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2014年10月08日(水)| 科学・教育>発酵 |  
乳酸菌を培養する(29)――〔展開編8〕色がきれいな赤紫蘇乳酸菌液

9月の下旬ともなるとこの辺りでも赤紫蘇(あかじそ)の花が咲き始めます。種を取るための株だけを残して他の株はみな抜かれてしまうためその中の 3株を頂いてきました。

赤紫蘇は梅干しや紅しょうがの色づけ・香りづけに使われますがあの赤い色はブルーベリーの色素として有名なアントシアニンの仲間のシソニンという色素だそうで、この色素は酸性のもとで鮮やかな発色をすることで知られています。梅干しの場合は梅に沢山含まれているクエン酸の働きであのような鮮やかな赤い色が出るんですね(梅の中に住んでいる乳酸菌が作り出した乳酸も多少は関与しているでしょう)。赤紫蘇ジュースを作るときも色出しをするために酢やクエン酸を加えます。柴漬けにも赤紫蘇を使いますが漬けてから時間が経つにつれて漬物が赤紫色に染まっていきます。これは乳酸菌が作り出す乳酸によってシソニンが発色するからなんですね。

前稿の「〔展開編7〕手軽にできる蓬乳酸菌の培養」の実験を始めて間もなく上記のように赤紫蘇が手に入ったので蓬と同じようにして赤紫蘇の乳酸菌液ができるだろうと考えてペットボトルを使った赤紫蘇乳酸菌の培養を試してみました。予想した通りきれいな赤紫色の乳酸菌液ができました。

〔注記〕記事中では写真はすべて縮小表示していますが写真をクリックすると別窓が開いて原寸で表示されます。

 
ペットボトルを使って赤紫蘇乳酸菌を培養する
使った材料

濃い色の乳酸菌液を作りたいと思ったので色のついている部分は無駄なく使うことにし、茎は3センチくらいの長さに切り、葉は葉柄の部分も含めます。せっかくなので花の部分も入れます。鮮やかな色にするためと赤紫蘇の乳酸菌・酵母だけを培養するために白糖と片栗粉を使います。

赤紫蘇:200g強
あら塩:20g (約0.5%)
白糖:100g (約2.5%)
片栗粉:小さじ4杯(約15g)
:4リットル弱

実験の経過と結果

初日:4リットルのボトルに材料をすべて入れます。水はボトル上部に空間を少し残す程度にします。約3.9リットルでちょうどいい感じでした。時間が経つにつれ液の色が赤黒くなってきました。

1日後:液の色が写真のようになりました。pH5.0弱4.5強くらいです。赤い色が出るにはまだ酸性度が足りないようです。二酸化炭素の泡がわずかに発生しています。

3日後:赤紫蘇の量が多いためでしょう。早くも pH3.5 まで下がりました。液の赤味がはっきり分かります。発泡量も増えています。顕微鏡で見ると乳酸菌の密度がかなり高いことがわかりました。酵母は円形のものが多く楕円形のものもちらほらと見えます。棹形の酵母はほとんど見当たりません。ごくわずかですが麹菌の菌糸も見えました。

5日後:発泡量が多くなりました。何回かに分けてガス抜きをします。葉っぱの間に二酸化炭素が溜まっているのでとぎ汁培養液に比べるとこの手間がちょっと大変です。液の色はさらに赤みが増しました。

6日後:発泡が激しくなってきました。pH3.5弱 になっています。発酵が十分に進んだと思われるため葉と茎を残して培養液をすべて濾し取り、きれいなボトルに入れます。葉のかけらや花のつぼみなどを取り除くために茶漉しを使いました。写真が濾し取った液、はボトルに残った赤紫蘇の葉や茎です。液の色が鮮やかですが浮遊している片栗粉やデンプンかすのために実際よりも黒みが目立たないのかもしれません。浮遊成分が沈殿すれば透明感も増してもっと黒っぽく見えるはずです。

7日後pH3.0強。顕微鏡で見ると乳酸菌がさらに増えています。乳酸菌密度の高い乳酸菌液です。酵母も増えていますが大部分が円形のもので楕円形のものがそれに混じっています。棹形のものは観察できませんでした。

