・「内的言語」・「思考言語」)、「内語」のようにカッコつきで表記します。

また、ソシュールは「内言」つまり表現を前提としない思考過程における内言および内言が行われる領域をも「言語langue」と呼んでいるので、これも必要に応じてカッコつきで「内言」・「内言語」・「内的言語」・「思考言語」のように表記します(これらはすべて内言と規定されます)。さらに、ソシュールは「内語の連鎖」(「分節」された「内言」)を「言連鎖」あるいは「連辞」と呼んでいますが、まぎらわしいので「連辞」に統一します(「連辞」も内言です)。この観点から見た「言語langue」は「連辞関係」と呼ばれます。ソシュールは「内語」あるいは「言語単位」の意味はこの「連辞関係」によって生まれると考え、その意味を「価値」と呼びます。構造言語学では「言(話し言葉)」や「書(書き言葉)」における語の連鎖をも「連辞」と呼び、「連辞関係」を「シンタグム」と呼んでいます。詳細は「ソシュールの「言語」(1)~(4)」「ソシュール用語の再規定(1)~(4)」「ソシュール「言語学」とは何か(1)~(8)」を参照。

 さらに、ソシュールは内言における 語音像⇔個別概念 という形態の連合も「シーニュ・記号」と呼んでいるので、このレベルでの「シニフィアン」・「シニフィエ」についてもきちんと再規定する必要があります。

【内言レベルにおける再規定】

・シニフィアン  → 語音像(個別概念と語規範に媒介されて形成される語音の表象)

・シニフィエ   → 個別概念(知覚や再現表象から形成され、語規範の媒介によって語音像と連合した個別概念)

・シーニュ・記号 → 内語

・言語      → 内言

ソシュールがともに「シーニュ・記号」と呼んでいる2種類の連合 語韻⇔語概念語規範)と 語音像⇔個別概念内語)とは形態が異なっていますのできちんと区別して扱う必要があります。

 また、実際に表現された言語レベルにおいても、語音個別概念 という形態の連合が「シーニュ・記号」と呼ばれることもありますので、このレベルでの「シニフィアン」・「シニフィエ」についてもきちんと再規定する必要があります。

【言語(形象)レベルにおける再規定】

・シニフィアン  → 語音個別概念語規範に媒介されて実際に表現された語の音声。文字言語では文字の形象

・シニフィエ   → 表現された語の意味。個別概念を介して間接的にと結びついている(この個別概念語規範の媒介によってと連合している)

・シーニュ・記号 → (表現されたもの)

・言語      → 言語(表現されたもの)

 語音言語音語音像言語音像語韻についての詳細は「言語音・言語音像・音韻についての覚書」を、内言内語については「ソシュール用語の再規定(4)――思考・内言」を参照して下さい。また、書き言葉や点字・手話についても言語規範が存在し、それらについても各レベルにおける考察が必要ですが、ここでは触れることができません。

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プロフィール

シカゴ・ブルース

シカゴ・ブルース (ID:okrchicagob)

1948年生れ(68歳♂)。国語と理科が好き。ことばについては子供のころからずっと関心を抱いていました。20代半ばに三浦つとむの書に出会って以来言語過程説の立場からことばについて考え続けています。現在は39年間続けた自営(学習塾)の仕事を辞め個人的に依頼されたことだけをこなす日々です。

コメント等では略称の シカゴ を使うこともあります。

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意識と言語(こころとことば)

われわれは人間が『意識』をももっていることをみいだす。しかし『精神』は物質に『つかれて』いるという呪いをもともとおわされており、このばあいに物質は言語の形であらわれる。言語は意識とおなじようにふるい――言語は実践的な意識、他の人間にとっても存在し、したがってまた私自身にとってもはじめて存在する現実的な意識である。そして言語は意識とおなじように他の人間との交通の欲望、その必要からはじめて発生する。したがって意識ははじめからすでにひとつの社会的な産物であり、そして一般に人間が存在するかぎりそうであるほかはない。(マルクス・エンゲルス『ドイツ・イデオロギー』古在由重訳・岩波文庫)


ことばは、人間が心で思っていることをほかの人間に伝えるために使われています。ですから人間の心のありかたについて理解するならばことばのこともわかってきますし、またことばのありかたを理解するときにその場合の人間の心のこまかい動きもわかってきます。
このように、人間の心についての研究とことばについての研究とは密接な関係を持っていて、二つの研究はたがいに助け合いながらすすんでいくことになります。一方なしに他方だけが発展できるわけではありません。
…こうして考えていくと、これまでは神秘的にさえ思われたことばのありかたもまったく合理的だということがおわかりになるでしょう。(三浦つとむ『こころとことば』季節社他)


参考 『認識と言語の理論 I』を読む 1(1)――認識論と言語学三浦つとむ『認識と言語の理論 I』

子どもたちに向けた言葉

ふしぎだと思うこと
  これが科学の芽です
よく観察してたしかめ
そして考えること
  これが科学の茎です
そうして最後になぞがとける
  これが科学の花です
        朝永振一郎

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