写真は8日後の赤紫蘇乳酸菌液を種にして作った豆乳ヨーグルトです(乳酸菌液20ml・豆乳250ml)。発泡がまだ続いている状態のものを使ったので中に気泡がかなりできています。テーブルの上に置いた状態で半日ちょっとで固まりました(気温は24~26℃くらい)。冷やしてから食べてみましたが味はまあまあ。ちょっと酸味がありピリッとした食感に赤紫蘇の香りと味が混じっています。発泡が落ち着いてから作ればもう少しきれいなヨーグルトになったでしょう。

ボトルに残った赤紫蘇の葉と茎でもう一度乳酸菌を培養

ボトルに残った赤紫蘇の葉と茎にはまだ色が残っているのでこれを使ってもう一度培養してみました。あら塩40g, 白糖120g, 片栗粉小さじ4杯(約15g)と水4リットル弱を入れて窓際の暖かいところに置きましたが天候が不順で気温の低い日が続いたため発酵はかなりゆっくりと進みました。

写真が7日後にこの培養液を濾し取ったものです。飲んでみるとまだ甘みが残っています。あら塩と白糖を入れてから「ちょっと多すぎたかな」と思ったのですがその通りでした。白糖と片栗粉を使う場合は酵母があまり増えないので糖は少なめにすべきだったのにうっかりしてしまいました。写真は最初に作った赤紫蘇乳酸菌液の13日後の状態です。浮遊物が沈殿して透明度が増したため液本来の色が出ています。

赤紫蘇乳酸菌液の利用

赤紫蘇乳酸菌液は味と香りに癖があって飲んでもさほどおいしくありません。少し温めて蜂蜜を入れるとよいかも。しかし赤紫蘇にはいろいろと薬効があるらしいので薬だと思って飲めば我慢できないほどの味ではありません。「アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー症状を緩和してくれる効果がある」そうなので皮膚に塗るのもいいかもしれません。また、大根やカブを浅漬けするときにちょっと色づけするのに使うと見た目がおいしくなりそうです。

 
pH試験紙/乳酸菌液の利用・活用・効能等について

〔注記〕pH試験紙については「〔基礎編〕米乳酸菌を培養してみた」の「pH試験紙・培養液の色(10円硬貨の利用)」をご覧下さい。pH試験紙が手元にない場合の簡易判定に10円硬貨を利用する方法についても記してあります。

〔注記〕乳酸菌の培養に用いて使い終わったペットボトルの汚れは水で洗うだけで十分ですがボトル内部の肩口の辺りに付着している浮遊物や産膜などはブラシで落とせます。なお、「〔基礎編〕米乳酸菌を培養してみた」の「培養液の濾過・沈殿培養液・ボトル等の洗浄」でご紹介している「フルフルボトル洗い」を使うと手間がかからず簡単にペットボトルの洗浄ができます。

〔注記〕 乳酸菌の培養に関する基本的な事項や知っておくべき大切な情報は「乳酸菌を培養する(1)――〔基礎編〕米乳酸菌を培養してみた」に載せてあります。まだお読みでない場合は一通り目を通しておかれることをお奨めします。また、その記事には 乳酸菌液の利用・活用・効能関連記事へのリンク集 も載せてあります。

なお、日々の実践を通して新たに分かったことや誤っていた記述など、「乳酸菌を培養する(1)――〔基礎編〕」の内容は頻繁に更新・追加されていますのでときどき目を通して頂ければ幸いです。

――乳酸菌を培養する――

   (1)〔基礎編〕  米乳酸菌を培養してみた(とぎ汁培養液)
   (2)〔応用編1〕米ぬか培養液・拡大培養
   (3)〔応用編2〕乳酸菌液で作る豆乳ヨーグルト
   (4)〔応用編3〕通販の米ぬかを使ってみる
   (5)〔応用編4〕飯山氏、拡大培養の「秘法」を明かす
   (6)〔応用編5〕発泡乳酸菌液と乳酸菌風呂
   (7)〔応用編6〕乳清で作る豆乳ヨーグルト
   (8)〔応用編7〕乳酸菌風呂、その2
   (9)〔探究編1〕古米の玄米と米乳酸菌、玄米浸潤液
 (10)〔探究編2〕玄米浸潤培養液
 (11)〔探究編3〕黒糖と白糖、乳酸菌風呂3
 (12)〔探究編4〕米ぬかと糖だけを使った培養実験
 (13)〔展開編1〕玄米で作る豆乳ヨーグルト
 (14)〔展開編2〕とぎ汁で作る豆乳ヨーグルト
 (15)〔展開編3〕日本茶で作る豆乳ヨーグルト
 (16)〔展開編4〕豆乳だけでヨーグルトができた
 (17)〔展開編5〕植物系で作る豆乳ヨーグルト ―― 野菜・果実・穀物・蜂蜜・梅干…等で作るヨーグルトのまとめ
 (18)〔探究編5〕米乳酸菌は120℃に耐えるか
 (19)〔発展編1〕驚異の玄米浸漬培養液
 (20)〔探究編6〕炊いたご飯と乳酸菌
 (21)〔展開編6〕超大雑把な蓬乳酸菌の培養
 (22)〔発展編2〕玄米豆乳乳酸菌液で作る豆乳ヨーグルト
 (23)〔発展編3〕濃いとぎ汁と乳酸菌の増殖率
 (24)〔探究編7〕白米浸漬培養液も乳酸菌が多い
 (25)〔基礎編2〕七分づき米のとぎ汁培養液
 (26)〔発展編4〕米麹の力(米と麹だけで作れる濃密な乳酸菌液)
 (27)〔発展編5〕黒糖と米麹の併用/米麹と産膜性酢酸菌
 (28)〔展開編7〕手軽にできる蓬乳酸菌の培養
 (29)〔展開編8〕色がきれいな赤紫蘇乳酸菌液
 (30)〔展開編9〕ミカンの皮の乳酸菌液

 乳酸菌を培養する(1)~(30)をまとめて読む。

(関連記事)

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定番の紫蘇ジュース(グレープおばさん)

【乳酸菌培養の教科書】(『文殊菩薩』)

科学・教育 | Trackback (0) | Comment (13) | URL | 携帯 | スマフォ |  | 記事番号:327
コメント
 
[902] 
2014/10/10(金)22:15:07 | URL | グレープおばさん[編集
赤ジソ乳酸菌!!
凄い!凄いです!
赤ジソはクエン酸を入れてジュースを作りますが、
そうですか、赤ジソに付着している微生物が
乳酸菌にするんでしょうね。
して赤い色を・・・
畑の中の野菜で乳酸菌を作っていたけど
赤ジソは気がつかなかった・・・
赤ジソで乳酸菌は頭になかったです(^^;)
あ~この画像を見たら
赤ジソで乳酸菌を作りたいけど
霜にやられて見る影もない赤ジソです。
そうそう、
青じそもクエン酸を入れたら薄いピンクになるんですけど乳酸菌にしたら薄いピンクになるんでしょうね(^o^)
来年は絶対に作りますデス~(^o^)
 
[903] Re: タイトルなし
2014/10/12(日)10:57:39 | URL | シカゴ・ブルース[編集
グレープおばさん、こんにちは。

季節外れの大型台風が立て続けにやって来て不順な天候が続いています。移動性高気圧とジェット気流のために日本に近づいた台風はあっという間に東に去って行きますがそれでもぐずついた日が続くのはちょっと憂鬱です。

> そうですか、赤ジソに付着している微生物が
> 乳酸菌にするんでしょうね。
> して赤い色を・・・

柴漬けと同じで乳酸菌が作り出す乳酸の働きでシソニンが赤く発色するんですね。何回か繰り返せば色の変化で乳酸菌液の出来具合が測れますね。

> 畑の中の野菜で乳酸菌を作っていたけど
> 赤ジソは気がつかなかった・・・
> 赤ジソで乳酸菌は頭になかったです(^^;)

ほとんどあらゆる植物に乳酸菌や酵母が住み着いて(内生して)いるわけですから何を使っても発酵すると思います。ただ、葉っぱ類は栄養的にデンプンや糖が不足しているので片栗粉や米粉などのデンプンを入れるのがうまく発酵させるコツではないかと私は考えたわけです。この予想は当たっていると思いました。

> そうそう、
> 青じそもクエン酸を入れたら薄いピンクになるんですけど乳酸菌にしたら薄いピンクになるんでしょうね(^o^)

ということは青じそにもシソニンがわずかながら含まれているかも知れませんね。だとすれば青じそ培養液もきっと淡いピンク色になるでしょう。これはやってみればすぐにわかるでしょう。

> 来年は絶対に作りますデス~(^o^)

庭や畑に紫蘇があるのはいいですね。
 
[904] 
2014/11/12(水)08:36:46 | URL | がちょ[編集
こんにちは。
いつも参考にしています。
米とぎ乳酸菌作成、うまくいきません。アドバイスをお願いします。
二日後に黒糖を入れて、数日後に大きい泡が出て収まりました。PH3.5になっていますが、酸っぱい感じがでません。ヨーグルト作成も固まりませんでした。
温度のために毛布にくるんで作成しています。
まったく成功しません。
よろしくお願いします。
 
[905] Re: タイトルなし
2014/11/12(水)19:27:47 | URL | シカゴ・ブルース[編集
がちょさん、こんばんは。

> 米とぎ乳酸菌作成、うまくいきません。アドバイスをお願いします。
> 二日後に黒糖を入れて、数日後に大きい泡が出て収まりました。PH3.5になっていますが、酸っぱい感じがでません。ヨーグルト作成も固まりませんでした。

二日後に黒糖を入れて数日後に大きい泡が出たということは培養がうまくいっている証拠です。pHが 3.5 なら無事にとぎ汁乳酸菌液ができあがっていると判断して大丈夫です。酸っぱさは食酢に比べると10分の1くらいなので慣れないとちょっと分かりにくいかもしれません。

豆乳ヨーグルトは周囲の温度や乳酸菌液の状態によって固まるまでの時間がまちまちになります。特に酵母菌が多い乳酸菌液は固まるまでに時間がかかり、固まってから放置する時間が長いと泡が沢山発生してぼろぼろになる傾向があります。

部屋の中で比較的気温の高い場所に置いておけば今の時期なら1日程度で固まると思います。ホットカーペットの上や炬燵の中に置いて毛布などでくるんでおけばだいたい半日前後で固まることが多いですが酵母の増殖具合によっては時間がかかることもあります。

酵母が多い乳酸菌液の場合は、乳酸菌液の比率を低くして豆乳:乳酸菌液=12:1くらいにするとうまく固まることが多いです。

いずれにしても最初のうちはうまく固まらないと不安になりますが、時間さえかければ必ず固まります。冷蔵の中でさえ2~3日で固まるわけですからふつうの部屋の中なら1~1.5日で固まります。固まったのに気がつかずに放置するとアワアワでグズグズの豆乳ヨーグルトになってしまうこともありますが食べてみるとそこそこおいしいですし、酵母だけでなく乳酸菌も増えていますので安心して食べても大丈夫です。

というわけで気長に固まるのを待ちましょう。もう何年も豆乳ヨーグルト作りをしている私でも固まるまでの時間を正確に予測するのは実は困難なんです。一般的に古くなった乳酸菌液ほど固まるのに時間がかかりますが味はその方がおいしいことが多いです。

なお豆乳ヨーグルトの味は淡泊なので最初は「こんなものなのか」と感じられますが食べているうちに微妙な味が分かるようになります。
 
[906] 
2014/11/13(木)22:02:09 | URL | がちょ[編集
こんばんは。お返事をありがとうございます。
少しゆるいヨーグルトができました。
ジャム瓶で作っているのですが、蓋は緩めた方が良いですか。
よろしくお願いします。
 
[907] Re: タイトルなし
2014/11/14(金)22:01:37 | URL | シカゴ・ブルース[編集
がちょさん、こんばんは。

> 少しゆるいヨーグルトができました。

ゆるめのヨーグルトは意外においしい。

> ジャム瓶で作っているのですが、蓋は緩めた方が良いですか。

容器の上部にはできるだけ空気がない方がよく固まります。ですから作る量よりもやや大きめの容器を使い、蓋はきちんと閉めます。タッパなど浅めの容器の方がうまくできます。
 
[908] 
2014/11/16(日)18:51:32 | URL | がちょ[編集
アドバイスをありがとうございます。
瓶よりタッパーですね。メモ
申し訳ないのですが、さらに質問をさせてください。
豆乳は常温ですか?温めますか?

米とぎ乳酸菌は顕微鏡だとどんな形ですか?

よろしくお願いします。
 
[909] Re: タイトルなし
2014/11/18(火)20:22:08 | URL | シカゴ・ブルース[編集
がちょさん、こんばんは。

> 豆乳は常温ですか?温めますか?

私は冷蔵庫に入っていた豆乳をそのまま使いますが、あらかじめ50℃くらいに温めておいたものを使うというやり方もあります。その方が固まるまでの時間が短くて済むだろうと思います。アメリカで行なわれている自家製ヨーグルト作りでは牛乳をあらかじめ50~60℃に温めるのが一般的なようです。

> 米とぎ乳酸菌は顕微鏡だとどんな形ですか?

米に住む乳酸菌は棹形(薬を入れるカプセルのような形)のもの――ラクトバチルスの仲間――が主です。植物性乳酸菌の多くはラクトバチルスの仲間です。ぬか床の中で一番勢力が強いのもラクトバチルス系だそうです。米には球形のラクトコッカスという仲間の乳酸菌もいますが数が少ないため顕微鏡ではあまりたくさん見られません。米の中にはラクトバチルスもラクトコッカスも1種類ではなく数種類いるということですが私の持っている顕微鏡では判別できません。細菌は細胞分裂で増えるため乳酸菌の培養液の中では2~12個くらいが連結しているラクトバチルスやラクトコッカスが観察できます。もちろん単独のものも見られます。
 
[910] 
2014/11/19(水)18:13:01 | URL | がちょ[編集
シカゴさん、こんばんは。
勉強になります。ありがとうございます。
早速週末に観察してみます。

今度は小さい固形が一杯のヨーグルトでした。
なかなか難しいですね。
 
[911] 
2014/11/30(日)14:41:51 | URL | がちょ[編集
こんにちは。
ヨーグルトがいつも巣みたいになってしまいます。
やはり乳酸菌液が失敗でしょうか。
よろしくお願いします。
 
[912] Re: タイトルなし
2014/11/30(日)17:51:42 | URL | シカゴ・ブルース[編集
がちょさん、こんばんは。

> ヨーグルトがいつも巣みたいになってしまいます。
> やはり乳酸菌液が失敗でしょうか。

今の時期は気温があまり高くないので鬆(す)が入るのは酵母ではなく主に乳酸菌の増殖によって二酸化炭素がたくさん発生したのが原因だと思われます。

このような場合は容器の下の方に黄色みがかった液体――乳清――がかなり出ています。固まった部分だけ取り出してみるとけっこうしっかりとかたまっていて酸味があります。味も悪くはありません。

乳清がたくさん出たときは木綿の布かガーゼを使って乳清をざっと濾し取り別の容器に取っておきます。固まりの部分は食べます。取り分けておいた乳清はつぎの豆乳ヨーグルトをつくるときの種にするとかなりきれいなヨーグルトができるはずです。酸味はやや薄くなりますがおいしいです。

ですから鬆が入ったときは乳清を濾し取って残った固まりを食べ、乳清はつぎの種菌にするのがよいでしょう。

要するに、鬆が入ったヨーグルトは決して失敗ではなくむしろ乳酸菌や酵母が増殖した証拠ですのでそのまま食べても構いません。乳清を濾し取ってつぎの種にするという方法を一度お試しになって下さい。
 
[913] 
2014/12/07(日)19:29:45 | URL | がちょ[編集
お返事が遅くなりました。
綺麗なヨーグルトがなかなかできませんね。忘れているとあっという間に泡が一杯。
でもアドバイスのおかげで美味しくいただいてます。ありがとうございます。
 
[914] 
2014/12/17(水)21:04:53 | URL | がちょ[編集
こんばんは。
やっとうまく作れるようになりました。
アドバイスをありがとうございました。
またよろしくお願いします。
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言語関連の用語について

 表現された言語(本来の意味の言語)を単に言葉あるいは言語、ことば…のように表記しています。ソシュール的な意味の言語(言語規範ないし思考言語)はカッコつきで「言語」あるいは「言語langue」・「ラング」・「ことば」等と表記しています。(背景色つきで「言語」のように表記している場合もあります)

 一般的な意味の概念を単に概念と表記し、ソシュール的な意味の概念(語の意義としての概念、いわゆるシニフィエ・語概念)はカッコつきで「概念」と表記します。(2006年9月9日以降)

 また、ある時期からは存在形態の違いに応じて現実形態表象形態概念形態のように用語の背景色を変えて区別しています(この文章では〈知覚形態〉も〈表象形態〉に含めています)。

 ソシュールの規定した用語を再規定し、次のような日本語に置き換えて表記します。詳細は「ソシュール用語の再規定(1)」を参照。

【規範レベルにおける再規定】

・シニフィアン  → 語韻     (ある語音から抽出された音韻)

・シニフィエ   → 語概念(語義) (ある語によって表わされるべき概念)

・シーニュ・記号 → 語規範(語観念)(ある語についての規範認識)

・記号の体系   → 語彙規範   (語すべてについての規範認識)

・言語      → 言語規範   (言語表現に関するすべての規範認識)

語概念・語韻は 語概念⇔語韻語韻⇔語概念)という連合した形で語規範として認識されています。語規範はこのように2つの概念的認識が連合した規範認識です。ソシュールは「言語langue」を「諸記号」相互の規定関係と考えてこれを「記号の体系」あるいは「連合関係」と呼びますが、「記号の体系・連合関係」の実体は語彙規範であり、言語規範を構成している一つの規範認識です。規範認識は概念化された認識つまり〈概念形態〉の認識なのです。

なお、構造言語学・構造主義では「連合関係」は「範列関係(範例関係)」(「パラディグム」)といいかえられその意義も拡張されています。

 語・内語・言語・内言(内言語・思考言語) について、語規範および言語規範に媒介される連合を、三浦つとむの主張する関係意味論の立場からつぎのように規定・定義しています。詳細は『「内語」「内言・思考言語」の再規定』を参照。(2006年10月23日以降)

  : 語規範に媒介された 語音個別概念 という連合を背後にもった表現。

内語 : 語規範に媒介された 語音像⇔個別概念 という連合を背後にもった認識。

言語 : 言語規範に媒介された 言語音(語音の連鎖)⇔個別概念の相互連関 という連合を背後にもった表現。

内言 : 言語規範に媒介された 言語音像(語音像の連鎖)⇔個別概念の相互連関 という連合を背後にもった認識・思考過程。

内語内言は〈表象形態〉の認識です。

なお、上のように規定した 内言(内言語・内的言語・思考言語)、 内語とソシュール派のいうそれらとを区別するために、ソシュール派のそれらは「内言」(「内言語」・「内的言語」・「思考言語」)、「内語」のようにカッコつきで表記します。

また、ソシュールは「内言」つまり表現を前提としない思考過程における内言および内言が行われる領域をも「言語langue」と呼んでいるので、これも必要に応じてカッコつきで「内言」・「内言語」・「内的言語」・「思考言語」のように表記します(これらはすべて内言と規定されます)。さらに、ソシュールは「内語の連鎖」(「分節」された「内言」)を「言連鎖」あるいは「連辞」と呼んでいますが、まぎらわしいので「連辞」に統一します(「連辞」も内言です)。この観点から見た「言語langue」は「連辞関係」と呼ばれます。ソシュールは「内語」あるいは「言語単位」の意味はこの「連辞関係」によって生まれると考え、その意味を「価値」と呼びます。構造言語学では「言(話し言葉)」や「書(書き言葉)」における語の連鎖をも「連辞」と呼び、「連辞関係」を「シンタグム」と呼んでいます。詳細は「ソシュールの「言語」(1)~(4)」「ソシュール用語の再規定(1)~(4)」「ソシュール「言語学」とは何か(1)~(8)」を参照。

 さらに、ソシュールは内言における 語音像⇔個別概念 という形態の連合も「シーニュ・記号」と呼んでいるので、このレベルでの「シニフィアン」・「シニフィエ」についてもきちんと再規定する必要があります。

【内言レベルにおける再規定】

・シニフィアン  → 語音像(個別概念と語規範に媒介されて形成される語音の表象)

・シニフィエ   → 個別概念(知覚や再現表象から形成され、語規範の媒介によって語音像と連合した個別概念)

・シーニュ・記号 → 内語

・言語      → 内言

ソシュールがともに「シーニュ・記号」と呼んでいる2種類の連合 語韻⇔語概念語規範)と 語音像⇔個別概念内語)とは形態が異なっていますのできちんと区別して扱う必要があります。

 また、実際に表現された言語レベルにおいても、語音個別概念 という形態の連合が「シーニュ・記号」と呼ばれることもありますので、このレベルでの「シニフィアン」・「シニフィエ」についてもきちんと再規定する必要があります。

【言語(形象)レベルにおける再規定】

・シニフィアン  → 語音個別概念語規範に媒介されて実際に表現された語の音声。文字言語では文字の形象

・シニフィエ   → 表現された語の意味。個別概念を介して間接的にと結びついている(この個別概念語規範の媒介によってと連合している)

・シーニュ・記号 → (表現されたもの)

・言語      → 言語(表現されたもの)

 語音言語音語音像言語音像語韻についての詳細は「言語音・言語音像・音韻についての覚書」を、内言内語については「ソシュール用語の再規定(4)――思考・内言」を参照して下さい。また、書き言葉や点字・手話についても言語規範が存在し、それらについても各レベルにおける考察が必要ですが、ここでは触れることができません。

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シカゴ・ブルース

シカゴ・ブルース (ID:okrchicagob)

1948年生れ(68歳♂)。国語と理科が好き。ことばについては子供のころからずっと関心を抱いていました。20代半ばに三浦つとむの書に出会って以来言語過程説の立場からことばについて考え続けています。現在は39年間続けた自営(学習塾)の仕事を辞め個人的に依頼されたことだけをこなす日々です。

コメント等では略称の シカゴ を使うこともあります。

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意識と言語(こころとことば)

われわれは人間が『意識』をももっていることをみいだす。しかし『精神』は物質に『つかれて』いるという呪いをもともとおわされており、このばあいに物質は言語の形であらわれる。言語は意識とおなじようにふるい――言語は実践的な意識、他の人間にとっても存在し、したがってまた私自身にとってもはじめて存在する現実的な意識である。そして言語は意識とおなじように他の人間との交通の欲望、その必要からはじめて発生する。したがって意識ははじめからすでにひとつの社会的な産物であり、そして一般に人間が存在するかぎりそうであるほかはない。(マルクス・エンゲルス『ドイツ・イデオロギー』古在由重訳・岩波文庫)


ことばは、人間が心で思っていることをほかの人間に伝えるために使われています。ですから人間の心のありかたについて理解するならばことばのこともわかってきますし、またことばのありかたを理解するときにその場合の人間の心のこまかい動きもわかってきます。
このように、人間の心についての研究とことばについての研究とは密接な関係を持っていて、二つの研究はたがいに助け合いながらすすんでいくことになります。一方なしに他方だけが発展できるわけではありません。
…こうして考えていくと、これまでは神秘的にさえ思われたことばのありかたもまったく合理的だということがおわかりになるでしょう。(三浦つとむ『こころとことば』季節社他)


参考 『認識と言語の理論 I』を読む 1(1)――認識論と言語学三浦つとむ『認識と言語の理論 I』

子どもたちに向けた言葉

ふしぎだと思うこと
  これが科学の芽です
よく観察してたしかめ
そして考えること
  これが科学の茎です
そうして最後になぞがとける
  これが科学の花です
        朝永振一郎

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